2015年3月29日日曜日

Malaysian GP Final

BBC Sport
vettel

開幕第2戦・F1 Malaysian Grand Prix は、全56周のレースが間もなくスタートする。
最年少(17歳)のドライバー、Max Verstappen は6番手につけている。 立派だ。
また ロータスの Grosjean は、予選の際のピットでの所作の不備で、2グリッド降格、
10番手のスタートとなる。 Manor の Will Stevens はグリッドについていない。

ホンダのパワートレーンは ある種まだ開発途上にあり、本線での完走を目指してデータの
収集にも努めるため、パワーを抑制している。 もうしばらくはガマンだろう。

そして、現地 15:04、レース・スタート !
Hamilton が綺麗なスタート、Vettel もいい感じだったが、Rosberg が2番手で1コーナーに
飛び込んだか。 いや、Vettel が凌いだ。

Lap  2) Raikkonen が左リアをバースト ! ザウバーの Nasr と何らかの絡みか。
     そして、Maldonado も !?
Lap  3) ザウバーの Ericsson が スピンアウト、リタイア。  Safety Car。
Lap  4) Hamilton と Rosberg がピット。 Hard Tyre に交換。 この後 数台がピット。
Lap  5) この間 Vettel が首位。 Hamilton は6位に付ける。
Lap  6) セイフティー・カーが退去。  Rosberg は9番手。
Lap  8) Vettel が依然首位。続いて Force India のHulkenberg、Grosjean、Sainz が続く。
Lap  9) Hamilton が1コーナーで Sainz を抜いて4位浮上。
Lap 10) Hamilton は最終コーナーで Hulkenberg を抜き去り 2位。 速い !
Lap 13) vettel は依然首位で Hamilton に9.4秒差。 Raikkonen は復帰して、現在12番手。
Lap 14) しかし Raikkonen ピット。
Lap 15) Rosberg は3位にいる。 Vettel が首位も、此処でピットに向かう。
Lap 18) Vettel は2.4秒の素早いピット作業で もう一度ミディアムに履替え、3位で復帰している。
     Hamilton は3ストップ、Vettel は2ストップとの予想も。 Vettel は好調だ。
Lap 19) Hamilton は 2位 Vettel に 7.3秒の差をつけている。
Lap 21) なんと Vettel が最終コーナーで 2位 Rosberg を抜いた。
Lap 22) Alonso は残念ながら リタイアとなった。
Lap 24) Hamilton は Pit に向かう。  Vettel 首位に。
Lap 26) Hamilton は Rosberg の後に着く。3位で復帰。
Lap 27)1コーナー、 Red Bull の Kvyat が Hulkenberg と絡んでスピン。
Lap 31) ロータスの Grosjean のスピン、Perez と絡んだか ?   Button が13番手に。
Lap 33) 17歳の Verstappen はスタート時の6位まで復帰している。 立派だ。
      Hulkenberg と Perez は 10秒ペナルティー。
Lap 35) Button は Perez の2.2秒後まで、10位に浮上したが、その後ピットへ。
Lap 37) Vettel がピット。 でもRosberg の前に割り込み 2位確保。
Lap 39) Hamilton は タイアの不調を訴え、ピットに。 ハードに。 Vettel、再び首位に。
Lap 42) Rosberg が最後(と思われる)ピットに。 ミディアム。
     此処で Button にも異変が。 "パワーが落ちた !"
Lap 43) そして、Button が力尽きた。
Lap 46) Vettel が Hamilton に11秒の差をつけながら走行している。 あと10周 !
Lap 51) Vettel は相変わらずリードを続けている。 しかも Raikkonen も4位まで浮上 !
     あと5周。
Lap 53) とは言え、Raikkonen は Rosberg に38秒の差をつけられ、 ........ 。
Lap 54) Massa と Bottas、チームメート同志のバトルが続く。

Lap 56) 最終ラップ。 Vettel は Hamilton に 10.2秒差。 そのまま Chequered !!
     "Grazie !  Grazie !  Grazie ! "

 そして Ferrari  Team Radio。 "Yes、yes、yes、yes。 Great drive、Great drive。
      Ferrari is back !!  Fantastico !! "
           遂に メルセデスの牙城が崩れた !  Hamilton も Rosberg も、今日の Vettel を称賛。
     Mercedes のボス・Toto Wolff は、"It is a wake up call for us." と省みる。

     特筆すべきは、Toro Rosso の若い二人だ。 Red Bull の2台を上回わる結果を出した。 

     1) Vettel   2) Hamilton   3) Rosberg   4) Raikkonen   5) Bottas   6) Massa
     7) Verstappen   8) Sainz Jr.   9) Kvyat   10) Ricciardo

            [Full Race Results]

2015年3月28日土曜日

Final Qualifying in Malaysia

 BBC Sport
Lewis Hamilton

つい先ほど終了した Malaysian GP Final Qualifying。
時折降りしきる強い雨の中、Q3 は コースのコンディションンの回復を待ち、時間は順延された。
そして、明日のポール・ポジションは やはり Hamilton だった。
McLaren と Manor は、残念ながら Q1 で敗退した。
まだまだ 道は険しい !!

10番手までは 次の通り。

1) Hamilton   2) Vettel   3) Rosberg   4) Ricciardo   5) Kvyat   6) Verstappen
7) Massa   8) Grosjean   9) Bottas   10) Ericsson

Qualifying Results Today


明日の決勝は 15:00 スタート。(日本時間 16:00 から。 時差1時間)
当ブログでは、現地の決勝スタートの直後から BBC のライブ・リポートをもとに、
随時 経過をアップしていきます。

Williams team crew member

Race on closed Roads in the UK

 [Source, Autocar.co.uk]

英政府当局は、一般道を封鎖して行う 地域的なモータースポーツ、レース等に対して、
道交法の一部を改正して、規制緩和法案とも言うべき 新たな法改正を 近々に承認する
事になりそうだ。

英モータースポーツ・アソシエーションの Rob Jones 会長は この動きを歓迎、
"この様なレースを愛する多数のサポーター達のコミュニティーの存在が、
今回の決定を促進する大きな力になっている。" とコメントした。

協会や彼らの動きは ここ数年来、この法案を通すための運動を展開し、
現段階では まだ立法化する前段の作業が必要ではあるが、
協会としては、この5月の改正を目指して 出来る限りの努力を惜しまないつもりだという。

これにより スポーツカーの国イギリスは、国民的レベルでのモータースポーツの振興に於いて、
大衆の理解と支持を一層深める原動力となるのは 間違いない。 ........ うらやましい限りだ。

一方で我が国の大衆は、これだけの自動車生産量を誇りながらも、その恩恵を受けることなく
自分たちの楽しみに転嫁できない社会的風潮が残存し、単に利便性のみを追求してしまう
通念に足をすくわれてしまう。 まだまだ未成熟な日本の自動車社会だ !

"British Green Yokohama" 、 ......... イギリス流の熱い血を日本に持ち込み、
コアなファンの為に これからも尽力することを惜しまない。
他では味わえない 濃いソースを注いでみようじゃないか !   ....... ボチボチ 本気だ !!

2015年3月27日金曜日

Alnoso is OK at Malaysia



   abcnews.go.com/

Alonso はバルセロナのプレシーズン・テストでコースアウト、壁に接触して止まった際に
脳震盪を起こして意識を失っていたとの報道を否定した。
止まった直後には、自分でラジオのスイッチを切り、ERS に関連するバッテリーのスイッチも
切ったという。 報道されているような憶測の状況は間違いだとした。
そして 事故の原因は、ステアリングに何らかのトラブルがあったからだと 自身は考えている。

昨日(26日・木) 医師による最終チェックを受けて マレーシアのレースを走ることに問題がない
との結果を伝えられ、今日・金曜日のフリー走行のスケジュールを順調にこなした。
McLaren-Honda のマシンも いまだ完璧な状態ではないにせよ、あらゆるチェックと改善を受け、
今後 徐々にポテンシャルを上げていくものと見られる。

Press Conference / 26 Thu   Press Conference FIA / 27 Today
Results / 27 Today

F1 Malaysian GP は、現地時間で 明日 14:00~15:00 にフリー走行、17:00 から最終予選。
29日(日) 15:00 から決勝を行う。
テレビは、BSフジで 28日(土) 24:00~25:00 に予選、29日(日)は 23:30 から決勝の様子を
放映する。

2015年3月23日月曜日

Elise 20th Anniversary Special Edition


Lotus Elise 20th Anniversary Special Edition : déjà 20 ans

Lotus は 頑張っている(ように見える)。  いゃ、頑張ってる !!
今度は "Elise 20th Anniversary Special Edition" を用意した。

1996年に 市場にエリーゼが投入されて以来、早や 20年が経過している。
ウチも  96年に英国デーラーの店頭に並んでから僅か一週間後、空輸で日本に持ち込んだ。
以来、全世界で今迄に 32,000台のエリーゼが店頭に並ぶ。

当初 120馬力ほどのエリーゼは、今や220馬力を積むようになったが、
当時 600キロ台後半だった車重は、時代と共に装備を充実させた結果、900Kg を超える迄に
なってしまった。 もちろん、高速域での操縦安定性はそれなりに充実してきたが、
その分 街中での常用スピードで、軽くてヒラヒラした小気味よい走りは亡くなってしまった。
本来のライトウェイトの走りは どこへ行ってしまったのか !?

快適さを求めるのは それはそれで良い事だが、その為に自重が重くなり、
軽さ由えの快感が損なわれるのは 私としては許し難い。
馬力だけでねじ伏せるような走り方は して欲しくない。 そんなのは 誰だって出来ることだ。

イギリスには エリーゼより軽くて速いクルマは、いくらでも(! )ある。
でも、一見、素人目には普通のスポーツカーに見えるクルマが、
実は羽のように軽くて 信じがたい走りをするというのは 貴重だった。
これが本来のロータスのハズである。
しかし、時代の流れを変えるのは 難しい。 だから 今のロータスは、ある種 正しい進化形だ。

でも "ライト・ウェイト" は、ロータスの代名詞でもあった。 しかも 安価でなくてはならぬ。
その責務を ロータスは忘れてはならない。
いつも想うことだが、1600クラスの 軽くて、安い、速い "吉野家" の牛丼みたいなクルマを
用意すべきだ。 これに ロータスの看板を背負ったヤツを実現させなければ意味がない。
ミッド・シップは ややコストがかさむから、昔のエランよりひと回りだけ大きい FR でいい。
高価で速いクルマは、誰でも造れる。
市場性のある こういうクルマは、いまだに ロータスしか造れないだろう。 ...... 頑張って欲しい。

でも、ロータスは 今それどころではない。
従業員数を大幅にカットし、あらゆるコストを削減しながら 売れるクルマを造らなければならない。
その為には今の持ち駒を、より速くて魅力的なクルマに仕立て上げる。
今 ロータスがやっている事は、そういうことだ。

昨年来 新任の社長 Jean-Marc Gales は、難しい舵取りを迫られている(ハズだ)。
だから、本来 フラッグ・シップであるべきの Esprit や 新たなライト・ウェイトなんかを
世に出す余裕はない(ハズだ)。  でも Gales は、次は SUV と 4ドア・セダンだと言っている。
それで いいのかな~ !?

本来、此処で重要な役割を果たすべきは、現行のロータスの親会社であるマレーシアの
Proton 改め DRB-Hicom である。 親として 更なる資金を投入すべきは、今だろう。
目先きのデーラーの数を いくら増やしても、売れるクルマを造らなければ意味がない。
ロータスでなければ造れないクルマを造らなければ、ロータスの存在価値は無い。
今 其れを支えなければならないのは、マレーシアだ。

さて、話は元に戻そう。
"Elise 20th Anniversary Special Edition" は Elise S Club Racer をベースに、
先の Exige S Club Racer 同様、鍛造ホィール、スポーツ・シート、センターコンソールまでも
軽量化して、取り敢えず10Kg 軽量化して 総重量は 914Kg とした。(重い ! )
0-100Km/h は4.6秒、最高速は232Km/h。

ボディーカラーは、Blue、Green、Yellow、Silverで、Rear diffuser、Wing Mirror、roll hoop cover、
back sction は Matt Black に塗装される。 ホィールもマット・ブラックで、センター・コンソールは
ボディーと同色。 シートの材質は レザー またはアルカンタラを選ぶ事が出来る。
車輛価格は £39,900 - で 間もなくデリバリーが始まるらしい。

2015年3月22日日曜日

Branson feels, "Tesla is sexy ! "

autonews.com/richard-bransons-virgin-gearing-up-to-take-on-tesla


エアライン、鉄道網、ミュージック・ストア、携帯事業、更に スペース・シップまでを手掛ける
Virgin Group の総師・Sir Richard Branson は、昨年来の Formula E 参戦の好調を基に、
次のターゲットとして、電気自動車の分野への進出を目論んでいる様だ。

先週のマイアミでの Formula E の席上、"我々は 既に電気自動車の分野でのスタッフ、
チームを動かしている。" と発言、Tesla の Elon Musk が手掛ける SpaceX に近似した
商業ベースを狙った航空宇宙事業の分野で、テスラを意識した事業展開を押し推めるなか、
次なる展開として 電気自動車のビジネスへ進出する旨を示唆している。
http://ja.wikipedia.org/spaceX/

テスラ自身は アップルやグーグルと組んで、電気自動車で オートマティック・ドライブを
実現させるべく その開発を目指している様だが、Branson も いずれ 似たような分野に
進出することを目論んでいるのかも知れない。

そんな中、Virgin Racing のマイアミのレース結果は 8位と11位だったが、
まだ シーズン半ばのリザルトは決して悪くなく、ドラーバーズで チームの Sam Bird が三番手、
コンストラクターズでも三番手と 健闘している。

Virgin Could Build Tesla-Fighting EV

グループのスポークスマン、Nick Fox はロイターの取材に対し、"既に来期のフォーミュラE・Car
についても企画が進んでおり、それを踏まえて 今後のビジネスに反映させるべく鋭意検討して
いる。" と言い、総師 Branson も 相当前向きな事業展開を頭に描いているに違いない。

Musk や Branson の構想は、時代の大勢としては まだ未知数な部分があるにせよ、
いつの世も、彼らのような人々が 時代を変革させてきたのも事実であり、
今後の動向には 大いに期待できることだろう。  ...... いいネ !!

イギリスとアメリカ、二人の時代の寵児は 何時(どき)も目を離せないチャレンジャーだ !

2015年3月21日土曜日

New Exige S Club Racer is faster, lighter one

           carscoops.com  Click ↓

Lotus は 各モデル共に、"前向きな" 改良を行っている。
このたびは 新たな "Exige S Club Racer " を登場させる。  英国では既にデリバリー可能だ。
あらためて、"Track-Focused Exige S" を標榜する。

Toyota・ベースの 3.5 liter V6 / 345hp で 0-100Km/h は4秒、最高速は 274Km/h で、
この辺は 従来の Exige S を ほぼ踏襲している。
しかし、バッテリーや センターコンソール、ドアやスポーツ・シートを軽量化、
これらにより 従来の Exige S から15Kg を削った。 トータルの乾燥重量は 1161Kg。

また Larger Front Splitter、Rear Wing、Motorsport-Spec Flat Underside を改良し、
160Km/h で 42Kg の Downforce を得ている。
もちろん 6速オートマは設定せず、6速のマニュアル・トランスミッションのみとする。
"Drive、Sport、Race" の3モードを備え、Sport と Race モ-ドでは スロットル・レスポンスも
改善した。

インテリアは、軽量化したスポーツ・シートを、レザー もしくは アルカンタラの素材を同価格で
選択でき、ステアリングも クラブ・レーサー専用のデザインとなる。
エアコン(£1,250)と CDラジオ・USB ハブ(£1,200)はオプション。

ボディー・カラーは Exige OrangeMetallic WhiteMetallic Yellow がチョイスでき、
Matt Black(£2,000) がオプションとなる。 また、センター・コンソールは ボデーと同色。
但し、スタンダード・カラーでも Front Splitter、Rear Wing、Front Access Panel、Roof Panel、
Side Mirror は Matt Black に塗装される。

車輛価格は スタンダード・Exige S より £2,400 高い£56,900 - から。
(TTS /www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/kawase.html)
尚、Club Racer は、北米での販売は行わない。
日本への導入は まだ未定(?)だが、当店では 既に受付を開始している。
britishgreenyokohama@gmail.com

2015年3月20日金曜日

"3-Eleven"

 autogespot.nl
Lotus 2-Eleven 3

Lotus の CEO、Jean-Marc Gales は次の手を考えている。
あのアイコニックな 2-Eleven を 3-Eleven に昇格させることだ。

今月のジュネーブで 400hpの Evora を発表したばかりだが、次は9月のフランクフルトで
同じ V6・3.5liter で 420hp の "3-Eleven" を登場させる。
"Evora 400" の車重・1415Kg に対し 890Kg しかない 3-Eleven は、その走りは容易に想像
出来るだろう。 最高速は 290Km/h に達する。

トラック用には もちろん、ロードリーガルとしても十分な使い勝手を持ち合わせるし、
なによりも この姿かたちで 路上に置いた時のインパクトは、誰にも負けない資質を 視る者に
感じさせるハズだ。  但し Exige のフレームがベースとなるだろうから、ひと回り大きくなるか。

9月の発表時には 今と多少異なるデティールを装ってくるだろうが、基本はこの雰囲気だろう。
"正規の" ロード・カーとして、ここまで潔(いさぎよ)いクルマは なかなか お目に掛かれる
モノではない。 それが何よりだ。  www.autogespot.nl/lotus-2-eleven/

尚、このモデルは 限定311台しか用意しないと言っている。(3-Eleven だから ! )
多分、ここ1~2日で 半分は予約が入ってしまっただろうから、欲しいヒトは 急ぎ 連絡されたし。
britishgreenyokohama@gmail.com

 taringa.net

2015年3月18日水曜日

Nardi-Danese 6C 2500

 www.crankandpiston.com


"Nardi " といえば 我々にとっては イタリア製のウッド・ステアリングホィールとして、
一世を風靡したモノで、60年代頃から 日本の市場でも比較的容易に入手できた。
だから 国産のクルマに、ナルディ用のボスを調達して 付け替えては 悦に入っていたものだ。

さて その張本人、1907年生まれの Enrico Nardi は、なかなかのキャリアを持った人物で、
一時期は スクーデリア・フェラーリにも在籍し、テスト・ドライバーとしても 名を馳せた。
また、Tipo 815 を駆って、フェーラーリのドライバーとして ミレミリアに初参加している。

その ナルディが、1948年から49年にかけて、Mille Miglia と Targa Florio の為に わずか3台だけ
制作したのが "Nardi-Danese 6C 2500" である。
"6C 2500" は、38年から52年にかけて造られた 2.5 liter inline-six エンジンを積んだ
"Alfa Romeo 6C 2500" に由来する。

今、その貴重な一台の Nardi-Danese は、実に気鋭な 76歳の Dick DeLuna の手によって
手厚く保管され、彼自身も 時にそれを カリフォルニアの台地でドライブすることに いそしむ。
そして、その様子は Petrolicious のVideo に記録され、いま 我々も 垣間見ることが出来る。
[www.youtube.com/watch?v=0zefQVHfSIY]
www.petrolicious.com/a-look-at-the-rare-and-racy-nardi-danese-6c


いつの世も その数奇な遺産は、志(こころざし)を貫徹しようとする者によって 永遠の命を
つないでいくものだ。
その一場面に出くわした我々も また、一途(いちず)の感動を味わえるのは 幸せであろう。
できれば その張本人になってみたかったが、 .......... あ~ !!

2015年3月15日日曜日

Australian Gand Prix Final

       BBC Sport
Lewis and Arnie

開幕第一戦の Australian GP。 Hamilton の PP で 間もなくスタートする。
メルセデスの二人がフロント・ローを独占し、Massa、Vettel が二列目でスタート。
Baottas は背中の怪我で欠場の模様。

また、フォーメーション前のテスト・走行で、マクラーレン・ホンダの Magunussen が、
コース上でストップ。 電気系もしくはイグニッションのトラブルらしい。
決勝の走行が、微妙な状況だ。
もう一人、レッドブルの Kvyat もコース上でストップしてしまった。  ......... 、ん !!

結局、Manor のチームの2台も出走できないようで、決勝は 15台で行うことに為りそうだ。
そんな中、現地 14:02、フォーメーションはスタートした。


そして、14:04、決勝レースがスタート !!  Hamilton は1コーナーに キレイに飛び込んだ。
しかし、Maldonado が2コーナーで スピン。 すぐに セフティー・カーが入る。

Lap  2) 2台の Lotus がピットにいるが !!  でも、Grosjean は発進したようだが。
     セフティーカーは、次のラップで退避するだろう。 Hamilton 順調。

Lap  4) 2位 Rosberg の次に Massa、Vettel、Nasr と続く。
Lap  8) Rosberg が Hamilton を交わしたか。
Lap 12) Hamilton、Rosberg、Massa、Vettel、Nasr、Ricciardo の順。
Lap 13) グリッド・スタートになった Button は、
     "Good Job Jenson, keep making life difficult for him " as Team Radio。
      Force India の Perez とバトルを繰り広げる Button に、チームは、
      "コース上は 13台しかいない。 ポイントのチャンスだ。 頑張れ。"

Lap 15) 2台の Lotus は、既にリタイアしている。
Lap 19) 17週目でタイア交換した Raikkonen は、現在11位。
     Massa は3位、4位 Vettel に1.5秒差。 
Lap 22) Massa ピットへ。 ミディアムに履き替えて 6位でコース上に戻る。
Lap 24) Ricciardo もミディアムに。
Lap 26) メルセデスの2台は 相変わらず順調だ。 Rosberg は まだピットに入っていない。
Lap 28) Button は 10位から11位に移るも、未だピットには入っていない。
     しかし、タイアに何らかの問題を抱えているかも知れない。

Lap 30) Hamilton、Rosberg、Vettel、Massa、Raikkonen、Verstappen の順。
     レースは後半に。
Lap 31) Raikkonen が順調。自身のベストラップを叩き出す。
Lap 34) ここで 若い Verstsppen がリタイアか。 白煙を上げてピットに。
Lap 38) Hamilton / 1:31.514、 Rosberg / 1:31. 僅差だ。
Lap 41) Sauver のNasr が健闘している。
     しかし Raikkonen が止まってしまった。 左リア・タイアの破損か。 リタイア。
Lap 42) Button は10位に浮上。 このまま何とかポイントをキープしたい !
     でも、次の周で Perez に交わされる。
Lap 46) Williams の Massa も 3位Vettel に2.5秒遅れで 食い下がる。
Lap 49) Hamilton は自己ベストの 1:31:023 を叩く。 メルセデスの1-2 は続いている。
Lap 50) Jenson's Team Radio,  "big, big problem" スピードが落ちたか ?
Lap 54) 残りあと4周、 Hamilton と Rosberg の差は 1.9秒。


そして、Lap58),  レース終了。 開幕第一戦は メルセデスの 1-2 で終わった。

1) Hamilton  2) Rosberg  3) Vettel  4) Massa  5) Nors  6) Ricciardo
7) Hulkenberg  8) Ericsson  9)  Sainz Jnr  10) Perez  11) Button

[Full Race Results today]

McLaren-Honda は 最後尾ながら、何とか Button が走り切った。
取り敢えず、貴重なデータ収集は 目的を達したかも知れない。
Mugnussen の乗ったクルマは 原因の究明が待たれるが、大事ではなさそうだ。
さあ、次ぎへ ステップ・アップだ。  きっと 旨く行く !!   期待しよう。


テレビは このあと 17:00 から BSフジで。

2015年3月14日土曜日

Third Practice of Australian GP Today

       [BBC Sport]
Lewis Hamilton

明日の本番を迎えて McLaren-Honda は、まだ満足のいく状況ではない。
でもチームは、"これは想定の範囲内であり、日々・周回ごとの学習は 確実に成果を
上げている。" といい、パワーユニットとクルマ全体の仕上がりは、着実に進化を遂げている。
少ない練習時間と公式練習のなかで、最高の努力をしている様ではある。

今の F1は、がんじがらめの規則の中で 最大限の結果を出さなければならない。
昨年のルール改正以降、一年以上の実戦の経験をもつ 他のチームのマシンに比べ、
マクラーレン・ホンダのマシンはまだ、幼稚園児のようなものだ。
これを今シーズン中に 大人のマシンに育て上げねばならないのだから、
その努力たるや想像を絶するものであろう。
でも、ホンダだからやってくれる、... と 誰もが期待してやまない。

さて そんな中、やはり 明日のポール・ポジションは、Hamilton だ。
昨年に続づき圧倒的なアドバンテージを持つメルセデスは、今年もまた逃げ切るのだろうか。

マクラーレンとホンダは当然のように それを超えることを考えているハズである。
PU(パワーユニット)の開発にも、トークン制度による制限が加えられている中で、
ホンダは それをやり遂げねばならぬ。  ........ さあ、結果はどんなものか !?
我々は それを信じて待てばよいのか。 そして、最初の優勝はいつになるのか。

興味は尽きない !!      [First to Third Results]

尚、明日の決勝のテレビ放映は、BSフジで 17:00 から。
CS(フジテレビNEXT)の 直前リポートは 13:30~13:50、決勝 13:50~16:50 まで。
当ブログでも 現地のスタート直後から、BBC のオンタイムのリポートをもとに、
随時 状況をお伝えします。 
また、現地のレース終了後15分程で、正式なリザルトを お知らせします。

2015年3月13日金曜日

Jay Leno's Mono !


アメリカで人気の ウェブ番組 "Jay Leno's Garage" だが、今週9日(月)のリポートでは
"BAC Mono" を紹介している。  [Video]
"Garage" にクルマを持ち込んだのは、カリフォルニアの Temecula に所在する
Sector 111.LLC の代表、Shinoo Mapleton だ。
Sector 111 は、2011年末から アメリカでのディストリビューターを務める
us.bac-mono.com/newsArchive.php?newsID=26

パドル・シフトと エア・シフターで駆動するする6速シーケンシャルを備える Mono は、
絶妙なボディー・バランスと相まって 抜群の運転感覚を味わえる。
まさに "Formulacar on the Road ! " だ。

当ブログでも、この1月のバーミンガム・レーシングカー・ショーの後、
リバプールにある Mono の工場を訪問し、その清潔感あふれる現場で
気鋭の社長・Neill Briggs と面談し、互いの抱負を語り合ってきたばかりだ。


尚、明後日・15日までやっている ジュネーブ・ショーに、BAC Mono の展示が無かったのは
残念だが、1月に会社訪問もしてきたので 取り敢えず悔いはない。
でも、すぐ近くのオーストリアの KTM が ジュネーブで見れなかったのは、ちょっと残念だ。
"Racing X-Bow" を見てみたかった。 公開するには、時期尚早だったか。

来週は ジュネーブで視てきた ウチなりに目玉と考えるクルマを、私自身の撮った写真を交えて
車種ごとに いくつかレポートしようと思います。  ..... では !
(アッ、 その前に 明後日は F1 第一戦のオーストラリアGP があるぞ !! )

2015年3月12日木曜日

and another Items of Geneva

  Click to enkarge, all Photos ↓


スイスの Sbarro は ここ40年以上にわたり、独自の感覚で カスタムを創り続けてきた。
その意思は 称賛されてよい。 
スェーデンの Koenigsegg といい、自動車大国と称される我が国に、この様な文化が無いのは
片手落ちである。

やはり 人も企業も、生き方はセンスだ。 それは創業者の強烈な個性による。
我が国では、故本田宗一郎や童夢の林みのる氏のセンスに注目すべきである。
しかも、それを容認する深い思慮が その社会になくてはならない。 日本は 此処が問題だ。
クルマや工業プロダクツの分野において、日本もそれなりのレベルに達しているとは言え、
その独創性の欠如は、いかんともしがたい。
やはり世界の一流になる為には、今一つの努力が欠かせない。

世の中や その人生を豊かなものにするには、やはり そのセンスの高揚が必須である。
今回、初めてスイスを訪問してみて想うに、イギリスと比較するにつけ、
やはり英国は その内容の濃さに及んでは、格別のものが有ると思う。
私は 英国とアメリカしか知り得ないが、NY やボストンの風貌を観る限りでも、
歴史は浅いにもかかわらず、その一部は 英国と同等の重みを感じてしまう。 侮れない。

今 初めてスイスを訪れてみて、比較文化論を揶揄するつもりはないが、
でも、黙って見過ごすワケにはいかない様な気がしてならない。
いまやインターネットで 何んでも判ってしまうと考えるのは、危険だ。
それを踏まえて現場に来てみると、そのことが見事に覆(くつが)えされてしまう事実に出くわす。

一人の人間が 世界を理解しようとしても、"取り敢えず" 500年くらいは必要だろう。
もちろん、"わずか" 一生のうちに判ってしまうヒトもいるが、"普通の人" には ムリだと思う。

まあ、無理せずに 人生を謳歌するのが良い。 Glickenhaus 等は いい見本となろう。
憧れは抱き続けるのがいい。
そうすれば 多少なりとも 他とは違った生き方が出来るかも知れない。
でも そんな中で 苦い経験を味わう事もあるが、それも必須だろう。
せっかくの人生だから !!  ......... 頑張ればいいさ !

Koenigsegg Agera RS

  Koenigsegg のバットマン(?)帽子、みやげに買いました。

Giugiaro Concept

昔のオペルみたいな。 これ新車、買えます。





Honda と Suzuki
初めて見ました。 いいサイズだ。
Nissan "Sway" Concept
これも、デザイン・モデル。 売りません。
やたら重そうなカーボン・タブ。  丈夫そう。
KIA Sportspace
限定、 まだ買える。
ドバイで ロータスの Grosjean が遊んでた 例のクルマ。

 私のジュネーブみやげは、このマグと Koenigsegg の帽子だけ。