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今回は 限られた狭い展示スペース。 後ろには マクラーレンが背を向けて座っている。
Ford の レースに対する執念をも感じさせる New Ford GT。
今回の車輌は、基本 ロードカーだが、それにしても 常にレースも意識しつつ、である。
当面、LMGT クラスで参戦している。
autoweek.com/article/imsa/gearbox-issues-dog-ford-gt-debut-rolex-24-daytona [Jan, 2016]
autoweek.com/sites/default/files/ROLEXWeatherTech%20Championship%20Daytona%20Race%20Unofficial.pdf
2年前のデトロイトで初登場し、私も同年3月のジュネーブで現車を視ているが、
今年のバーミンガムでは、初めて白の "Ford GT" を視ることが出来た。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/fgt1 [ about the "Ford GT" ]
白色のコントラストにより、より一層のディテールの奥深さを実感したので、それに注目して
お伝えしたい。 土曜日の混雑した中での10分間だ。 でも このクルマだけで100枚を超すが、
私の稚拙な写真の中から、なんとか人に見せられるカットを "やっと" 選んで掲載した限りだ。
ま、大したもんじゃありません。
この "Ford GT" は、どの角度、どのカットを切り取っても、美しい造形美に遭遇し、
デザイナーの気迫さえ感じさせる。 一応 ロードカーでありながら、恐らく プロトタイプを
ほぼ そのままのカタチで、市販車として実現していると想われる。
Ford の100周年に際してリリースした 前回の Ford GT は、オリジナルのディティールを
ほぼ踏襲したそのデザインに対し、今回の New GT は中味も外観も 全くの別物として姿を現した。
それでも Ford は "GT40" の存在にこだわり、人々に周知徹底させようとするのか。
Honda が F1 に執着する様に、Ford もまた "GT40" に執念を抱く。
実は Ford 自身、かって "GT40" のオリジナルなブランド名を手放してしまった経緯が有り、
今は自身で "GT40" という名を使うことが出来ない。 だから 今は "Ford GT" と表記する。
https://www.fordgt.com/en_gb/performance/gt/
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/fgt40 [ about the past "GT40" ]
それはさておき、昨年秋くらいから納車を始めると言われていたが、担当するフォード・デーラーで
私自身も確認はしていないので、その状況は定かでない。
そのデーラーも 極く限られたデーラーであるハズだ。 しかも このクルマの販売とメンテナンスの
為に、相当の設備投資をしなくてはならない。
一方、それを買い求めるユーザーも、約4800万円とも言われる価格はともかく、初回ロットで
250台、その後 "様子を見ながら" 250台を追加するだけだ。 それに対して7000台を超す
応募があったと言われている。 しかも 100周年車のオーナーを優先して "選別" する。
勿論、1960年代後半、プロトタイプも数えて 僅か133台しか造られなかった中で、オリジナルの
何台が現存するか判らないが、そのクルマの現所有者も 購入可能な人として登録されるだろう。
そして その審査は昨年後半には終了し、既に本人には通知されたと言う。
多分 日本に来る台数は 1~2台だろう。 いや、来ないかも知れない。
だが、応募者の期待に応えたい、とも言っているらしいので、どうしても欲しい人に可能性は
残されるが、その場合でも さらに "厳選される" ことになろう。
あとは、運よく入手したオーナーを捜して口説き落とすしかなさそうだ。
フォードは、転売や投機を防ぐ為だと言うが、"選別" された人の中には、
様子を見ながら手放す人もいるだろうから、"可能性" は残される。
さあ、どうしたら いいのか !?