autocar.co.uk
Caterham は、完全クローズド・モデルのクーペを造りたいと考えている。
昨年末の Autocar誌のレポートだ。
この話は2012年末に端を発している。 仏ルノーとの合弁で、互いに新たなスポーツモデルを
造ろうと言う話だった。 ルノーは予定通り目的を達しつつあるが、ケーターハムは そうはいかな
かった。 出資比率は 50 / 50 だったが、別な意味で不釣り合いな合弁だったのだろう。
twitter.com/alpine_cars/status/807570786332512257?ref_src=twsrc%5Etfw
caradvice.com.au/510628/caterham-still-keen-on-practical-sports-car-plan-despite-alpine-deal-collapse/
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/crc
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/new-alpine
stevemckelvie.wordpress.com/2016/02/17/first-look-at-the-new-renault-alpine-a120/
www.youtube.com/watch?v=XCRFuIzXsLY
ルノーとの合弁は解消されたが、ケーターハムは まだ諦めきれずにいる様だ。
チャンスが有れば、独自なプランで これを再開したいつもりらしい。
それには 彼等の様な "中小企業" にとっては予想外な資金が必要だが、この件についても
"適切なパートナー" を捜す事が第一義だと言い、これについても 相手とオープンに話し合う
用意があると言う。 同社のボス・Graham McDonald は、 "セブンに屋根とドアーを貼り付けて
フル・カウルにすればいい。" というが、威勢を張っているだけで、そんな簡単な事でないのは
本人も理解しているハズである。 しかし、"やってみたい !! " のだ。
セブンは ロータス時代から始まって、今年で60年目を迎える。
それを引き継いだケーターハムも一応の成功を納めたが、このままでは安泰でないと考えた !?
街のラーメン屋だって "オレがやれば きっと上手くいく"、と踏んで 店を始める事に違いない。
でも そうじゃない ! 確かに、どこの会社も 自社の未来は考えるべき事ではある。
しかし今回の場合、"事" が そう簡単に行くとは思われないのは容易に想像がつく。
勿論 それなりのクルマを完成させることは出来るかも知れないが、
予定数を捌(さば)くのは 至難の業(わざ)だろう。
Elise の二の舞になってはいけない。 4C にならなくても良い。 Caterham だ !!
まずは 軽量・安価な FR であるべきだろう。
そして ケーターハムが今回 新たに考え得るクルマは、FR のロード・スポーツだと言う。
かって検討した ミッドシップの C120 ではない。
エンジンは Ford を中心に 検討する事らしい。 且つ NA にこだわりたい様だ。
Graham McDonald は、"ルノーとの合弁が解消した時も さしたる軋轢は無かったし、
ルノーは好意的で 将来への含みも残していた。" と言う。
しかし ケーターハムの様な小さな会社に、失敗は許されない。 ...... 私は 危険な賭けだと想うけど。
auto-motor-und-sport.de/news/caterham-c120-das-schwesterauto-der-alpine-11535914.html
実は ケーターハムは ルノーとの合弁を始めるに前後して、"Drive Automotive Design" と接触
している。 クルマのデザインを含めた 相対的なコンセプトをまとめる為にだろう。
当初は、ケーターハムの意向を強く取り入れた ミッドシップの C120 が考えられたと想像する。
それなら 良かった。 でも、今回は FR のクーペだ。
多分 これも Drive Automotive Design に依存している。
drivedesign.co.uk/caterham-c120-renault-alpine/#prettyPhoto
motorchase.com/en/2016/08/renault-killed-best-caterham-history-c120-bring-alpine-life/
確かに ケーターハムは、セブンについては やり尽くした感がないでもない。
だから 次を考えるのは むしろ当然の成り行きでもある。
しかし、大メーカーが既にラインアップしているマーケットに弱小メーカーが参入するのは危険だ。
たとえ コンセプトの中で ケーターハムらしさを醸し出したところで、その販売代理店でさえ、
大企業の比ではない。 希望する販売数量さえ達成できずに終わる可能性は非常に高い。
夢は大きい方がいいが、大き過ぎてもいけない。 価格が極端に安いなら、まだ話は解かる。
販売できる数量は少ないに決まっているから、採算ラインは高くなるに決まっている。
それを避けたかったら、20年前にやって 間もなく終わってしまった "Caterham 21" の様に、
セブンのシャシーにフルボディーを被せて それに屋根を追加すればいいが、
今どき ケーターハムが そんな事をやっても、ユーザーは賛同しないだろう。
むしろ、下記の Aero Seven を出してくれればよかった。 出来映えは 多少中途半端でも
ケーターハムだったら許される。 こんな程度でよい。 屋根なんか いらない。
むしろ その隙を突いたのが、McDonald の前任だった Ansar Ali が始めた"Zenos Cars" である。
しかも その Zenos も、Drive Design がコンセプトを手掛けたものなのだ。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search?q=zenos
drivedesign.co.uk/zenos-e10-designed-to-drive-by-drive/#.WGyGWlOLQY0
早ければ 今月の Autosport International か、来年度にも、Zenos は ミッドシップのクローズド・
モデルを出してくるだろう。 計画は既にある。 ケーターハムより早い !!
Ali は世渡り上手な男だ。 今、Zenos の代表は 当初 次席だった Mark Edwards で、
Ali は昨年10月に、何と McLaren で それなりの地位についてしまった。
つまり MSO(McLaren Special Operations)のマネージング・ディレクターとなり、
顧客の特注と モータースポーツ部門で腕を振るうという。
Ron Denis の後釜と目されてたが、昨年末、たった四か月で閑職に退いたという Jost Capito の
"更に後釜" を Ali が狙ったのではあるまいに。
Capito が Ali に弾かれたなんて考えたくないが、 ........ 余談だった。
autocar.co.uk/car-news/industry/mclaren-special-operations-appoints-ansar-ali-managing-director
とにかく Caterham には頑張って欲しい。
C120 のニュースが流れた時には、ケーターハムは将来的にロータスを追い抜く存在になるのでは
なかろうかと、想ったほどだったが。 夢か ...... 。 どうか、慎重に しっかりと やって下さい !
祈りましょう !!
Caterham は、完全クローズド・モデルのクーペを造りたいと考えている。
昨年末の Autocar誌のレポートだ。
この話は2012年末に端を発している。 仏ルノーとの合弁で、互いに新たなスポーツモデルを
造ろうと言う話だった。 ルノーは予定通り目的を達しつつあるが、ケーターハムは そうはいかな
かった。 出資比率は 50 / 50 だったが、別な意味で不釣り合いな合弁だったのだろう。
twitter.com/alpine_cars/status/807570786332512257?ref_src=twsrc%5Etfw
caradvice.com.au/510628/caterham-still-keen-on-practical-sports-car-plan-despite-alpine-deal-collapse/
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/crc
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/new-alpine
stevemckelvie.wordpress.com/2016/02/17/first-look-at-the-new-renault-alpine-a120/
www.youtube.com/watch?v=XCRFuIzXsLY
ルノーとの合弁は解消されたが、ケーターハムは まだ諦めきれずにいる様だ。
チャンスが有れば、独自なプランで これを再開したいつもりらしい。
それには 彼等の様な "中小企業" にとっては予想外な資金が必要だが、この件についても
"適切なパートナー" を捜す事が第一義だと言い、これについても 相手とオープンに話し合う
用意があると言う。 同社のボス・Graham McDonald は、 "セブンに屋根とドアーを貼り付けて
フル・カウルにすればいい。" というが、威勢を張っているだけで、そんな簡単な事でないのは
本人も理解しているハズである。 しかし、"やってみたい !! " のだ。
セブンは ロータス時代から始まって、今年で60年目を迎える。
それを引き継いだケーターハムも一応の成功を納めたが、このままでは安泰でないと考えた !?
街のラーメン屋だって "オレがやれば きっと上手くいく"、と踏んで 店を始める事に違いない。
でも そうじゃない ! 確かに、どこの会社も 自社の未来は考えるべき事ではある。
しかし今回の場合、"事" が そう簡単に行くとは思われないのは容易に想像がつく。
勿論 それなりのクルマを完成させることは出来るかも知れないが、
予定数を捌(さば)くのは 至難の業(わざ)だろう。
Elise の二の舞になってはいけない。 4C にならなくても良い。 Caterham だ !!
まずは 軽量・安価な FR であるべきだろう。
そして ケーターハムが今回 新たに考え得るクルマは、FR のロード・スポーツだと言う。
かって検討した ミッドシップの C120 ではない。
エンジンは Ford を中心に 検討する事らしい。 且つ NA にこだわりたい様だ。
C120
Graham McDonald は、"ルノーとの合弁が解消した時も さしたる軋轢は無かったし、
ルノーは好意的で 将来への含みも残していた。" と言う。
しかし ケーターハムの様な小さな会社に、失敗は許されない。 ...... 私は 危険な賭けだと想うけど。
auto-motor-und-sport.de/news/caterham-c120-das-schwesterauto-der-alpine-11535914.html
実は ケーターハムは ルノーとの合弁を始めるに前後して、"Drive Automotive Design" と接触
している。 クルマのデザインを含めた 相対的なコンセプトをまとめる為にだろう。
当初は、ケーターハムの意向を強く取り入れた ミッドシップの C120 が考えられたと想像する。
それなら 良かった。 でも、今回は FR のクーペだ。
多分 これも Drive Automotive Design に依存している。
drivedesign.co.uk/caterham-c120-renault-alpine/#prettyPhoto
motorchase.com/en/2016/08/renault-killed-best-caterham-history-c120-bring-alpine-life/
確かに ケーターハムは、セブンについては やり尽くした感がないでもない。
だから 次を考えるのは むしろ当然の成り行きでもある。
しかし、大メーカーが既にラインアップしているマーケットに弱小メーカーが参入するのは危険だ。
たとえ コンセプトの中で ケーターハムらしさを醸し出したところで、その販売代理店でさえ、
大企業の比ではない。 希望する販売数量さえ達成できずに終わる可能性は非常に高い。
夢は大きい方がいいが、大き過ぎてもいけない。 価格が極端に安いなら、まだ話は解かる。
販売できる数量は少ないに決まっているから、採算ラインは高くなるに決まっている。
それを避けたかったら、20年前にやって 間もなく終わってしまった "Caterham 21" の様に、
セブンのシャシーにフルボディーを被せて それに屋根を追加すればいいが、
今どき ケーターハムが そんな事をやっても、ユーザーは賛同しないだろう。
むしろ、下記の Aero Seven を出してくれればよかった。 出来映えは 多少中途半端でも
ケーターハムだったら許される。 こんな程度でよい。 屋根なんか いらない。
Aero Seven Concept / Jan. 2014
むしろ その隙を突いたのが、McDonald の前任だった Ansar Ali が始めた"Zenos Cars" である。
しかも その Zenos も、Drive Design がコンセプトを手掛けたものなのだ。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search?q=zenos
drivedesign.co.uk/zenos-e10-designed-to-drive-by-drive/#.WGyGWlOLQY0
早ければ 今月の Autosport International か、来年度にも、Zenos は ミッドシップのクローズド・
モデルを出してくるだろう。 計画は既にある。 ケーターハムより早い !!
Ali は世渡り上手な男だ。 今、Zenos の代表は 当初 次席だった Mark Edwards で、
Ali は昨年10月に、何と McLaren で それなりの地位についてしまった。
つまり MSO(McLaren Special Operations)のマネージング・ディレクターとなり、
顧客の特注と モータースポーツ部門で腕を振るうという。
Ron Denis の後釜と目されてたが、昨年末、たった四か月で閑職に退いたという Jost Capito の
"更に後釜" を Ali が狙ったのではあるまいに。
Capito が Ali に弾かれたなんて考えたくないが、 ........ 余談だった。
autocar.co.uk/car-news/industry/mclaren-special-operations-appoints-ansar-ali-managing-director
とにかく Caterham には頑張って欲しい。
C120 のニュースが流れた時には、ケーターハムは将来的にロータスを追い抜く存在になるのでは
なかろうかと、想ったほどだったが。 夢か ...... 。 どうか、慎重に しっかりと やって下さい !
祈りましょう !!