2020年1月30日木曜日

2020 Ultima RS




昨年発表された "Ultima RS"。 今季も 概ねそのスペックを引き継いでいる。
但し、Ultima は McLaren の様に 緻密な造り込みではなく、あえて言えば 大変ラフなクルマであり、
英国の典型的な Kit Car のスタイルを貫いている。
そのトップモデルでもある今回の RS は、とんでもない じゃじゃ馬で, 暴力的ですらある。
https://www.ultimasports.co.uk/Models/UltimaRS
https://www.youtube.com/watch?v=Jd8Oiz8kpbk

一番 "おとなしい" のは V8 480bhp Chevrolet LT1 で、それでも 0-60mph は 3.3秒、
最高速は 軽く 280km/h を超える。
中心となる LT5 は 800bhp だが、更にチューニングを施した 1,200bhp を積むと、
0-60mph は僅か 2.3秒、最高速は 400km/h に達する。 初心者は 遠慮すべきだ。

キットカー故に 自分で組み立てることも出来るし、半年足らずで エンジンを含む "材料 " 一式を
用意してくれるらしいが、日本に持ち込む場合は 完成車で輸入すべきだ。
組立ては そんな簡単なもんじゃない !!
さらに キットで輸入した場合、車検の取得は困難を極める事になる。  また 費用も予想外だ。

イギリスには 中古車もある事には有るが、キット組みしたクルマは要注意だ。
勿論、中には 素晴らしい仕上がりも "極くまれに" あるけれど、
自分で レース用車両に携わった経験がある人以外は、止めた方がいい。
私共は これまでに 5台の Ultima を輸入登録した経験があるが、良くも悪くも "中々の " クルマだった。

しかし完成車は 納期2年近くを待たなければならない。 でも その価値は 十分ある、と言ってよい。
私に言わせれば、こんなクルマこそが 我々の求めるクルマの真骨頂だからだ。

https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/ultm  [Past Blog of Ultima]
https://www.ultimasports.co.uk/

過去に3度ほど訪れたことのある現地の工場(工房) は、日本の街中の中規模な修理屋さん程度の広さで、
それでも 何気に清潔な工房は、信頼感さえ感じてしまった。
(狭いから !?) 壁に立てかけてあった新品のチューブラー フレームは、十分な仕上がり具合で、
今どきの カーボンモノコック シャシーと比べたら 前近代的で簡素なモノだが、
真剣なレースでもやらない限りは、日本の街路や高速道路でも 普通に納得出来るものだろう。

Ultima は、人生で一度は所有し 経験すべきクルマである事に違い無い。
日本にこんな ロードカーは "絶対に" 無いからネ。  ウチでは そんなクルマしか扱わないし !!

https://www.0-60specs.com/2020-ultima-rs-extreme-performance-in-a-road-legal-package/
https://www.topspeed.com/cars/others/2020-ultima-rs-ar185734.html
https://www.roadandtrack.com/new-cars/a27888231/2020-ultima-rs-pictures-specs-hp-info-price/

https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/ultima-unveils-road-legal-1200bhp-v8-powered-rs-supercar