2020年8月2日日曜日

British GP Qualifying

https://www.formula1.com/en/latest/article.a-race-to-lose-for-mercedes-and-hulks-incredible-return-what-to-watch-for-in.2gbTIbV94IkKTc2Vc1Erzu.html
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昨年の Abu Dhabi 以来、Hulkenberg が戻ってきた。
Racing Point の Perez が新型コロナ陽性になった為に、急遽の代役ではある。
Perez の陽性は木曜日の14時過ぎに判明、15時には チームが Hulkenberg に電話で要請したらしい。
僅か一夜にして チームとドライバーは 全ての対処をし、翌日からのフリー走行に備えた。
決して万全な準備をしたとは言えなかったろう。  https://www.bbc.com/sport/formula1/53608989

F1 では チームに新型コロナが発生しても、レースは中止しない事を決めている。
だから ドライバーやスタッフには頻繁な検査と対処が求められるし、レースは 未だ無観客で行われる。
最高の技術集団である F1 は、どこぞの中途半端なコロナ対策よりも遥かに高いレベルとコンセンサスで
対応している。 もしも全レースが中止されれば、世界は東京オリンピックに匹敵するくらいの経済損失
を被る事になるだろうし、その影響は多岐にわたる。
厚生省と東京都 は、F1 のあらゆるソリューションから学ぶべきだ。

さて、予選の結果は以下の通りだ。
Vettel は辛うじて 10番手スタート、相変わらず Ferrari チームの対応は おぼつかない。
Honda勢も Mercedes の後塵を拝している。 Albon は FP2 でクラッシュ、マシンを大破させた。
Red Bull は リアの空力やトラクションに問題を抱え、完璧とは言い難い。
Verstappen は 自身のドライバビリティーで何とかポジションを維持しているが、
Albon には ハードルが高いのかも知れない。

Q3 を前にして 気温22℃、路面温度は 38℃。 イギリスの夏は7月がピークと言われる。

1) Hamilton   2) Bottas   3) Verstappen   4) Leclerc   5) Norris   6)Stroll
7) Sainz    8) Ricciardo   9) Ocon   10) Vettel           [Satarting Grid Today]
Kvyat と Russel が グリッドペナルティーを受け、スタートポジションの降格を受けた。
Hamilton はトラックレコードを更新して ポールポジションを獲得している。

決勝戦は今晩 21:34 からフジテレビNEXT(CS) で放映開始。
レース スタートは、22:10 (現地 14:10。時差8時間)。
Hamilton は地元だし 彼の得意とするコースだ。     強いだろうな ....... 。

2020年7月19日日曜日

Hungarian Grand Prix Finals

 skysports.com
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https://www.formula1.com/en/racing/2020/Hungary.html
[Starting Grid Today]

現地 14:40, レコノサンス・ラップに入る。
グリッドペナルティーも無く、予選通りの順にスタート位置に着くことに。
(今回、筆者自身の体調不良で、土曜日・予選の模様の記述が出来ませんでした。 お詫び申し上げます。)

PS ; ここで レコノサンス・ラップ(Reconnaissance Lap) について簡単に述べる。
レコノサンス・ラップとは、レース開始前(通常 30分前) に各車がピットからスタートし、
1周してグリッドに着くまでのラップの事を言う。  ドライバーは 車輌や路面の状態をチェックする。

レコノサンス・ラップを完走できないと、決勝戦で グリッドからのスタートをする事が出来ず、
ピットレーン・スタートになってしまう。
しかし 今回の Verstappen の場合は、自力で "完走" してグリッドまでたどり着いたので、
出走前の修理をグリッド上で行う事が出来たのかも知れない。
Verstappen は、レコノサンス・ラップ中にブレーキをロックさせてコースアウト、
左フロントから壁に突っ込んでしまったものだ。
しかし ピットには入らず そのままグリッド上でフロント・サスペンション廻りを直すことになった。
作業時間のリミットは 20分弱だろう。 スタート時間の遅れが懸念されるか。

その間、まずは表彰台下にドライバー達が揃って国歌斉唱。
グリッド上では Red Bull のメカニック達が必死で Verstappen のクルマの修理に掛かっている。
現地 15:05(スタート5分前) までにタイアを装着しなければならないが、何とか間に合わせるか。
そして30秒前、間に合った !!  素晴らしい !!     このまま 通常のスタート手順になりそうだ。

今季は Racing Point の2台の活躍が目覚ましい。 2列目スタートだ。
フロントローは Mercedes の2台、2列目に Racing Point が2台、3列目に Ferrari が2台と続く。
Verstappen は7番手、その隣りに McLaren の Norris だ。 最後尾は Alfa Romeo の2台。
Haas の 2台だけが Intermediate を履いている !

15:10,  フォーメーションラップがスタート、水しぶきは あまり無く、部分的だ。
と、そこで Haas の2台がピットに入った ! タイア交換 !?
15:13,  レーススタート !!

Lap   1  Bottas が大きく後れを取って6番手まで後退、Verstappen は3番手に上がった。
            2番手は Stroll, 4,5位はFerrari の2台。
Lap   2  Kvyat がピット、Soft に。 Albon は 11番手。
Lap   3  Replay を視ると、Bottas は2速 スタートしていた。
            Leclerc, Bottas がピットに。 Bottas は Mediume ?
Lap   4  Hamilton, Stroll がピット、Hamilton は Medium. Vettel, Perez も。
            コース上はドライと見てよいか。
Lap   5  セクター2、セクター3はドライコンディションか。
            Verstappen, Ricciardo, Ocon がピット、Verstappen は Hamilton の後、2位で復帰。
            Latifi もピットに入ったがコースインの際に誰かと接触か。 左リアがバーストしている。
Lap   6  3位4位に Haas の2台が居る。 Bottas は まだ7番手、Albon 9番手。
Lap   7  Verstappen が Fastest。 Stroll が Grosjean を抜いて4番手。
            Raikkonen に 5秒ペナルティー。
Lap   8  Bottas と Leclelc が抜きつ抜かれつ。
Lap   9  Hamilton Fastest,  Verstappen との差は8秒。
            3位 Magnussen を Stroll が追う。
Lap 10  Bottas(Medium), Leclerc(Soft) を抜いた。 Leclerc は この Soft を "ゴミだ" と言っている。
Lap 11  Magunussen を Stroll が追う。 多分抜くだろう。
Lap 12  Bottas がストレートエンドで Grosjean を抜いて5番手。
            Albon は Vettel を抜いて8番手。
Lap 13  Albon は更に Leclerc を追う。 差は0.7秒。
Lap 14  Albon,  じわじわと Leclerc を追い詰めるが。 雨雲が近づく。
            Hamilton と Verstappen の差は 10秒。
Lap 15  Albon, Leclerc を追い詰めるが なかなか抜けない。
Lap 16  Albon、外側から仕掛ける。  まだ抜けない。
Lap 17  Gasly がピット、エンジンから白煙。 Stroll 3番手に上がり、Bottas も4番手に。
Lap 18  Leclerc, Albon, Vettel のバトルが続いて、..... Albon, 1コーナーで Leclerc を抜いて7番手に上がった。
            Albon, 第1セクター・第2セクター共 自己ベスト。
            Gasly はリタイアだろう。
Lap 19  Vettel 8番手、Leclerc 9番手に替わった。
Lap 20  perez が Leclerc に仕掛けて ......
Lap 21  Perez には Ricciardo, Sainz が続く。
Lap 22  Leclerc ピット、2.9秒、Medium に。15位復帰。 Hamilton 速い !! 2位 Verstappen に11秒差。
Lap 23  4位 Bottas が 3位 Stroll に少しづつ迫る。
Lap 24  後方では Ricciardo に Sainz が近づこうとするが。
Lap 25  Hamilton 更に Fastest。 Bottas は 3番手を目指して Stroll を追う。
Lap 26  それにしても Racing Point,  頑張る !!
Lap 27  Leclerc は まだ 15位。 雨の様子が今一つハッキリしない。
Lap 28  Hamilton と Verstappen の差は約13秒。コース上では Leclerc と Kvyat だけが Hard タイア。
            Leclerc は Norris を追う。 差は 0.6秒。
Lap 29  Albon は Grosjean に近づき、抜いた !   6番手。
Lap 30  Vettel ピット、Hard に。 2.6秒、Raikkonen の後ろ 12番手復帰。
Lap 31  引き続き Leclerc は Norris を追っている。
Lap 32  Perez が Groslean を抜いて7番手。 Verstappen は 左フロントタイアが厳しくなったか。
Lap 33  ここで Vettel が Fastest。  Leclerc は 13番手に上がっている。 Ocon はピットに。
            Vettel と Leclerc の間には Raikkonen。
Lap 34  雨が少し来たか。  Bottas ピット、Medium, 2.4秒、そのまま4番手。
Lap 35  Raikkonen ピット。 Williams の Latifi も。
Lap 36  Albon ピット、Hard, 2.7秒、Vettel の後、10番手復帰。 Vettel 再び Fastest。
Lap 37  Stroll ピット、Medium 3.1秒、4位に。 これで Bottas は3番手。
            Verstappen ピット、2位で戻った。 Norris も。
            Hamilton ピット、Medium, 3.1秒。
Lap 38  Bottas fastest,  Verstappen に追いつくか。  いずれ 2人の戦いに !
Lap 39  Bottas 更に Verstappen に近づく。  差は 5.3秒。
            Vettel 7番手、Albon 8番手。
Lap 40  Perez は Magnussen を抜いて9位に上がった。
Lap 41  Sainz ピット、3.3秒、Hard, 11番手復帰。
Lap 42  5番手 Ricciardo は 前を行く Stroll に2秒以内。
Lap 43  Latifi がコースアウトしたが 直ぐに復帰。
Lap 44  Bottas は Verstappen に 2.2秒迄近づいた。
            5位 Ricciardo はピット、2.9秒、9番手で復帰。
Lap 45  Verstappen と Bottas の差は 1.26秒 !
Lap 46  Bottas Fastest。  Verstappen のペースは やや落ちる。
Lap 47  Verstappen, Bottas の差は ストレートで1秒以内。
Lap 48  Bottas 更に Fastest。 Ricciardo は Magnussen を抜いて 8番手、
            Ocon は Grosjean を抜いて 13番手。
Lap 49  Verstappen と Bottas の差が近づいているが。
Lap 50  Bottas はまだ3番手、ピットに向う。 2.4秒、Hard 3位のまま復帰。
            Verstappen との差は 22秒に。
Lap 51  Bottas のピットで、Verstappen との差は 22秒になったが。
Lap 52  Stroll 4位、Vettel 5位、Albon 6位。   Bottas Fastest、差は19.6秒。
Lap 53  Leclerc は 10番手。  Stroll ピット、4位復帰。 Stroll ピット、4位のまま。
Lap 54  Vettel 5番手、Albon 6番手。
Lap 55  Bottas fastest。 あと15周、Verstappen との差は 14.5秒、最後に追いつくか。
Lap 56  Hamilton, Verstappen, Bottas, Srroll, Vettel, Albon の順。
Lap 57  Hamilton のタイアには 少しブリスターが。 Kvyat は 12番手。
Lap 58  Bottas Fastest、Verstappen に 10.1秒。
Lap 59  Vettel 5番手、Leclerc 10番手。 雨は来そうにない。
Lap 60  天候の急変が無ければ、各車は 現状のタイアのままか。
Lap 61  Sainz が Leclerc にせまり、1コーナーで抜いた !!
Lap 62  あと8周。 Bottas は Verstappen に追いつくつもりで ......... 。
Lap 63  Bottas fastest のままピットに行こうとしたが、入らず !
Lap 64  Bottas あと7周で Verstappen との差は 6秒を切った。
Lap 65  Albon は 6番手。 Verstappen, Bottas の差は5秒以内に。
Lap 66  あと5周、Bottas 追い着くか。
Lap 67  Hamilton, ピットに向う。 3.6秒、でも余裕うだろう。 Soft。  Albon 5番手に。
Lap 68  Bottas Fastest, Verstappen に1.3秒まで近づいた。
Lap 69  Verstappen 逃げる ....... !
Lap 70  最終ラップ。 Verstappen はどこまで耐える !? 差は 0.6秒。

           そして Hamilton,  優勝。 Hungaroring で8勝。
         
           ...... and  Verstappen 2位をキープ !!  よくやった !! 
           スタート前のつまづきを考えると 大したもんだ。 優勝に値すると言ってよい。

1) Hamilton  2) Verstappen  3) Bottas  4) Stroll  5) Albon  6) Vettel
7) Perez  8) Ricciardo  9) Magnussen  10) Sainz   [Full Race Results]

インタビューアーは Martin Brundle。  Hamilton は得意のサーキットで優勝し、スタッフの支えを称えた。

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ピットレーンスタートを免れた Verstappen もメカニックに感謝。 Verstappen は "Driver of the Day" に。
Bottas は惜しくも2位を逃がした。
今回は 通常の表彰台とシャンパンファイトを。 もちろん マスクは付けたまま。

さあ、次は Silverstone での2連戦、8月2日と 次週9日。

2020年7月17日金曜日

Ariel "Nomad R"

https://www.autocar.co.uk/car-review/ariel/nomad/first-drives/ariel-nomad-r-2020-uk-review
Ariel Nomad R 2020 UK first drive review - static

多分、出て来るだろうと思っていた "Nomad R"
タイアのハイトが このクルマの使途と性格を物語っている。

Nomad R は 一連のオフローダーとはワケが違う。 重量 670kg と超軽量で、0-100km を2.9秒で走り切る。
そこらのスポーツカーが敵う(かなう)ものではない。

ノーマルの Nomad は Honda K24 / 2.4 liter を用いるが、この "Nomad R" は Civic Type R から流用した Honda K20Z3 / 2 liter 335bhp を積み、Eaton Supercharger を備える。
勿論 インタークーラーも装備する。

ギアボックスは Sadiv 6 speed closeratio sequenti と LSD を組み合わせる。
Sadiv のトランスミッションは、かっての Atom V8 や Atom 3.5R でも用いられた信頼性の高いモノである。
足には 18 inch 235/40 Yokohama Advan AO52 を履き、ブレーキは 前後のバランスコントロールが出来る。

https://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/an

英国内の価格は £77,400 (本日のレートで約1,075万円) と やや高額でも、
装備の内容と運動性能を考えれば十分に妥当な価格と言ってよい。
ユーザーに手渡せるのは 来年(2021年) 春先の予定だが、問題は 僅か5台の限定生産だと言う。
売り切れ御免だ。

PS ; この週明け、"もう売れてしまったかい !? " とAriel にメールを投げかけておいたところ、
       案の定、下記の返事が来ていた。

       "Yes there are only 5.   Unfortunately they are all sold out, Sorry !
     
       All the best,   Regards "  と返事が来ていた。   ........ 残念 !!

https://www.motor1.com/news/434004/ariel-nomad-r-revealed/
https://www.motorauthority.com/news/1128875_2021-ariel-nomad-r-rockets-in-with-supercharged-civic-si-engine
https://www.autoexpress.co.uk/ariel/nomad/352744/new-tarmac-spec-ariel-nomad-r-launched-335bhp
https://ukdaytoday.com/technology/2020-07-15/article/ariel-nomad-r-review-faster-335bhp-lightweight-tested-49381/ukdaytoday/
見よ、このフレームの太さを !!      車重に対しての強度は充分だろう。

2020年7月12日日曜日

Steiermark Grand Prix in Spielberg Finals


 formula1.com
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先週の開幕戦に続いて、2週連続のレース開催となった Red bull Ring。
今季第2戦 Formula 1 Steiermark Grnd Prix の決勝戦が間もなく始まろうとしている。
コース全長は 4.318km、全 71周で戦われる。
高低差は 63m、レース開始前の気温は19.8℃、湿度38℃。
上空に雲はあるものの、晴れ間も視える良い天気になった。

昨日の Norris, Leclerc のグリッド降格の決定に加え、Giovinazzi はギアボックス交換の結果、
最後尾19番グリッドからのスタートとなったが、Grosjean がパルクフェルメのルールに抵触した事で
ピットレーンスタートとなった為、Giovinazzi はそのままの位置, 19番グリッドからスタートする。
[Starting Grid Today]

現地 14:40、各車 エコノサンスラップに入った。 時差は7時間。
Albon はピットに戻り、点検と微調整か。

グリッドに着いた Ricciardo の様子を見ると、ヘルメットを外すや否や スタッフから直ぐに
マスクを渡されて装着している。 コロナ対策は かなり徹底している様に見える。
先週同様、一列に勢ぞろいしたドライバー達は片膝を着いて 例のパフォーマンスを示す。
サーキットに併設しているヒストリックな航空機によるエアショーは Red Bull ならではのモノだろう。
コースからは1km は離れていると想われる丘の上の狭い道には、
無観客レースでサーキットに入れない為、50人以上のファンの姿が。 観えるのか ?

Bottas はインタビューで、自身の予選4位にはがっかりしていると答えている。
フロントローは Hamilton と Verstappen、この二人の動向が注目される。

15:13、レース スタート !!

Lap   1  Hamilton, Verstappen, Sainzの順。 後方で Leclerc と Vettel が接触か。
            leclerc が右後方から vettel の右リアに乗り上げたか。
        Safty Car。  Vettel は最後尾に。  Gasly の左リアに Ricciardo が接触している。
Lap   2  ferrari 2台はピットに。 Vettel はガレージ内に。 Leclerc は hard に履き替えた。
Lap   3  レース再開。  Albon 5番手、Gasly 8番手、Kvyat 13番手。
Lap   4  上位陣は変わらず。 
Lap   5  Leclerc ピットに。 左フロアが大きく破損している。リタイア。
            Vettel もピットに入ったまま そのままリタイア。 ダブルリタイア。
Lap   7  Hamilton と Verstappen の差は 1.78秒。  Norris は 10番手。
Lap   8  Albon は Sainz を抜いて4番手に上がる。
Lap 10  上位陣は安定走行を続ける。 順位の変動は無い。
Lap 11  Hamilton と Verstappen の差は やや開いて 2.4秒。
Lap 14  Hamilton fastest。 Albon は4番手キープ。 Racing Point の2台は入賞圏に居る。
Lap 15  Sainz 5番手、Norris 11番手。
Lap 16  8番手の Gasly を Stroll が攻める。
Lap 17  Ricciardo が 仲間の Ocon を抜こうとするが譲った。
Lap 19  Gasly は Perez に抜かれて10番手に。
Lap 20  Norris 11番手、Kvyat 12番手。
Lap 21  Hamilton と Verstappen の差は 5秒近く開いた。
Lap 22  Norris が Gasly を交わして 10番手に。
Lap 23  2位 Verstappen と 3位 Bottas の差は 7.6秒。
Lap 24  Verstappen ピット、Medium に。 3位で復帰。 2位 Bottas の 25秒後。
Lap 26  Ocon がピット、ガレージ内に入った。 リタイア ?
Lap 28  Hmilton ピット、2.6秒。Medium。 
Lap 29  Bottas はまだピットに入らず。 Soft のまま。
Lap 30  Gasly は最後尾 17番手に居るが、いつどうした !?
Lap 32  Racing Point の Stroll 7番手、Perez 8番手。
Lap 33  sainz ピットで手間取った。 13位で復帰。
Lap 34  Stroll ピット。
Lap 35  Bottas ピット、2.3秒、3位で復帰。
Lap 36  Albon ピット、2.3秒、7位復帰、後ろには Kvyat。
Lap 37  Ricciardo は4番手に居るが まだピットは済んでない。
Lap 38  Kvyat ピット、14番手復帰、gasly の後。   Ricciardo も、7位復帰。
Lap 39  Perez ピット、3.7秒、遅い ! しかし sainz の前に出た。
Lap 40 Norris がピット、10位復帰。
Lap 42  Gsly 11番手、Kvyat 12番手。 Verstappen はHamiltonとの差をわずかに詰めた。
Lap 43  Albon は4番手だが、3位 Bottas との差は 30秒以上。
Lap 44  Bottas fastest。
Lap 45  Perez と Stroll,  チームメイト同士のバトル。
Lap 47  Perez は 前を行く Ricciardo に近づく。
Lap 48  Giovinazzi が Gasly を抜いて 11番手に。
Lap 49  Perez が Ricciardo を抜いて5番手に。 次は Albon を狙う !?
Lap 50  6位 Ricciardo に Stroll が迫って。
Lap 52  Stroll が Ricciardo を攻め続けている。
Lap 53  Perz Fastest で 前を行く Albon に3秒以内。
Lap 54  Perez ,  Albon に近づきつつ、2秒差。
Lap 55  Perez 再び Fastest。 差は1秒 !
Lap 57  Perez が Albon を捉えようとしている。 前には周回遅れの Gasly。
Lap 58  Albon、Gasly を抜いて Perez とのバトル。
Lap 59  Albon 逃げる。 
Lap 60  Perz は引き続き Albon を追っている。
Lap 62  あと 10周。 Norris が 同僚 Sainz を抜いて 8番手。
Lap 63  Bottas は verstappen に近づきつつある。
Lap 64  後方では Stroll が Ricciardo に近づき。
Lap 65  Verstappen と Bottas の差は1秒近くに。 そして1秒以内に !
Lap 66  Bottas が Verstappen を抜き、再び Verstappen が Bottas を抜く。
Lap 67  更に Bottas が前に出た。 
Lap 68  4位 Albon と Perez もバトルに。
Lap 69  Verstappen ピット、 2.1秒 !! 3位で復帰。
Lap 70  後方で Sainz が Fastest。 
Lap 71  Stroll, Norris, Ricciardo の強烈なバトル !
            そして 最後に Norris が Racing Point を抜いた !

そして、Mercedes 2台。  1-2 Finish

            Verstappen は3位入賞。 でも Mercedes の壁は厚かった。
            本日の "Driver of the Day" は Perez だった。

            1) Hamilton  2) Bottas  3) Verstappen  4) Albon  5) Norris  6) Perez
            7) Stroll  8) Ricciardo  9) Sainz  10) Kvyat         [Full Race Results]

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            表彰台に対峙する Mercedes のスタッフ達の神妙な顔つきが印象的だ。
            でも さすがに表彰が終わると笑顔が込み出す。
            前回無かったシャンパンファイトはコース上で。

            それにしても 今季の Racing Point は速いかも。 中段勢のトップになるか。

        さて、次も 一週間後の Hungarian Grand Prik, Hungaroring。    3週連続で忙しい。

でも、コロナは続く !!
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2020年7月11日土曜日

2020 Formula1 Pirelli Grosser Preis Der Steiermark Qualifying

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Formula 1 Steiermark (英 : Styrian) GP 予選。
Red Bull Ring がオーストリアのシュタイアーマルク州に在る事を因んでこの呼称が用いられている。
先週末に続いて 同じ Red Bull Ring で開催される今季2戦目、同じサーキットで2週連続開されるのは、
F1 史上初めての事だ。  7月になって初戦が始まった為、短い期間に多くのレースを詰め込んだ事に依る。
コロナ渦で、序盤8戦の内、同じサーキットで2回開催されるのは 今回の Red Bull Ring と
英 Silverstone Circuit の2ヶ所だ。

さて、この週末の問題は雨。
相当な量の雨が見込まれる為、万が一 土曜日の予選が出来ない場合は、決勝当日の午前中に予選を行う。
しかし 雨で それも叶わなかった場合には、金曜日の FP2 の結果をもってスターティンググリッドを
決める事にしていた。
しかし、本日土曜日, ギリギリの判断で予選が行われる事になったものだ。

Q1、かなりの降雨の隙間を見計らってスタートした 土曜日の予選。
18分間の終了近くに Giovinazzi がコースアウトして赤旗となり Q1 はセッション終了。

Q2 の終わりころには 雨脚が強くなり始めた。   でもコースの一部は雨が無かったりする。
ホンダ勢は 一瞬コースアウトしてしまってタイムを失った Kvyat を除き3台が Q3 進出。

雨がやや多くなってスタートした Q3。 Verstappenn はいち早く先頭に並び待機する。
しかし Hamilton が 雨の中 圧倒的な速さでポールポジションを獲得、Verstappen は2番手に着けた。

[当初の予選トップ10  ]
1) Hamilton  2) Verstappen  3) Sainz  4) Bottas  5) Ocon  6) Norris
7) Albon 8) Gasly  9) Ricciardo  10) Vettel      [Full Qualifying Results]

Norris が 3グリッド降格でRicciardo と Vettel の間に割り込み、Albon が 6番手、
Gasly は 7番手に繰り上がって、Honda 勢は 予選10位以内に3台が並んでいる。
また 当初 11位の Leclerc は、Kvyat の走行に支障を与えたと判断され 3グリッド降格、
11番手スタートになった。

速くなった McLaren、Sainz の3番手が目立つ。  でも来季の Sainz は Ferrari への移籍が決まっている。
Sainz の後任には Renault の Ricciardo が McLaren に入る事になる。
そして 何と Alonso も来季にカムバック、Ricciardo の後、Renault で走る事に。
そこで 問題は Ferrari を離脱する事になった Vettel だ。  今のところ 行き場が無い。
Red Bull も Mersedes もオファーは出してないようだ。  ....... さあ、どうする !?

日曜日(12日) の決勝戦の放映は、21:40 からフジテレビNEXT で。
尚 16:00 から Saturday フリー走行(雨, Free Practice Cancceled)、17:20 からは 予選Q3 が再放送される。

2020年7月5日日曜日

2020 Austrian Grand Prix Finals

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ほぼ快晴の オーストリア Red Bull Ring。
待ちに待った 今季開幕戦が始まろうとしている。
コース全長は 4.318km、全 71周で戦われる。 高低差は 63m、気温 27℃、路面温度は 53℃。
1コーナーは ラグナセカと同じ様に大きく駆け上がて、右コーナーになって下っていく。
(ラグナセカは 左に廻ってから 下る。)

現地 14:40、各車 エコノサンスラップに入った。
スターティンググリッドに着いた後、各ドライバーは片膝を着き、例の黒人差別についての弔慰を現した。
その後 表彰台に居る民族衣装の楽隊の音頭で国家斉唱、いつもと違う展開で始まった。

さすが 各チーム共 オリジナルのマスクをしている。
Mercedes の Toto Wolf は マスクではなく シールドスクリーンだ。

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Verstappen は Medium Tire でスタート、それ以外は Soft を選択している。 路面温度は 53℃。
Hamilton は土曜日の Q3 で イェローフラッグを無視して(気づかづ !?) 減速せず、
3グリッド降格ペナルティーで3列目 5番手からスタートする。      [Starting Grid Today]

15:10 フォーメーション ラップが始まった。
15:13 レーススタート !!

Lap   1  Vottas, Verstappen, Noris, Albon, Hmilton の順。  Norris が積極的だ。
             4コーナーで Albon に Hamilton が外側から接触しそうになったが、Hamilton ムリしない。
Lap   2  6位 Perez, Leclerc, Sainz, Stroll, Vettel と続く。
Lap   3  Albon が DRS を使って Noriss を抜き3番手に。
Lap   4  更に Hamilton が Norris を抜いて 4番手に。 Albon と Hamilton の差は まだ 5秒以上。
Lap   5  Gasly 12位、Kvyat 15位。 Norris がちょっと遅いか。
Lap   6  Bottas Fastest で Verstappen の差は 2.3秒。 Albon は3位のまま。
Lap   7  Albon は Hamilton から逃げる。
Lap   8  Albon を Hamilton を追うが まだ。 Hamilton の 3グリッド降格が痛い。
Lap   9  Hamilton が Albon を交わして 3番手に。
Lap 10  Perez が Norris を追っている。 差は 1秒以内。
Lap 11  Vettel はまだ 11位。   ..... と、Verstappen が 1コーナー直前からスローダウン !!
            エンジンが吹けてない !?
Lap 12  Verstappen は最後尾まで下がり、ピットに向う。 アンチストールが解除できない !?
Lap 13  Verstappen, ステアリングを替えて タイアはハードにするも ...... 。  電気系 ? 
Lap 14  しかし Verstappen、一瞬 スタートを試みるも スタート出来ない !
            そしてクルマを降りた。 ピット内をくぐって そのままバックヤードに消える。
            まさかのリタイアだ !! 当然の様に 勝利を狙っていたハズである。
Lap 15  レースは Bottas, Hamilton, Albon の順になった。  4番手に Norris。
Lap 16  8番手 Stroll もエンジンが(?) おかしいか。  Ferrari の PU は !?
Lap 17  Leclerc 6番手、Vettel は取りあえず 9番手に。
Lap 18  Hamilton が Fastest。 Ricciardo が3速のままスローダウン !   ピットへ。
             結果 Vettel は 8番手に。
Lap 19  Gasly は 10番手に上がる。  Riccardo はレースを終えた。
Lap 20  Gasly は Stroll を抜いて 9番手。 Kvyat も 10番手に。  Bottas は 6.6秒 Hamilton の前。
Lap 21  Grosjean はスピンしながらコースを外れた。 Stroll はピットへ向かい ガレージ内に。
Lap 22  Grosjean ピット。 前周でコースアウトしていた。
Lap 23  Vettel はまだ 8番手。 Hamilton と Albon の差は11秒。  しょうがないか。
             Leclerc には Box の指示が出たが戻らずに 6番手で走行を続ける。
Lap 24  Hamilton Fastest。 1位 Bottas との差は 4.5秒。
Lap 25  Haas の Grosjean は最後尾にいる。 Raikkonen がピットに。
            7番手の Sainz までは 全て Soft。
Lap 26  Magnussen がコースアウト、止まったまま。 ブレーキの 片効き ?  Safety Car。
Lap 27  Bottas, Hamilton ピット。 Albon も。 Hamilton は 2.5秒でピットアウト。
             Norris, Perez, Leclerc, Vettel ピット。 ピットレーンで Norris と Perez が絡みそうに。
Lap 28  Safty Car が続いている。 Perez だけが Medium、他は全員 Hard。
Lap 29  Magnussen はブレーキトラブルか。 Bottas は ハンドルを前に押して DAS システムを使い ..... 。
Lap 30  まだ Safty Car。
Lap 31  Safty Car out、レース再開 !!     と、Vettel が焦ってスピン、 15番手まで落ちた。
             Sainz と接触した。
Lap 32  Bottas, Hamilton, Albon, Norris, Perez, Leclerc, Sainz, Gasly, Kvyat.
Lap 33  Bottas は fastest。 Albon は3位を保っている。
             Perez が Norris を抜いて4番手に。   5番手になった Norris の後ろには Leclerc が。
Lap 34  Bottas は更に Fastest、1:08.52 !
Lap 35  Hamilton も Fastest。  Bottas との差は 0.7秒。  Vettel は 15番手のまま。
Lap 36  Leclerc も 6番手のまま。 Norris を Leclerc が追うが。
Lap 37  Leclerc は 1秒差で Norris を追うが。
Lap 38  今季からハロー バーのギアポジション表示が、必要に応じてバックカメラが映る様になった。
Lap 39  Leclerc は 前後を McLaren に挟まれたまま。
Lap 40  後方では Kvyat の後ろに Ocon、その後ろに Giovinazzi。
Lap 41  Bottas と Hamilton の差は 0.6秒、Mercedes の 2台が圧倒的に速い。
            その後 7.2秒遅れて 3位 Albon。
Lap 42  ピット内の Toto Wolf は落ち着いたもんだ ! 余裕か。
Lap 43  Bottas と Hamilton の差は 0.5秒ほど。
Lap 44  Gasly 8位、Kvyat も9位を保つ。
Lap 45  Vettel はまだ 14番手。 やる気は失せたのだろうか !?   Gasly から 10秒以上離れてる。
Lap 46  Mercedes 2台の "独走" が続いている。  2台の差は 1.5秒で。
Lap 47  Albon は Hamilton から10秒遅れて3位を保つ。
            それにしても Verstappen が潰れたのは痛い。
Lap 48  Vettel は Russel(Williams) の後ろ, 14番手にいる。 最後尾は Williams のルーキー Latifi。
Lap 49  一周 4.3km は忙しい ! ブログの記述が大変だ。
Lap 50  Kvyat(Alpha Tauri) を Ocon(Renault) が追う。 Grosjean がコースを外れて .... ピットに向う。
Lap 51  此処で Williams の Russel がスローダウン、グリーンに止まった。 Yellow, and Safty Car。
Lap 52  Albon, Norris, Leclerc がピット。 Albon, Norris は Soft に。  Albon、Mercedes を追う気だ ?
Lap 53  Albon は4番手で Perez を追う事に。Gasly は7番手、Kvyat は 11番手に。
Lap 54  Raikkonen 12番手、Vettel 13番手。
Lap 55  Safty Car Out !!  が、Raikkonen, 右フロントタイアが外れた !! ホィール の締め忘れか。
             外れたタイアが Vettel の直前を横切った !!
             Albon は一瞬 Perez を抜いたが、Raikkonen の事故, Safty Car の直後なのか !?
             順位の表示は Albon 4番手。  実際 4番手に下がっている。
Lap 56  Safty Car が続いている。 
Lap 57  Safty Car。
Lap 58  まだ Safty Car。
Lap 59  Albon の表示が 3番手になっている。 微妙だ。  コントロールメッセージは無い。
            でも "No over taking" の表示も。
Lap 60  Safty Car out !!  Albon は3位のまま Mercedes を追うか。
Lap 61  Albon 攻める !!  ...... が、Albon、Hamilton と接触だ~!! 外側に弾かれた。
             最後尾 13番手まで下がってしまった。 
Lap 62  Albon、Hamilton の接触は審議に。
Lap 63  このまま行けば Perez が (3位) 表彰台だが。
Lap 64  Leclerc が アウトから Norris を抜いて4位。
Lap 65  Leclerc Fastest。 3位の Perez を追う。
Lap 66  Leclerc, Perez を抜いて3位に !!
            そして Albon と接触した Hamilton には 5秒ペナルティー !!
Lap 67  Sainz は 同僚の Norris に仕掛けるが。
Lap 68  Perez にも5秒ペナルティー !! ピットレーンでのインシデントか。
Lap 69  しかし Albon グリーンに止まった !!  どうした ?      接触、コースアウトでのダメージか 。
Lap 70  Kvyat 左リアタイアが 外れた。 サスペンションを壊したのかも知れない。 縁石でバーストも ?
             最後の最後まで目まぐるしい展開が続く !!
Lap 71  最終ラップ !  Norris は差を詰めながら Fastest !!  3位表彰台だ !!
        
            結果、 Bottas 優勝 !!  Pole to Win !!
         そして Norris は 戻る途中で雄叫びを上げる !!     初表彰台だから。
             McLaren のボス Zak Brown も手を叩きながら Norris を迎えに行く。 McLaren の復活だ !

             (Norris and Zak,  last Birmingham  )
             https://britishgreenyokohama.blogspot.com/2019/01/interview-hour-in-birmingham.html

            1) Bottas  2) Leclerc  3) Norris  4) Hamilton  5) Sainz  6) Perez  7) Gasly  8) Ocon
            9) Giovvinazzi  10) Vettel          [Full Race Results]

            Hamilton は 2番手でフィニッシュしたが、Albon と接触したペナルティーで
            4位に降格した。
            Albon も この接触が無ければ表彰台だったろうに。

            それにしても、波乱のレースだった。  Verstappen は何を考える ?
            Honda 勢は 唯一 Gasly だけが 7位入賞で 6ポイントを獲得した。
         
            コース上、インタビュアーは Jenson Button。
            表彰台等の特設ステージは無く、シャンパンファイトも無し。
            ....... そして Bottas には フィンランド国歌。

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skysports.com

            さあ、来週も同じ、この Red Bull Ring で 2週続けて もう一戦 !! ....... コロナだから。

2020年7月4日土曜日

We Race As One / F1 World Championship Begins

 skysports.com
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今年3月、本来の初戦である オーストラリア GP が 金曜日フリー走行直前で中止となって以来、
やっとの事で 2020年 Formula One 今季初のレースが Austrian GP として開催される。  無観客だ。
https://www.formula1.com/en/latest/tags.we-race-as-one.3Wk5Bj3uRQOXQZHaSNq2L.html

新型コロナウイルスがいまだ拡大を続ける中、この3日にはフリー走行(FP 1, FP2)が始まり、
4日(土) に FP3, その後 予選(Q1, Q2, Q3) が行われた。
今季最初のポールポジションは Mercedes の Bottas が獲得している。

そして Ferrari の直線での " 遅さ " が目立った。  "この1年、何をしてたんだ ! " との声も。
Vettel は予選 11位で終わっている。
それに比べて、Racing Point と McLaren の速さが際わ立った。

[Top10 Results in Qualifying  ↓ ]
1) Bottas  2) Hamilton  3) Verstappen  4) Norris  5) Arbon  6) Perez  7) Leclerc  8) Sainz
9) Stroll  10) Ricciardo   [Full Qualifying Results]

明日の決勝の放映は、21:40 からフジテレビNEXTで。 レース開始は 22:10(現地 15:10 時差7時間)

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今季の Mercedes は人種差別への抗議活動に呼応し、マシンのカラーにブラックを多用、
レーシングスーツも黒で統一している。
これらは Hamilton が チーム代表の Toto Wolf に相談を持ち掛け、チームが これに応えたものだと言われる。
更に 各チームのクルマやパドック、セフティカー等の随所にレインボーカラーを配して "We Race As One" の標語を掲げ、F1全体が新型コロナ対策を意識した対応を取る。

また パドックは簡素化されて 豪勢なモーターホームの使用は控えられ、テント等を用いた作業場や プレハブ風の控室が用意される。

尚、世界的な新型コロナウイルスの蔓延で、今季 Pirelli は タイアの生産と供給がひっ迫し、
これまでの様な チーム側のタイアチョイスに呼応する事は難しいと判断、
各チーム一律に Hard 2set、Medium を3set、Soft を 8set。これらを各レース毎に供給する事にした。

2020-Tyre-compound-choices.jpg

2020年6月24日水曜日

Hugaku as No.1

Photo of Fugaku

神戸市ポートアイランドの理化学研究所計算科学研究センターにある Supercomputer Fugaku(富岳) は、
TOP500 に於いて アメリカの "Summit" を抜き 世界最速の性能であると評価された事が判った。
計算速度は 415 Peta Flops と言われる。 https://www.top500.org/lists/top500/2020/06/
富岳は来年からの運行を予定したが、新型コロナ関連の解析を行う為に試験的な運用を既に開始している。

富岳は、これまでは日本の最速機であった "京" の 100倍近い性能と、"京" では得られなかった
より簡便な使い勝手を兼ね備え、ISC(International Supercomputing Conference) のランキング一位
だけでなく、HPCG(High Performance Conjugate Gradient)、HPL-AI、Graph500 を含む計4部門でも
世界一位を獲得した。
これらのポジションを獲得した事で、理化学研究所は 長期に渡って富岳が一位を維持する事に自信を
示している様で、ビッグデータの解析や AI の分野においても世界最高の性能を持つ事になる。

https://www.r-ccs.riken.jp/en/fugaku/project
https://www.fujitsu.com/global/Images/supercomputer-fugaku.pdf

https://www.nytimes.com/2020/06/22/technology/japanese-supercomputer-fugaku-tops-american-chinese-machines.html
https://www.itpro.co.uk/server-storage/high-performance-computing-hpc/356184/arm-fitted-supercomputer-now-the-most-powerful
https://www.hpcwire.com/2020/06/22/japans-fugaku-tops-supercomputing-list-415-petaflops/

2020年6月16日火曜日

415bhp / 680kg Very Best Road Car

https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/donkervoort-d8-gto-jd70-revealed-415bhp-680kg-road-car

Donkerboort D8 GTO JD70

Japanese K-Car(軽自動車)に 400馬力を積んだ様なクルマ、と言えば判り易い。
しかも 列記としたロードカーだ。  勿論そのままサーキットで "遊ぶ " ことも出来る。

オランダの Joop Donkervoort が、自身の 70歳の生誕に合せて開発した(させた) クルマだ。
だから気合いが入っている !!      但し、"JD70" の生産は 限定70台のみ。
Audi Sport 2.5 Litter R5 TFSI, In-Line 5 Turbo / 415bhp を積み、車重は 700kg 以下に収めた。
0-100km/h は2.7秒を誇る。
ボチボチ、最初のクルマが ユーザーに手渡されている頃かも知れない。
https://www.donkervoort.com/en/donkervoort-d8-gto-jd70-donkervoort-celebrates-its-founders-birthday-with-a-high-powered-gift-of-its-own/

https://newsakmi.com/automotive-news/donkervoort-d8-gto-jd70-arrives-first-road-car-capable-of-2g-in-turns/
https://www.topspeed.com/cars/donkervoort/2020-donkervoort-d8-gto-jd70-ar188710.html



彼らが "EX-CORE" と呼ぶカーボンボディーは、EU の少量生産車のクラッシュテストに完全に合致する
優れモノである。 但し それなりの値段(€198,000)は覚悟しなければならない。
日本円換算で 約 2,400万円(現地価格) は、その性能と内容からしても "妥当" な価格と言ってよいだろう。
所かしこにカーボンが多用され、ホィールリムまでもカーボン製だ。
https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/list_j/kinri/kawase.html

"欲しい" ヒトは、私共に連絡を。   限定70台なので "売り切れ御免 !! "。
britishgreenyokohama@gamil.com まで。

PS ; Donkervoort (オランダ。 日本では 通称ドンカーブート ) の歴史は意外と長い。
        Caterham(1973年創業) に遅れる事5年、1978年に Joop Donkerboort(ヨープ ドンケルフォールト)
        が創業、それまでは ケーターハムセブンをキットでオランダに輸入していたらしい。
        当初は自宅ガレージで初めた事だが、現在ではアムステルダム郊外の Lelystad に本社拠点を置く。
        (アリエル アトムも ガレージから始まった。)

        モデルは S7 から始まり、S8(Super 8)、93年からは 現在も続くD8 シリーズに移行する。
        最初はケーターハムと同じく Ford エンジンを積んだが、1999年頃から Audi 1.8 litter Turbo を搭載。
        2013年の D8-GTO 以降は、Audi 2.5 Litter 5-Cylinder Turbo が主流となる。
        2014年、ドイツ国内にも 子会社 Donkervoort Automobielen GmbH を設立し業績を伸ばしている。

2020年5月31日日曜日

SpaceX succeeded docking to ISS

https://earthsky.org/space/watch-online-nasa-coverage-spacex-demo-2
Two men in white space suits with the faceplates open, standing on a road with a rocket in the background.
Astronaut : Douglas Hurley & Robert Behnken

SpaceX (SPace Exploration Technologies) と NASA (National Aeronautics and Space Administration) は
5月31日、ケープカナベラルに隣接する ケネディー宇宙センターから ISS(国際宇宙ステーション) に向けて
Crew Dragon と呼ぶ宇宙船に 乗員2名を載せたロケット(Falcon 9) を打ち上げ、
同日 23時29分(日本時間) 頃に ISS(国際宇宙ステーション) とのドッキングに成功した。

Crew Dragon には操縦桿が無く、通常の運行はタッチパネルで行い、ドッキングは自動制御される。

SpaceX は EV を手掛ける Tesla の CEO・Elon Musk が創設した商業衛星の運用を目的とする民間企業だ。
コスト削減の為に 一度打ち上げたロケットを垂直着陸させ、一段目の機体を再利用する技術を持つ。

https://www.topspeed.com/cars/car-news/spacex-and-nasa-s-historic-launch-in-a-nutshell-ar188596.html
https://www.theverge.com/2020/5/31/21271269/spacex-docking-iss-crew-dragon-nasa-success
https://www.bbc.com/news/science-environment-52855029

https://www.youtube.com/watch?v=s4CISUyYoDc&feature=emb_logo

Crew Dragon spacecraft docked with ISS.

2020年5月25日月曜日

Leclerc with Armani as Fashion Ambassador

 http://scuderiafans.com


Scuderia Ferrari の ルーキードライバー Charles Leclerc は 先週、アルマーニ (Giorgio Armani / aged 85) の
2020年 春夏物コレクションの ブランド アンバサダーとして "就任" した事が伝わっている。

モナコに居を構える 甘いマスクの Charles は、アルマーニにとっても最適な人選だったのだろう。

https://ww.fashionnetwork.com/news/Giorgio-armani-names-f1-pilot-charles-leclerc-as-new-made-to-measure-ambassador,1216684.html

2020年4月23日木曜日

F1 Suzuka 1994 in the rain

https://www.formula1.com/en/latest/article.vote-pick-the-classic-race-you-want-us-to-stream-next-wednesday.2chbRL7vg0CT2tA67OkghZ.html
Japan 94 stream promo CORRECT VERSION

今季 Formula 1 の開催が いつになるのか 危ぶまれる中、
F1 の公式ホームページである https://www.formula1.com/ では、"F1 Rewind" と称して過去のメモリアルなレースビデオを公開している。

日本時間の 昨夜(23日深夜 27:15) には 1994年, 雨の中の 日本GP(鈴鹿) をビデオ配信した。
https://www.formula1.com/en/latest/article.watch-live-join-our-full-race-stream-of-hill-vs-schumacher-in-the-1994.2f2K2pdP6pZM1g6h4FA7Mo.html

https://www.formula1.com/en/latest/article.were-streaming-the-1994-japanese-gp-heres-why-you-should-watch.6Yme3Y8H3tJ4A1RRNhUr5c.html

2020年4月20日月曜日

Morgan Plus Six and 3 Wheeler as limited

https://www.goodwood.com/grr/road/news/2020/4/limited-edition-morgan-plus-six-and-3-wheeler-unveiled/

さて、これは 超限定車だ。  5台しか無い !  もちろん新車。

Netherlands(オランダ) の Utrecht(ユトレヒト) にある モーガン デーラー Louman Exclusive と
Morgan社とのパートナーシップで誕生、同デーラーで販売する(した ? ) クルマである。
既に完売かも。 5台だけだから !!

でも欲しいヒトがあれば、念のため 在庫のチェックをしてみますけど。
在れば 勿論 直輸入 !! 至急の ご検討を !!
https://www.topspeed.com/cars/car-news/morgan-goes-bespoke-with-limited-edition-plus-six-and-3-wheeler-ar188263.html
https://www.motor1.com/news/410388/morgan-60-year-limited-edition/
https://www.carscoops.com/2020/04/morgan-unveils-limited-edition-le60-plus-six-and-3-wheeler/

Louman Exclusive と Morgan社 との提携60周年を期して、車体色により若干仕様の異なる Plus 6
各2台づつの 計4台と、Almond Green の 3Wheeler は1台のみ、合計5台だけ用意された。
Plus 6 は Ice Blue が 2台、Scintilla Silver が 2台。
Pulas 6 は 現地価格で 約 1,120万円、3Wheeler は 約 620万円 (: 為替による)。
上の写真のクルマは Scintilla Silver で、ラジエーターグリルに "6" の透かし塗りが有る。
オランダなので、LHD(左ハンドル) だ。

尚 英国の Morgan Motor Company は、1910年に正式な会社としてスタートしてから 110周年を迎えている。
スゴイね !!  https://www.morgan-motor.com/

それはそれとして  英車好きだったら、モーガンは一度は 手元に置いておきたいクルマだろう。
定年後は Morgan か !?

尚 モーガン社は  この 3月25日から 5月11日まで、新型コロナ対応で臨時休業している。
https://www.morgan-motor.com/covid19/

2020年4月19日日曜日

Silverstone Experience

https://www.autocar.co.uk/car-news/motorsport/silverstone-experience-tour-f1-tracks-museum
Prince Harry opening the Silverstone museum

先月、Silverstone Circuit の一角に 新たな Museum 施設 Silverstone Experience がオープンしている。
https://www.silverstone.co.uk/news/duke-sussex-lewis-hamilton-officially-open-new-museum-silverstone-experience/
https://silverstone-experience.co.uk/          www.youtube.com/watch?v=vHGex5DFNlA


ミュージアムには、同サーキットの歴史や モータースポーツについての幅広い展示が行われている。
Silverstone Circuit は 1948年に開設、50年には F1 World Champion Ship が開催され、
87年以降は 毎年此処で行われる様になった。

ロンドンから車で約 2時間、M1 Motor way の Junction 15A で降りて A43 を南下して
サーキット方向に向かうのが一般的だ。
グランプリ当日は相当混雑するので、ナビ または Google Map を駆使して 脇道から入るのが
得策かもしれない。(但し 上級者向き。)   [Maps to the Circuit]
尚 Covid-19 の影響で 本日現在、サーキットは臨時に休業している。

今期の "希望的観測" としては、まず 7月5日に初戦であるオーストラリアGP を開催し、
次に シルバーストーンでイギリスGP を 2戦開催する計画らしい。
そして 2021年1月までに 全18戦を開催したい意向だ。(本来は 22戦。)
この18戦には 同じ場所で 2戦の開催を含むといわれる。
場合によっては殆んどのレースを無収入で行う様になり、弱小チームの存続の危機が心配されている。
https://www.bbc.com/sport/formula1/52319363
https://www.bbc.com/sport/formula1/52317971

2020年4月12日日曜日

Sir Stirling Moss dies aged 90

https://www.abc.net.au/news/2020-04-12/british-motorsport-great-stirling-moss-dies-aged-90/12143662
Stirling Moss, sitting in a red F1 car, waves to a crowd.

此のところ 訃報が続いている。

本日(4月12日)、Sir Stirling Moss が亡くなった。 1929年生まれ、享年 90歳。
卓越した運転技術が 高く評価されながらも、一度も世界チャンピオンにならなかった為、
"無冠の帝王" と言われた 元F1ドライバー。

51年の Swiss GP でHWM(Hersham and Walton Mortors) でレースデビュー、
1951年から 61年までの10年間を F1に参戦し、Mercedes, Maserati, Vandervell (ヴァンウォール),
Cooper, Lotus 等のマシンをドライブしている。

55年にはメルセデスのワークスに入り、British GP では あの Fangio を追い回して
Pole to Winで F1 初優勝を果たしている。
同年には Mercedes 300SLR で Mille Miglia にも出場して 優勝した。

62年には Pedro Rodriguez, Steeve McQueen らと組んで Sebring 12h でも出走している。
同じ年の Good Wood で重傷を負い、翌年 32歳で引退。(後に 引退は早すぎたと回顧している。)
64年には 富士スピードウェイのアドバイザーとして来日、当初 コースはオーバルで考えられていたが、
モスは現地の地形の状況を喝破、高速バンクを含めた現行のレイアウトに変更させた。

80年以降は ヒストリックカー レース等にも参戦、90年、国際モータースポーツの殿堂入りをする。
2011年(80歳) でレース活動を正式に引退した。

2016年末から約半年間、シンガポールで 胸部感染症のため重篤な状態になり入院していたが、
何とか回復して英国に戻っていた。

https://www.formula1.com/en/latest/article.breaking-news-f1-legend-sir-stirling-moss-dies-age-90.4DnxFpiKWbe2B2ViqYIL5y.html
https://www.bbc.com/sport/formula1/52261216
https://www.theguardian.com/sport/2020/apr/12/stirling-moss-dies-aged-90-formula-one-racing
https://www.express.co.uk/sport/f1-autosport/1268084/Stirling-Moss-dead-How-did-Stirling-Moss-die-Cause-of-death-latest

PS ; https://www.topspeed.com/cars/car-news/sir-stirling-moss-a-closer-look-at-the-legend-ar188221.html

http://britishgreenyokohama.blogspot.com/search/label/mss  [Past News Story on this Blog]


https://www.autocar.co.uk/car-news/motorsport/sir-stirling-moss-obituary-life-and-career-racing-legend

2020年4月11日土曜日

Caterham Seven, Back to the 70's

https://www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/new-caterham-super-seven-1600-revives-spirit-seventies
2020 Caterham Super Seven 1600
Caterham Seven。 私のキャリアは 此処から始まった。
70年代後半、Lotus Twin Cam 1600(with Clamshell) を載せた British Green の Super Seven。
その新車を手に入れた私は、何気に 夕方の商店街に フルオープンで乗り入れてしまった。
そうしたら、...... 上から目線の歩行者に 寄ってたかって見下ろされ、
"穴があったら入りたい" とは この事か、と思ったものだ。 ...... 恥ずかしい !!

そして 父が乗ってみたいと言うので横に座らせ、近くの河川敷まで しばしドライブしたが、
無言だった ..... 。

更に数日後、初めて一人でツーリングに出かけて沼津付近を走行中、
マフラーのステーが折れて宙ぶらりんになってしまった。 だって 新車でしょ !?
慌てて 近くに有った農協の売店で 太めの番線を手に入れ、マフラーをぶら下げた。
念の為 エンジンルームを覗いたら、バッテリーが オイルで ビシャビシャになっていた。
...... 新車だろ !!   ま、当時のセブンは これが常識だった。

そして ウチのお客さんには、セブンで通勤してる人がいる。 今や これが常識。
エアコンはもちろん無いが、恥ずかしさなんか感じない。 余裕だ。
今頃の春風は 心地よく、"なんて いいクルマを手に入れてしまったんだろう" と ほくそ笑む。
こんな快感は 他のクルマでは味わえるものではない。 断言してもいい !!

さて 時は経って Caterham は今回、当時のセブンを彷彿させる Super Sprint モデルをリリースした。
Ford Sigma 1600cc / 135bhp を、僅か 545kg のボデーに載せており、その加速感は想像に難くない。
Jenvey製のキャブレター風スロットルを装備しているので、その吸気音は快感でさえある。
私も最初は騙された。  ウェーバーキャブにとてもよく似ていたから。
https://silodrome.com/jenvey-heritage-dcoe-throttle-bodies/


秋から冬になりかける頃、幌を外して 手に白い息を吹きかけながらの満足感は格別だ。
四輪のバイクとは よく言ったもので、スキーのスラロームを想わせる動きは 気持ちいい事この上ない。
高速道での車線変更は 瞬間移動する異次元の世界で、何の不安も無く行える。  車重が軽いからだ !
Light Weight、ロータスカーズの創業者 Anthony Colin Bruce Chapman の真骨頂である。

フロントフェンダーは サイクルフェンダーではなく、もちろんクラムシェル(Clamshell) だ。
70年代当時は ベンチシートで、座っても落ち着かなかったが、
今のタンデムシートはしっかりと身体をホールドしてくれる。

さて、ケーターハムは 今回のレトロ感あふれるセブンに 特別のボデーも用意している。
下の写真の2台を比べて見ると、フロントウィンドとラジエターグリルの幅広さに気がつくだろうか。
簡単に言えば ワイドボデーだ。 乗ってみると判るが、腕廻りの余裕が 明らかに感じられる。
でも 2台並べても、その違いに気づかないくらい 横方向に上手く "太らせて" いるのだ。
特に 同乗者がいる場合に、この余裕は有難い。

見た目には気付かないが、ケーターハムは確実に進化している。
そして この現代に於いて、この種の満足感を味わえるクルマは "Seven" しか有り得ない。

人生 一回勝負、クルマ好きは 一生に一度は "Seven" を所有すべきである。
あとは 自動運転だろうが EV だろうが 勝手にしてくれればいい。

Seven を知らずして、運転の楽しさを語ること無かれ !
ま、乗ってみれば判るよ。 ....... 乗らないと判らない。 断言してもいい !!

https://www.caterhamcars.com/en/latest/and-now-for-something-completely-different
... and now for something completely different

2020年4月5日日曜日

Mr. Nicol is gone and ......

 www.facebook.com


環境保護活動家の C.W. Nicol (Clive William Nicol) 氏が亡くなった。 享年79歳。
2016年暮れに直腸がんを患い 手術後も療養を続けていたが、一昨日(3日) 長野市内の病院で死去した。

1940年, 英国 Wales(ウェールズ) の Neath Port Talbot 生まれ。
1995年に日本国籍を取得している。 ウェールズ系日本人を自称する環境保護活動家だ。

10代前半から柔道や格闘技に興味を示し、13歳で Cheltenham(チェルトナム) のYMCA で
柔道クラブに入部している。
17歳でカナダに渡り極地探検を断行するも、家族の説得で帰国して大学に進学。
しかし格闘技好きからか 学業に馴染めず、セミプロのレスラーをなりわいとする等、中々の無頼漢だ。


22歳の時には空手を学ぶために来日、初段を取得後はカナダやエチオピア等で環境保護活動に従事する。
その後 再来日するも カナダでの活動も継続しつつ 38歳で再々来日、
2年後の1980年には 日本に定住すべく 長野の黒姫地区に住居を構え、
86年には黒姫の里山を購入して自然保護活動や 作家としての活動にも注力してきた。

私は 縁あって 90年半ばころに 黒姫の書斎と自宅を訪問したことが有る。
もとより英国人だった彼の 日本に於ける活動に非常に感銘を受けていたからだ。

日本を含めて 世界の環境活動に大きく貢献した彼の功績を称え、冥福を祈ろう。

https://english.kyodonews.net/news/2020/04/98d966c0d186-welsh-born-author-environmentalist-cw-nicol-dies.html
https://www.outsideonline.com/1842996/hes-big-hes-bad-hesjapanese#close

2020年3月31日火曜日

It will be OK, or Unhappy Ending

 [ Image ]
ワクチン, 化学者, アウトブレイク, Coronavirus, Sars-Cov-2, ウイルス, 注射

世界中で 新型コロナウイルスの拡散が止まらない。

イギリス政府は 不足している医療機器に対する支援を 各業界に求めているが、
そんな中、英国内に拠点を置く 7つの F1 チーム(Red Bull, Mercedes, McLaren, Renault, Williams,
Racing Point, Haas) が、重篤な患者に必要とされる人工呼吸器の製造をサポートすべく、
"Project Pitlane" と呼ぶ取り組みを開始した。

もとより最先端の技術集団である彼らが そのスキルとリソースを結集して、
レースの現場で見られる様な迅速な対応を得意としつつ 革新的な技術の提供を可能とする。
他の業界とは一線を画する高度な技術を "注入" することだろう。

https://www.formula1.com/en/latest/article.uk-based-f1-teams-unite-around-project-pitlane-to-assist-with-ventilator.7G8gQu9v8j6aSgqk3P52fp.html

https://racer.com/2020/03/27/uk-f1-teams-join-fight-against-covid-19-with-project-pitlane/

https://www.standard.co.uk/sport/formula-one/formula-one-teams-launch-project-pitlane-to-help-end-ventilator-shortage-amid-coronavirus-pandemic-a4400211.html

また 英国政府は East London に NHS England (National Health Service England) の主導のもと、
(新)ナイチンゲール病院と呼ぶ巨大な病院を "急ごしらえ" している。
間もなく出来上がる この病院は 大型のコンベンションセンター(展示会場) "ExCel London" を利用、
世界最大の規模と言われ 4000床のベットが設置される。 [Maps]

ExCeL London
ExCel London(below)

https://www.excel.london/news/excel-to-become-temporary-new-nhs-nightingale-hospital
ExCel には 既に あらゆる設備機材が運び込まれており、遺体安置所までも用意されるらしい。
これに準じた施設は 英国内と北アイルランドにも新設され、バーミンガム(NEC)、マンチェスター、
グラスゴーやカーディフ等が含まれる全国的なものになると言う。

今回の対応は 普段の英国では考えられない様な( !! ) 迅速 かつ大規模な立ち振る舞いであり、
称賛に値する。 英国政府の所作には 目を見張るべきものがあろう。 意外だ !!

遠からず 我が日本でもこれらの対応が必要になる可能性は 非常に高いと想われ、
"起こってからでは遅い" にきまっているので 十分留意すべきである。




ExCel London は、かって筆者も何度となく訪れた事があり、London Motor Show や
Classic Car Show を取材した。
DLR(Dockland Light Railway) の "Custom House for ExCel" 駅に直結しており、
ロンドンの中心部からのアクセスも良い。
近くには London City Airport が在るが、今回は閉鎖されている。

バーミンガムの The National Exhibition Centtre (NEC) も ほぼ毎年訪れており、
巨大な施設で Racing Car Show が開催される。
Birmingham International 駅に直結し、Birmingham Airport にも隣接して大変アクセスの良い立地に在る。

Birmingham NEC

https://britishgreenyokohama.blogspot.com/2017/01/legend-of-lotus-49.html
http://britishgreenyokohama.blogspot.com/2019/01/interview-hour-in-birmingham.html
http://britishgreenyokohama.blogspot.com/2019/01/savev-for-caterham.html
http://britishgreenyokohama.blogspot.com/2016/01/ktm-x-bow-reiter-engineering-gmbh-gt4-x.html
http://britishgreenyokohama.blogspot.com/2016/01/ginetta-g57-revealed-in-birmingham-rac.html
https://britishgreenyokohama.blogspot.com/2016/01/radical-rxc-spider.html

PS(Post Script) :
https://www.autocar.co.uk/car-news/industry/coronavirus-jaguar-land-rover-lends-160-cars-red-cross-nhs

また、Alpha Tauri Honda F1 のチーム代表 Franz Tost は、現在 新型コロナで壊滅的な状況にある
イタリアの窮状について語っている。
既に チームのガレージは閉鎖されており、Franz は チームの本拠地であるイタリア北部 Faenza の自宅で
粛々と業務をこなしており、幸いにしてチームのスタッフから罹患者は出ていないものの、
今季のレース再開については 未だ見通しは明らかでないと言う。
https://racing-elite.com/2020/03/31/how-now-no-longer-to-die-how-franz-tost-copes-with-the-frightening-corona-crisis/

PPS(Post Post Script) 1st April :
日本政府は全世帯に2枚づつマスクを配る事を決め、配送には日本郵便のシステムを使う。
Tesla は人工呼吸器を世界の病院に無償で配布するらしい。
https://twitter.com/elonmusk/status/1245009716935188481
ダイソンも 人工呼吸器の生産に着手する事になった。

日本では テルモ㈱と 泉工医科工業㈱ が人工心肺装置(ECMO) を増産する。
人工心肺装置とは、従来の人工呼吸器を使用しても 肺が機能しなくなった重篤な患者に使用するもので、
血液を機器にバイパスして血中に直接酸素を浸透させて肺機能を代行させるものだ。
但し ECMO を長期間(7日以上)使用した時に予後が悪化する事があり、血中酸素が過剰に増加した場合
更に重篤になる事が有るので注意を要すると言われている。
その際は ECMO に詳しい医療従事者の確保が重要となろう。
https://www.jsicm.org/news/upload/COVID-19-ECMOnet-info_20200324.pdf
https://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/ajrs/003060777j.pdf
https://www.terumo.co.jp/  http://www.mera.co.jp/

2020年3月17日火曜日

Master Historic Racing is concerned about Covid-19 Situation

Ron Maydon が主宰する "Master Historic Racing" から、昨晩遅く 私共にも一通のメールが届いている。
やはり 新型コロナ関連のニュースだ。

彼らが開催する今季のイベントについてだが、来週初頭の "Brands Hatch Test Day" については
予定通り行う様子だが、Portimao / Portugal (4月)、Monza (5月) については延期を決めた。

尚 それ以降、5月後半からのレースについては 検討中だと言う。
(レースは 12月第一週の Sebring まで続く。)
https://www.mastershistoricracing.com/race-calendar/

また 同スポーツカーレースの合間には "Masters Historic Formula 1 Championship" が行われているが、
日本でも "Suzuka Sound of Engine" と称して 2017年にプレイベント、2018年には JAF 公認レースとして
同名のレースが行われている。  残念ながら それ以降 日本での開催は無い。
https://www.mastershistoricracing.com/historic-formula-1/championship/

Dear All,

COVID-19 UPDATE

We know you are all awaiting news of our various upcoming events and thank you for all your phone calls and emails to the office. As you are all aware, the COVID-19 situation has been changing over the last few days so we have been working closely with the event organisers for each of our first upcoming events to work out the options for us all.

So, here is what we know so far for our first three planned events.

Tuesday 24 March, Brands Test Day
This is currently going ahead as planned.

17-19 April, Portimao
We have been monitoring the situation very closely for this event. Early entry interest was strong and we were looking forward to start the season in sunny Portugal! However, as Spanish borders are shutting and travel from around the world is getting more difficult, unfortunately, it’s just not going to be possible to run this event on the planned date. We are currently working on a postponement date with the circuit and will advise you further as soon as we have more information. If you had booked hotels for this event directly with the circuit, any deposits will be transferrable to a later date.

8-10 May, Monza ELMS Support Race
We received news from ELMS on Friday that they were postponing this event to a later date – we have not been advised of the new date as yet.

We will refund or credit any entry fees that have been paid for the Portimao or Monza events.



Changes to other events


At the moment, we just have news about the above events but we will be monitoring the situation for ongoing events very closely. We will keep you updated on a regular basis, as and when we have more information for you.

If you have any questions, please send them to team@mastershistoricracing.com

In the meantime, stay safe and we hope to be racing again soon,

Ron Maydon

2020年3月15日日曜日

2020 Formula 1 is worried due to Coronavirus

https://www.abc.net.au/news/2020-03-11/formula-one-team-members-quarantined-due-to-coronavirus-fears/12047494   いまひとつ浮かない顔の Daniel Ricciardo。↓
Daniel Ricciardo has a neutral expression on his face wearing a yellow Renault cap

F1 は かってない事態に遭遇している。
13日(金)、今季 F1 開幕戦 Australian Grand Prix の中止が急遽 発表された。
https://www.formula1.com/en/latest/article.formula-1-fia-and-agpc-announce-cancellation-of-the-2020-australian-grand.KKpXZDcd77WbO6T0MGoO7.html
https://www.youtube.com/watch?v=jALjNJdNFLg  [Official Response]

本来なら、本日 15日(日) 16:10(日本時間 18:10) から決勝戦のはずだった。
https://www.formula1.com/en/racing/2020/Australia/Timetable.html

当初 Australian GP は レースの開催を否定していなかったが、
12日(木) になって McLaren のスタッフの一人がコロナウイルスに感染したことが判明、
同チームは 2020 Australian GP の欠場を発表した。

これにより、F1 とFIA は 12日(木) の夜に各チーム代表を集めて 急遽レース開催の是非を検討するも、
13日早朝の時点では 開幕戦を中止するという声明は まだ明らかにされていなかった。

Ross Brown は、取りあえず金曜日のフリー走行で様子を見てから考える様だったが、
間もなく、FIA と F1 は Australian GP の中止を正式に発表するに至った。
https://www.youtube.com/watch?v=MeodwVoFpsw
https://www.theguardian.com/sport/2020/mar/13/formula-one-australian-grand-prix-melbourne-coronavirus

https://twitter.com/McLarenF1/status/1238449261156675585
BBC で F1 の記事をコメントしている Andrew Benson は、
Vettel と Raikkonen が13日(金)中には 既に帰国の途に着いたとツィート。
https://twitter.com/andrewbensonf1/status/1238235190494932994

日本時間 13日朝の時点で、イタリアでは COVIT-19 による死者が 1000人を超えていた。
また トランプ大統領は 14日の 4:30am(日本時間) 、アメリカ全土に国家非常事態宣言を発令。
驚くべきは 米国内の検査体制や病床の確保が 当初の中国の状況の如く、
信じられないほどの遅れをとっている事も判明している。
しかし イギリスでは 街の映像を見る限り、人々のマスク姿は 殆んど確認できない。
イギリスらしいと言えばそれまでだが、いずれ感染は拡大していくだろう。

更に F1 の中止や延期に関しては、"放映権" という 現実的 且つ大きな問題が有る。
このところ取沙汰され始めた東京オリンピックも同様な問題を抱えている事だろう。

F1 は既に 中国グランプリの延期を発表していたが、第2戦の Bahrain、第3戦 Vietnam も延期を発表、
5月末の Monaco グランプリの開催も危ぶまれている。
6月5日の Azerbaijan が 今季の開幕戦になるかも知れないが、
その後の GP の開催も含めて 不安は解消されていない。
今後の 事態の推移を見極めるしかないのが実情だ。  困ったもんだ !!

https://www.racefans.net/2020/03/14/coronavirus-not-the-only-obstacle-to-rescheduling-australian-gp-in-2020/

PS ;  ドイツは 物資の輸送や隣国同士の通勤等を除き原則 国境の出入りを禁止する措置を決定した。
        フランス, スペインは既にそれに近い状況になっている。
        いずれ 欧州各国も 同様の措置を取ることになる可能性は高い。
        アジア全域も 同様な懸念が考えられる。 マニラは市内への出入りを規制し始めた。
        モロッコは国際航空 全便の運休を決めている。 インドのコロナ対策は大きく遅れている。
        英国でも 買いだめの人々が スーパーに並び始めた。
        NHK のワールドニュースはコロナの話題で満載だ。
        各国政府の管理能力が試される事になろう。   世界的な恐慌にならない事を祈ろうか。

        日本国民は第二次世界大戦での荒廃を経験し、近年では 神戸大震災や 3.11 を体験している。
        元来より忍耐強い国民だ。 この際、強いかもね !!
        ピンチはチャンスという格言もある。 ...... さあ、どうする !?

2020年3月7日土曜日

        McCoy Tyner is dead and gone

Mccoy Tyner 1973 gh.jpg

Jazz Piano の巨匠、McCoy Tyner (マッコイ タイナー) が逝った。
昨日 6日(金)、New Jersey の自宅で死去。 Born in Philadelphia, Aged 81。

50年代半ばに コルトレーンと合流、60年初頭には Benny Golson, Art Farmer のJazztet と共に過ごすも、
間もなく マイルスのバンドを脱却してきた John Coltrane の カルテットに加入、
Jimmy Garrison, Elvin Jones と共に幾多の名盤を残した。

筆者のお薦めとしては、1969年にリリースされたコルトレーンの "Selflessness"。(Impulse! 盤)
A面全曲が あの "My Favorite Things" である。
学生の頃、歌舞伎町のジャズ喫茶で これを聴いた為に Jazz に のめり込んでしまった。


Elvin に替わって Roy Haynes がドラムを担当するが、コルトレーンのサックスは勿論のこと、
マッコイの流れる様なピアノも圧巻だ。  冥福を祈る !!

2020年3月6日金曜日

Alpha Tauri with Piloti



http://www.automobilsport.com/race-categories--24/race-categories--24,204766,Scuderia-AlphaTauri-stride-into-the-2020-season-with-luxury-driving-shoe-brand-Piloti,news.htm

Scuderia Alpha Tauri Honda は、ラグジュアリー ドライビングシューズ ブランド "Piloti"
新たなパートナーシップ契約を結んでいる。
https://www.scuderiaalphatauri.com/en/partnership-piloti-shoes/
https://alphatauri.com/en-jp/

Piloti はドライビングシューズの分野でも 高級感を打ち出し、機能的なシューズを提供してきた
Canada のブランドだ。 本社と拠点を Toronto に置く。
従来より、他のドライビングシューズとは一線を画すデザインで好評を得ている。
..... いいかも !!  https://piloti.com/

Alpha Tauri のマシンは Formula1.com のファン投票に於いて、今季のマシンのカラーリング部門で
最高の評価を獲得している。
ファッション ブランドの名を冠したチーム名は、今回の Piloti とのタイアップも含めて、
濃紺と白を基調にしたデザインと共に、F1 にファッション性を持ち込んだ最初のチームかも知れない。
その洗礼されたセンスは 十分に評価されていいだろう。 F1 の新たな進化系と言ってよい。
https://www.formula1.com/en/latest/article.alphatauri-at01-voted-best-livery-of-2020-by-f1-com-readers.123i6I05V1GknuHtYUWW40.html