2014年5月1日木曜日

European Union, Worries as to Formula 1

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今のF1は、レースを視るよりも 背後のスクープをひっくり返したほうが面白いかもしれない。

European Union(EU・欧州連合) は、F1での "Big 5" チームの動向を監視している。

ビッグ は "Strategy Group" とも呼ばれており、Red Bull、Ferrari、Mercedes、
McLaren、Lotus を指すが、Williams を含める場合もある。
これら上位グループが、F1に於ける商業収入のかなりの部分を Bernie Eccleston を通じて
受っとっていると言われている状況を鑑み、EU は この事実に関して、欧州連合競争法
European Union Competition Law) に抵触するのではないかという懸念を抱いており、
担当部署が現状を注視している

この事は 今月初め、Marussia、Caterham、Force India、Sauber の小規模4チームが
FIA や上位グループに対して、自分たちの置かれている状況や窮状を書面にして
"直訴" した事に端を発しての事であろう。
下位チームは、このままでは ますますグループ間の格差が拡大し、チーム運営は困難に陥り、
公正な競争を維持しながらのレース展開が望めなくなるのは必至だと言う。

この件に関し、既に 二人の人物が EU 側と面談しており、FIA が商業面に関与してはならない
とされている事を含めて、今後調査が進むことになるのかも知れない。
EU当局の担当者は、現行の FIA の立場に関しても 疑義を抱いているという。
しかしながら、FIA は 今のところ、これらの事に対しては コメントを発していない。

今日(木曜日・1日) ロンドンで、フォースインディアの(副)代表・Bob Fernley らが
この件に関しての "重要な会議" を、Todt とエクレストンに対して求める予定になっている。

エンジンを含めて規格が厳しくなった今年のF1レースは、" 面白くなくなった " と
言われている事に対して、関係者は どの様な決着をつけるのだろうか !?
一部の報道では、エンジン音に関しては、皆んなが望むような "改良 " をする検討が、
既に話し合われているというのも 耳にする。

F1の将来を賭けた今後の動向が 注目されるところだ。