2019年3月6日水曜日

Ginetta's Super Sport is coming

https://www.autocar.co.uk/car-news/motor-shows-geneva-motor-show/200mph-ginetta-akula-supercar-revealed
Ginetta supercar reveal exclusive pictures - front
ここ数年は 各社の Supercar, Hypercar が目白押し(?) だが、いよいよ Ginetta も その分野に進出する。
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/lotus-and-williams-partner-develop-omega-hypercar
www.motor1.com/news/302878/lotus-williams-partnership-hypercar-rumors/
http://britishgreenyokohama.blogspot.com/2019/01/brabham-bt62-for-road.html

ジネッタのロードカー開発部門は、全く新しい 600bhp を超える Super Sport を開発中だ。
クルマは この秋以降の発売を目指す、もしくは 公表するらしいが、来月の Jeneva(ジュネーブ) 迄に
プロトタイプが間に合うかは微妙だろう。
既に私は 先月のバーミンガム・ショーのジネッタ・ブースで、
旧知のスタッフから 今回のスーパースポーツが開発中である事を聞かされていた。
但し、エンジンは自社開発だと言うが、その為の過剰投資には留意すべきだろう。
エンジン開発は簡単なモノではないから。 特に コスト面で。
https://www.ginetta.com/05-03-2019
https://twitter.com/GinettaCars

クルマは 機能的なエアロダイナミクスを考慮し、Carbon Fiber のバスタブ状ボディーに、
V8 Engine と Sequential Gearbox を搭載する。  FR のカーボン・バスタブは希少だ。
そして、この分野で カーボンファイバー・ボディーを用いる事は もはや常態化している。

同社は 既にロードカーとして 2010年に G40R をリリースし、また オリジナル・ジネッタの時代には、
今回の スーパースポーツ同様、FR フォルムのクルマ・Ginetta G10 を 65年に登場させていた。
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/g40r

尚、およそ25年前、筆者は オリジナル G10 のオファーを受けた事が有ったが、
当時は既に かなりのポテンシャルを持ったG12 とその プロトタイプまでも手にしていたので、
G10 を購入するには至らなかった。   今 想えば 希少な G10 は入手すべきだった !
www.pistonheads.com/gassing/topic.asp?h=0&f=128&t=1566427 [G10 on PistonHeads]

現行のジネッタ社は、当時の Walklett Brothers が ジネッタの各車を開発していたのと全く異なる
(と言ってよい) 生業(なりわい) をしている会社であり、レース活動をメインとする企業だ。
同社は 今や Le Mans をも見据える状況となった。

Ginetta LMP1 in Birmingham this time
Click to enlarge  ↑

但し 4年前に同社を訪問した際には まだ G40 を生産中で、その工程と裸のシャシーを視た限り、
G40 は 十分な強度とポテンシャルを持ったクルマであることを感じ取ったものだ。
(これは 昨年発表され、シャシーを強化したアリエル・アトム 4 にも 同様な事が言える。)
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/2015/01/ginetta-now.html [january 2015]

今年後半に登場を予定する ジネッタのスーパーカーは、ある意味 一瞬ではあろうが、
これらの集大成として登場するロードカーになると言ってよいだろう。

更に 今後の Ginetta は、それを率いる Lawrence Tomlinson の手腕に懸かっていると言ってよい。
Tomlinson's Dream は、McLaren と肩を並べる事を想い描いているのかも知れないし !?
........ , さあ  どうする (どうなる)  !?     Ginetta !!!

Tomllinson(right side) at Ginetta Waiting Room in Birmingham last month.
   Mike Simpson / Works Driver (left side).                   

https://www.roadandtrack.com/new-cars/future-cars/a26080394/new-ginetta-supercar/
   https://www.motor1.com/news/303178/ginetta-supercar-teaser/
   https://www.motoringresearch.com/car-news-list/new-ginetta-supercar/

2019年2月4日月曜日

BT62 Lap Record at Mount Panorama in Australia

www.motorsportmagazine.com/news/sport-cars/watch-brabham-sets-bathurst-record
Brabham BT62 sets lap record at Bathurst

Sydney(シドニー・Australia) 郊外 Bathurst の Mount Panorama Motor Racing Circuit。
先週末、Brabham BT62 は 同サーキットにおける F1 マシンを除く ラップレコードの新記録を樹立した。
www.bathurst12hour.com.au/  [Maps to the Circuit]

先週末に開催された "LIQUI-MOLY BATHURST  12 HOOUR"  の事前のデモ走行に於いて、
Luke Youlden が BT62 をドライブ、1分58秒69 のラップレコードを記録した。
www.youtube.com/watch?v=Ims7Atn5O_0
(Jenson Button は McLaren F1 で 1分48秒8 を記録している。)

Youlden は 2017 Bathurst 1000 の Winner でもある。
彼によれば、" 2億円を超えるクルマだし、あまり気合いを入れずに 余裕をもって走行した。
57秒を着る事も出来ただろう。" と言う。
www.thedrive.com/accelerator/26298/watch-the-700-hp-brabham-bt62-pulp-bathursts-lap-record

https://www.youtube.com/watch?v=GVmmEgLu5Ck
https://www.youtube.com/watch?v=sk4s3cRuhD0

Brabham は 2021年から WEC に参戦する事を目指す。 Le Mans にも。
http://www.thedrive.com/accelerator/25885/brabham-will-compete-2021-22-fia-wec-season-race-le-mans-in-2022

Brabham Automotive のベースはオーストラリアの Adelaide だが、英国  Hampshire 州 Winchester
に在る Innovation House にも開発拠点を置く。 www.brabhamautomotive.com/

https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/BT62   [about BT62]

2019年1月29日火曜日

The Real One of a Kind

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"BAC" こと Briggs Automotive Company。  http://www.bac-mono.com/
他に類のないクルマ、究極のロードカー、" BAC MONO" をリリースしている。

MONO の情報は 既に7年前から発信され、このブログでも たびたび紹介している。
当時 日本のマガジンには紹介された痕跡はなく、多分 このブログが初めてだったろう。
私共は "目の付け所" が違う, と自負したいところだ。
本格的に販売が開始されて以来、今では バーミンガム・ショーの常連となった。

価格的には 2,500万円を超え、カーボン・ボディーに Dymag のカーボン・ホィールを加えると
3,000万円は軽く超えるが、それでも納得できる資質を持つ。
従来から 韓国 Kumho タイアを履いていたが、昨年 Kumho 自体は 中国系企業に買収された。
今年のショーでは Pirelli を履き、同タイアを選択できる様になったみたいだ。
ホィールは やはり Dymag (ダイマグ) を推奨したい。

さて、凄いのが そのスペックだ。
車重580kg の車体に NA・2.5 litter・305bhp、最高速は 272km/h、0-60mph を 2.8秒で駆け抜ける。
彼等の技術からすれば もう少しの数値アップは容易だろうが、これは ロードカーだ。
"一般人" が十分コントロールできる範囲に収められているハズである。
それが このクルマの素晴らしさだ。 240~50km/h 位までは さしたる不安感も無く巡航出来るだろう。

3年前には 当ブログでも同社を訪問し、クルマと会社の状況を つぶさに観察している。
その質感とセンスの良さに感服し、 "One of a Kind" の意味を実感出来たものだ。
まさに "他に類を見ない"、ある種 究極のロードカーと言ってよい。   英国内にも同類は無い !!



(※ ブログは 5~10日分を表示, それ以前の表記は 最後の記事右下の 前の投稿 をクリック。)

2019年1月28日月曜日

Brabham BT62 for the Road

https://www.carmagazine.co.uk/car-news/first-official-pictures/brabham/brabham-bt62-pictures-specs-performance-release-date-and-uk-price/


今回 バーミンガムに行く前に知り得た このニュース。  出発前のドタバタで すっかり忘れていた。
https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/brabham-bt62-700bhp-hypercar-gain-road-legal-option

たぶん Brabham(ブラバム) はやるだろうと思っていた矢先のアイテムだ。
このところ スーパースポーツをリリースしている各社は、ロードリーガルのハイパーカーを
挙(こぞ) って発表、又は 近い将来に売り出す事を考えている。
Ginetta も Lotus,  Mercedes もだ。

Brabham は 本来 老舗ではあるが、この分野では新参者だ。
でも これに乗り遅れているのは、"主たる先進国 !? " では 日本とアメリカだけ である。
一応、TOYOTA が それらしき表明はしているが、未だ 表立った動きは視えない。 (多分やるけど。)
そのトヨタがやってくれない限り、この手のクルマは 日本では皆無と言ってよい。
https://www.brabhamautomotive.com/

それでも "先進国" と言い張るのは 如何なものか !? 文化の違い、と片づけていいものではなかろう。
日本は "お利口さんな大衆車" しか創れない !?  つまーんない~ !!
だから 私はイギリスに行くのです。 日本には無いものを求めて。
https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/brabham-bt62-how-700bhp-track-car-will-bring-iconic-name-back-racing
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/BT

そんな事はともかく、BT62 の Road Legal には 大いに期待したい。
それは ブラバムがやることにこそ意義があるからだ。  そして そのやり方もブラバム流だ。

つまり、トラックカーである BT62 を ロードカーとして登録できる内容の コンバーションキット を、
ヨーロッパ市場向けに用意すると言うものだ。
キット価格は £150,000 (約2,200万円強) と 決して安くはないが、これにより 1トンを切る車体に
700馬力を積む 2億円のロードカーとして変貌できる事になる。
サーキットまで自走して行くことが出来るのだ。   ..... そして サーキット走行を楽しむ !!!

さて、主な "キット" 内容には Front and Rear Axle lift kit、to change the Steering Lock Range、
Air Conditioning、Door Locks and Immobilizers、additional Interior upholstery
(快適性を "やや" 増す為の内装グッズ) 等が含まれる。
同キットは、BT62 のトラックカーが 今年末のデリバリーが始まるに先駆け、この夏までに用意される。

なお 限定 70台の BT62 は、既に完売しているらしい。   今から欲しがっても、ちょっと遅かったね~ !!

Brabham with "Project Brabham" Logos on my T-Shirt !!

2019年1月27日日曜日

Michel passed away at the age of 86

"Legrand Jazz" /  58年
26日(土)、ミシェル ルグラン(Michel Legrand) が パリの自宅で亡くなった。 86歳。

日本でも よく知られる シェルブールの雨傘 (Les Parapluies de Cherbourg / 64年)、
ロシュフォールの恋人たち (Les Demoiselles de Rochefort / 67年) や、
Steve McQueen が主演した 華麗なる賭け (The Thomas Crown Affair / 67年)、
栄光のル・マン (Le Mans / 71年) を始め、数々の映画音楽を手掛けた作曲家として知られる。

自身も ジャズ・ピアニストとして Miles Davis ら 著名なジャズマン達と共演を果たし、
多くのコンサートにも自演している。
https://www.youtube.com/watch?v=vMg_Jiu2iF8     [with Phil Woods]
https://www.youtube.com/watch?v=GnuJThWZuxM   [with Phil Woods]
https://www.youtube.com/watch?v=LN93Q2z7sq4        [with Oscar Peterson]

映画を観て、そこから流れ来る音楽は 聴く者を魅了して止(や)まない。
フランスのエスプリを漂わせる彼の作風は語り継がれ、
その知性と共に 人々の記憶に永く残り続ける事になるだろう。

私の蔵書 !!

2019年1月26日土曜日

Porsche 935 / Type 991.2 in Autosport International

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たまには ポルシェ !
Porsche については あまり詳しくないので、解説は控えさせて頂きます !!


Atom ..... !?

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私だって 写真の撮り方くらいは 心得ております。 でも いい感じでしょ !!
"たまたま" 手振れしてしまった だけなんですけど。

インスタ映え、してます !?  遠からずインスタグラムも やろうと思ってます。
これまでに撮り貯めた写真、10,000枚くらいは有るし。   ..... もっとか ?

2019年1月25日金曜日

It's a Lunch Time !!

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モーターショーの楽しみの一つ、昼食タイム。 日本のそれとは 一味違う。
取材で飛び廻る中、ホッと安らぐ瞬間でもある。 しばしの休息。
しかも 千円以下で 腹いっぱいになる。 旨いんだよ !!

このショップをやっているのは、夫婦と その息子だろうか。 愛想がいい。
この店は コーヒーとソフトドリンクだけだったが、勿論 他店でビールも飲める。
一見、ヒマそうに見えるが 最初の2日間はトレード・デー(業者向けの日) だから。
一般公開の土・日に 覗いてみたら、店には客が列をなしていた。

2019年1月23日水曜日

B & B, Every Time

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英国 Birmingham (バーミンガム)、いつもの常宿。 現地のブログは いつも此処から発信している。

部屋は たった3室しかない。  モーターショーの会場からはチョット遠いけど、
でも タクシーだったら 10分足らずだ。 朝は気持ちがいいので 会場まで 歩いていく。
暖かい朝食は、近所に 住む宿のオーナーの娘(オバサン) が毎朝 作りに来てくれる。
今まで泊まった どこの B&B の朝食より旨い。  その暖かさが身に染みる !
部屋は とても清潔で 掃除が行き届き、私にとっては ベスト・ワンと言ってよい。

裏庭には 毎朝、リスが朝食を食いに来る。  小鳥も。
のどかな 英国のカントリーサイド、仕事の意欲も湧いてくる。  ...... いいんだな~ !!

窓から裏庭をソ~ッと覗いてみると、野生のリスが食事中 !!

2019年1月22日火曜日

2019 Formula 1 Drivers & Tyres

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       ↑
Honda エンジンを入手した Red Bull は、上の写真の如く 王者 Mercedes に王手をかけられるのか !?
いつになく 多くのドライバーの移籍が目立つ 2019年の F1。

各チームが 今年の新車を公表するのは、概ね 来月の 10日以降になるので、
毎年 ここで展示されるクルマは 以前のモデルだが、そんな中、好調なホンダ・エンジンを
手に入れた Red Bull は 表彰台を狙ってレースに臨む事になった。
Ricciardo が Renault に移籍した後、二人の若手ドライバーを擁して今年のレースを戦う。

一方、今年もタイアの供給を続ける Pirelli は、ドライタイアに関して3種類のカラーリングに絞るとした。
表向きの表示は3種類だが、中味は これまでの様に サーキットの特性に合わせて、
異なったコンパウンドを用意する、という事になる様だ。
ピレリとしては、見た目の煩雑さを避けたいということらしい。


ザウバーを撮るの忘れてた !

2019 F1 Tyres。 左側2本が ウェット、右3本がドライ。