[ZerCustoms]
イタリアは豊かだと思う。 まだ行ったことはないが。 そして日本は本当に "豊か" なのか !?
何が豊かかって、例えば 上の写真のたたずまいだ。
横浜だったら この古びた壁は とっくに壊されて 新しいビルが建っていることだろう。
古いものを温存するのか、新しいものに造り変えていくのか、
一見 後者の方がいい様に思えてしまうが。
果たして どちらが豊かに成り得ると言えるのだろうか !?
古来、日本も 古いものを大事にしてきた ....... ハズである。
しかし そのセンスは欧米とは異なっていた。 成長力もあったし、壊す力もあった。
でも そんななかで、" ヴィンテージ " という感覚は育たなかった。 もちろん 今も。
つまり、心の豊かさは 二の次にしてしまった。
多分、自分達には無かった憧れを強く求めてしまった結果だろう。
そして 新しいものを次々に生み出し、消費していく。 しかし それはクォリティーを伴わない、
表向きは小奇麗な街や住まいが出来上がったが、長い年月の中で いい味を醸し出すものは
残念ながら 無い。 だから 百年後の日本の街は 今とすっかり変わっているに違いない。
六本木ヒルズだろうが ミッドタウンだろうが、丸の内や大手町のビジネス街でも、
今の最新のビル建築は 百年の風雪が染みついて いい味を出していくものとは想われない。
いみじくも それが日本のセンスだから。
でも、この写真のイタリアの壁は 百年後も ほぼそのまま残っている可能性は非常に高い。
今迄も数百年に渡って イタリアもイギリスも そうしてきたし、これからも変わらないだろう。
何をもって 豊かで居心地のいい世界なのか、おのずと答えは決まっている様だ。
日本の心の糧はどこに求めたらいいのか ?
さて、写真の本題に戻る。
自分が高校生の頃、六本木のミツワ・自動車に ランボルギーニ・エスパーダが入庫した
という情報を得た私は、これは大変なクルマが上陸したものだと想い、
ミツワに出向き、写真を撮らせてもらうべく 高校生ながら 用意したタバコ 2箱を
そばにいたメカニックに差し出し、目的を果たした。
その際、ガレージの奥にたたずんでいたのが この写真にもある 350GT だった。
日本には ほぼ皆無のヴィンテージ・ボート。 上記ボートはさらにスペシャルで、
当時の Riva の工場で ランボルギーニ 350GT のエンジンを二基がけで装備している。
今回 約三年をかけて この "Riva Aquarama Lamborghini" はレストアされ、
内外装ともに生きかえった。 そして再び 今からの50年、100年を過ごす為に。
心の豊かさと共に、いい時間を駆け抜けていくことであろう。
本当の "大人の心の豊かさ" が ここにある ......... 。
イタリアは豊かだと思う。 まだ行ったことはないが。 そして日本は本当に "豊か" なのか !?
何が豊かかって、例えば 上の写真のたたずまいだ。
横浜だったら この古びた壁は とっくに壊されて 新しいビルが建っていることだろう。
古いものを温存するのか、新しいものに造り変えていくのか、
一見 後者の方がいい様に思えてしまうが。
果たして どちらが豊かに成り得ると言えるのだろうか !?
古来、日本も 古いものを大事にしてきた ....... ハズである。
しかし そのセンスは欧米とは異なっていた。 成長力もあったし、壊す力もあった。
でも そんななかで、" ヴィンテージ " という感覚は育たなかった。 もちろん 今も。
つまり、心の豊かさは 二の次にしてしまった。
多分、自分達には無かった憧れを強く求めてしまった結果だろう。
そして 新しいものを次々に生み出し、消費していく。 しかし それはクォリティーを伴わない、
表向きは小奇麗な街や住まいが出来上がったが、長い年月の中で いい味を醸し出すものは
残念ながら 無い。 だから 百年後の日本の街は 今とすっかり変わっているに違いない。
六本木ヒルズだろうが ミッドタウンだろうが、丸の内や大手町のビジネス街でも、
今の最新のビル建築は 百年の風雪が染みついて いい味を出していくものとは想われない。
いみじくも それが日本のセンスだから。
でも、この写真のイタリアの壁は 百年後も ほぼそのまま残っている可能性は非常に高い。
今迄も数百年に渡って イタリアもイギリスも そうしてきたし、これからも変わらないだろう。
何をもって 豊かで居心地のいい世界なのか、おのずと答えは決まっている様だ。
日本の心の糧はどこに求めたらいいのか ?
さて、写真の本題に戻る。
自分が高校生の頃、六本木のミツワ・自動車に ランボルギーニ・エスパーダが入庫した
という情報を得た私は、これは大変なクルマが上陸したものだと想い、
ミツワに出向き、写真を撮らせてもらうべく 高校生ながら 用意したタバコ 2箱を
そばにいたメカニックに差し出し、目的を果たした。
その際、ガレージの奥にたたずんでいたのが この写真にもある 350GT だった。
日本には ほぼ皆無のヴィンテージ・ボート。 上記ボートはさらにスペシャルで、
当時の Riva の工場で ランボルギーニ 350GT のエンジンを二基がけで装備している。
今回 約三年をかけて この "Riva Aquarama Lamborghini" はレストアされ、
内外装ともに生きかえった。 そして再び 今からの50年、100年を過ごす為に。
心の豊かさと共に、いい時間を駆け抜けていくことであろう。
本当の "大人の心の豊かさ" が ここにある ......... 。