2015年10月30日金曜日

Good for Blog

 http://mcdmag.com/
Stony Brook University Hospital MRI 122 med_R2

今週は こんな機械にお世話になってしまって、何とも。
しかも、造影剤を点滴されての所作だ。  まあ、例の検査です。
そんなワケで、このところ ブログも不調です。

取りあえず、何も発見されませんでした。  めでたし !   ま、飲み過ぎでしょ !!

しかし 油断大敵。  ウチの家系的には NG ですから。
でも、あと50年は生きる予定です。  この仕事、大変だけど結構面白いし 興味は尽きないから。

今週末は F1メキシコだし、ブログ休んでなんかいられない !
あ~、また睡眠不足だ ~。  時差15時間だし。
現地の決勝スタートは、こっちの明け方4時か。   あ~、 ゆっくり眠りたい。

2015年10月26日月曜日

US GP Final

   skysport.com

やはり 雨で中止となった Q3。 スターティング・グリッドは Q2 の結果による。
但し、Bottas、Vettel、Raikkonen にペナルティーが科せられ、実際の所は以下の通り。
フェラーリの2人は10グリッド降格となった。

1) Rosberg   2) Hamilton   3) Ricciardo   4) Kvyat   5) Perez   6) Hulkenberg
7) Massa   8) Verstappen   9) Alonso   10) Grosjean   11) Button   12) Maldobad
13) Vettel    14) Ericsson   15) Nasr   16) Bottas   17) Rossi   18) Raikkonen
19) Stevens   20) Sainz

現地 14:00 ちょうどに フォーメーション・ラップが始まった !
トラック上はドライだが 完全には乾き切っていない。 Ricciardo は自身のほどを見せている。

Lap 1)、Hamilton が 1コーナーで Rosberg のインをつき、Rosberg は足を取られて
5番手に後退 !!  2台のRed Bull が Hamilton に続く。

さらに Kvyat が 2番手に上がってきた  !!   そして Rosberg、4番手に巻き返した !!
Nasr は、チームメイトの Ericsson と接触、フロント・ウイングの片側を失っている。

更にさらに、Alonso がパンクチャー !  ピットへ。  Grosjean と接触か。
スタート8分後には Rosberg、Perez、Hulkenberg、Vettel、Verstappen、Raikkonen、Sainz の順。
1コーナーには、多数の破片が。

Kvyat は intermediate Tyre で頑張る。
Bottas もフロント・ウイングを失っている。 ピット !  しかしそのまま リタイアとなった !!

バーチャル・セーフティーカー。  デブリを取り除く。
Bottas によれば、トラック上は まだウエットが残っている。

そして、セフティーカーがアウト、Rosberg が猛ダッシュで2番手 !! 2台のレッドブルをパス !!
1-2位の差は 0.7秒。 Kvyat が 2位 Rosberg に迫る。


ここで Kvyat が大きくコースをハズレる !?  Ricciardo が Rosberg をオーバーテイク !!
目まぐるしい !  さらに Hamilton を抜いたか ........ !!  Lap 15)。

Lap 22)、 1) Ricciardo   2) Rosverg   3) Kvyat   4) Hamilton   5) Vettel   6) Verstappen
Grosjean はリタイアしている。

Hamilton と Rosberg が接戦。  しかし Ricciardo は2.6秒差でトップ !
Verstappen と Sainz が Vettel と Raikkonen に果敢にファイト !  若者とベテランの戦いが。

Rosberg が又も インから Hamilton を抜いた。 Hamilton は思わず(?) ピットへ。 4位に後退。
Ricciardo、Rosberg、Kvyat もピット。

そこで、Raikkonen がコースアウト、バリアにも接触したが、........ しぶとくコース上に復帰 !
Rosberg が Ricciardo をオーバーテイク。  さらに Hamilton が !  Lap 22)。
Lap 27)、Raikkonen はリタイア。  ブレーキのオーバーヒートらしい。
1コーナーで メルセデスの2台が つばぜり合い。
Ericsson が11コーナーでおかしい。  セフティーカー。 → リタイア。

Lap 29) Rosberg、Hamilton、Ricciardo、Kvyat、Vettel、Verstappen の順。

Lap 32)、長いセフティーカーの後、Rosberg が好ダッシュ。 Vettel は4位浮上。
そして Vettel はさらに Ricciardo も抜いた !  Verstappen も2台のレッドブルに挑む。
う~、Verstappen は Riciardo と Hulkenberg を抜いてしまった !!
Hulkenberg の右フロント・タイアが破損か。  Ricciardo と接触したか。
この二人にはスチュアードの協議が。  バーチャル・セフティーカー。

この間、Button 7位、Alonso 9位に !!
Sainz はピットレーンでのスピード・オーバーで5秒ペナルティー。

さらに Lap 40)、
1) Hamilton、2) Rosberg、3) Vettel、4) Verstappen、 5) Button、6) Alonso !!!
Alonso は Perz をインから交わしている。

Lap 43)、Kvyat がクラッシュ。  フロントを大破。 リタイア。

なんと 18歳のVerstappen が Vettel のピットの隙に 2位浮上 !!!  Vettel 4位。
波乱のレースだ。
そして Alonso 5位へ。  Lap 48)、Vettel が再び Verstappen を抜き返す。
Mercedes は 1-2。

Sainz と Ricciardo のバトルの間を縫って、Button がその2台をパスした !!
Alonso、パワーがないと言っている。 6位。  あと5周。 Hamilton リード。
Lap 54)、 Sainz が Button を抜いて6位浮上。 Alonso は徐々に後退。

あと2周、Hamilton-3秒-Rosberg、-1.5秒-Vettel。


現地 15時55分、 Hamilton wins、and World Champion !!!
Rosberg は Hamilton を横目に 今一つ浮かない表情だ。
そこに Elton John が登場、 Hamilton  を祝福。
さらに Elton は Rosberg と Vettel にも言葉をかける。
Rosberg は Hamilton の勝利が どうにも喜べず ふてくされ気味だ。

Hamilton says "It's the greatest feeling of my life," 目には涙も。
twitter.com/MercedesAMGF1/status/658386256141950976



1) Hamilton   2) Rosberg   3) Vettel   4) Verstappen   5) Perez   6) Button
7) Sainz   8) Maldonado   9) Nasr   10) Ricciardo   11) Alonso   12) Rossi
以下 リタイア。   [Full Race Results]

McLaren-Honda にとって、今季最良の日だったろう。  まだ イケる、...... もっとイケる !!

[McLaren Twitter]
twitter.com/alo_oficial/status/658392624320131074  [Alonso]
[Honda Racing F1 Twitter]

2015年10月25日日曜日

United States Grand Prix This Time

        BBC Sport
Goofing around
現地時間・土曜日の13:00から行われる予定だった US Grand Prix の予選(Qualifying)は、
米 Austin に在る Circuit of the Americas が豪雨に見舞われ、天候は ご覧の通りで回復せず、
予選はレース当日の 現地 9:00AM(日本時間 25日 23:00)から行われる。(時差14時間)
www.bbc.com/sport/0/formula1/34629593    [Maps to the Circuit]

また 決勝は 予定通り、現地25日の14:00(日本 28:00)に決行される予定だ。
これに合わせて フジテレビNEXT(CS)では、10分前の 今夜 22:50から予選の生中継を行う。
(決勝も スタート30分前、27:30から生中継する。)
[FIA Press Conference Thursday]

尚、BSフジは 本日15:00から 本来の土曜日の予選の放送を行う事だったが、
その15:00の時間枠が どの様な内容になったのかは、未確認だ。
尚、決勝は 予定通り 明日・月曜日(26日)の23:00から放映の予定。

金曜日のフリー走行2回目は雨で中止、土曜日24日の午前中に行われた 3rd Practice では、Hamilton がトップだった。  [Full Practice Results]
万が一、日曜日午前中に変更になった予選も中止になった場合は、3rd Practice の結果が
反映され、ポールポジションはハミルトンになるだろう。
[Austin Local Weather Forecast]   [Rough Sketch of the Circuit ; PDF]

当ブログでは 26日の未明 4:00PM から、ほぼオンタイムでリポートしていくので、
随時クリックして ご覧頂きたい。(自動更新ではありません、 あしからず。)
現地でのレース終了後15分前後で レース結果をアップし、お知らせします。
motorsport.com/f1/news/us-gp-friday-s-press-conference

Sauber - Formel 1 - GP USA - Austin - Formel 1 - 24. Oktober 2015
auto-motor-und-sport.de

さて、昨年から改定された 1.6 liter Hyblid Engine を採用した結果、スピードが遅くなったうえに
つまらない排気音になってしまったエンジンのせいで、観客数と視聴率が激減してしまった F1。
観ていても感動がない。 観客は失望している。
F1の興行主である FIA は、観客数や視聴率 についての対策に苦慮しているところだ。

ハイブリッド・エンジンへの規則の改定は、開発に多額のコストと煩雑で難解な規定の導入により
エンジンビルダーはレース・シーズン中も 思うように自在な開発をすることが出来ず、
現状では メルセデスの一人勝ち状態が続いている。
この状況に関して メルセデス以外の、特に弱小チームからの非難が相次いでいる。

その対策として エンジンを1000馬力まで引き上げる案も浮上、ドライバー達も概ね これに
賛同はするが 未だその具体策は決定されていない。
そして更なる提案で、ダブル・スタンダードとして 2017年から 2.2-liter V6 Twin Turbo を併設、
それについて 近々にも新たなエンジン・サプライヤーの入札を行う事になるという。
auto-motor-und-sport.de/krieg-in-der-formel-1-fia-plant-alternativ-motor-fuer-2017
bbc.com/sport/0/formula1/34629481
motorsport.com/f1/news/fia-pushing-for-low-budget-turbo-package

V6 Twin Turbo の最大のメリットは、既知の技術を応用することが出来、ハイブリッドに比べて
そのシンプルな技術は、エンジンの開発と生産のコストを著しく低減できることにある。
これは 考えようによっては 2種類のエンジンが混在することにより、
いい意味で互いの開発競争が行われ、全体的なレベル・アップも期待できるのかも知れないし、
特に小規模チームには コストの面で魅力的なプランになるだろう。

この措置には Bernie Ecclestone の強い意向が関与していると言われ、
既に FIA会長の Jean Todt の了解も取り付けているらしい。
この入札については、Cosworth と Ilmor Engineering が興味を示しているといい、
FIA は 速ければ来週前半にも入札の準備を整えると言われている。
Ecclestone & Todt

イルモアは ホンダとの共同開発で、2003年からインディー・カー用の V8 をインディー・シリーズに
供給、2006~2011年の間は ワンメイクとなって独占していた。

今年も残すところ、来月に行われる3レースで シーズンは終了する。
各チームとも、来季のエンジンと車輛の開発のスピード・アップを画策し始めているだろう。

ホンダは 参戦を再開してから2年目に突入する。
今年は苦戦するも 徐々に確証を感じ始めた。  期待していいだろう。

Radical, faster than a McLaren P1 !?

  Click to enlarge ↓

これは費用対効果の問題だけだろうか !?

最高峰と言っていい McLaren P1 や LaFerrari が有る中で、Radical RXC Turbo 500
存在価値は絶大だ。

Evo は このクルマを ウェールズの海に近い Anglesey Circuit に持ち込み、その真価を
試してみた様だ。 その結果が このビデオである。  [Anglesey Maps]
ビデオの最後に出て来るキャプションを見れば、他と比べて このクルマがいかに速いかが

3.5-liter V6 "僅か" 530hp のクルマは、900hp を優に超える P1 の限界を超えてしまっている。
その価格でさえ、P1 の半分以下だろう。
Kawasaki のバイク・エンジンを載せて始まったクルマは、いまや押しも押されぬ地位を築き上げ、 
日々成長を続けている。

この3月にジュネーブで目撃した その容姿は、これがロードカーとは思えぬカタチと雰囲気を
醸し出すが、クルマの前後には しっかりナンバーが付いていたから間違いはない。
しかし エンジンベイを視ても、レーシングカーのそれにしか見えなかったけど。
勿論 P1 の完成型には及ばないものの、その質感と剛性感は それを目の当たりにすれば
即刻理解できるレベルにあったというのが私の実感である。




こんなクルマが毎年の様に登場し、生まれて来るイギリスって  いったい どんな国なのか、
ある意味、理解しがたいものではある。 今や イギリスの純国産車はといえば モーガンが
あるくらいで、他のメーカーは ほぼ、外国資本に抑えられてしまった。
そんな中で この Radical や Ariel Atom、Caterham、さらに BAC Mono 等々、
特異な存在感を示すこれらのクルマは 英国にしか有り得ないものだ。

これだけの自動車大国に成長した日本に、この様なクルマが現れない事には
一抹の寂しさを禁じ得ない。 技術だけあればいいってもんじゃない。
技術の発展に見合った文化の成熟度と センスの両方を持ち合わせない限りは、
世界の一流とは言い難いと考えるのは、あながち穿(うが)った見方でもあるまい。
いつの日か 我が国が そうなるのを願ってやまない。

2015年10月23日金曜日

Maranello goes to New York !!

 autoblog.com/2015/10/22/
 FCA CEO & Ferrari Chairman  /  Sergio Marchionne(left)    Ferrari Vice Chairman  /  Piero Ferrari(middle)
 FCA Chairman John Elkann(right)

Maranello は遂に New York に到達した。

一昨日(21日・水) フェラーリ(Ferrari S.p.A)は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で新規株式の
公開となる IPO(Initial Public Offering)を実施し、NYSE への上場を果たした。
銘柄を識別する為の銘柄コード、ティッカーシンボル(Ticker Symbol)は ズバリ、"RACE" だ。
autoblog.com/2015/10/21/ferrari-raises-893m-valued-12b/
youtube.com/watch?v=Zv6tsFGk_wU

当初設定した1株あたり 48~52ドル、時価総額の最大1兆1800億円(98億ドル)は、
上場間もなく、公開価格となった52ドルを上回り、終値は55ドルに落ち着いたものの、
一時、61ドルに迫った。 終値ベースの時価総額は1兆2500億円。
これは PSA(プジョーシトロエングループ)の1兆6700億円に次ぐ規模となり、
Mazda や Isuzu と並ぶ数値となる。
nyse.com/quote/XNYS:RACE  [Quotations Ferrari on New York Stock Exchange]

今回の上場に際し、FCA(Fiat Chrysler Automobiles) が保有するフェラーリ株90%のうち
10%を 市場で売りに出して約9億ドルの資金調達をする。
また FCA は、16年初頭には 残りの株式を FCA の既存株主に割り当て、
フェラーリは FCA から独立した会社となる。
ferrari-wall-street-display

wsj.com/articles/ferrari-opens-higher-in-trading-debut-1445435626
money.cnn.com/2015/10/21/investing/ferrari-ipo/
usatoday.com/videos/news/nation/2015/10/21/74339186/

2015年10月20日火曜日

And you too, Morgan !

 gizmag.com/morgan-electrifies-the-3-wheeler
The new EV3 is under development at Morgan

古くて新しい Morgan。 ついに スリー・ホィーラーの "EV3" を今年末にリリースする。

V-Twin が載った通常の Three Wheeler の車重は 約525kg であるのに対し、
この "EV3"は さらに軽い 475kg。 但し、まだプロトタイプだから 若干の誤差は出て来るだろう。
kMh のバッテリーを積んで101bhp のモーターを駆動、240km の距離を走行可能だという。
(V-Twin だと 82bhp だ。)  これだけだと 走行距離は Tesla の領域には及ばないが、
クルマの使い勝手と その性格上、"これだけ" でも十分だろう。

そして、倍の容量を持つ18kMh のバッテリー・パックも ほぼ同じスペースに積むことが出来る。
とにもかくにも、軽さは全てに於いて いい結果を生み出すものだ。
youtube.com/watch?v=nNVnMfP9CoA  [EV3 Drive]
www.car-revs-daily.com  [EV3 several Photos]

Morgan EV3 prototype at the 2015 Goodwood Festival of Speed

実は この "EV3" は、モーガンの EV としては 2台目の機種で、
最初の "Plus E" は、2012年のジュネーブショーで発表したが、発売には至らなかった。
もちろん それはそれでいい。 象徴的なスリー・ホィーラーに積むことで、十分役目は果たすだろう。

そう ...... , これは象徴的なことであって、まさか モーガンが、自分のところのクルマを全て EV に
してしまおうなんて 考えるハズも無い。 いや、そう願いたい。
もし そうなってしまったら、誰も モーガンを買わなくなるに違いない。
このアナログ感は、貴重だ !

100年を超えて創り続ければ 色々な事があっただろうが、
これからも モーガンは、我々の想像を超えた革新を創出していくことに 相違は無い。
"Morgan" は 永遠だ !!



Morgan estimates a four-hour charging time
The EV3 is clearly distinguished by graphics around its body

Morgan drops the 2.0-liter V-twin for a rear electric motor

2015年10月18日日曜日

Aston Martin Vulcan

  autoguide.com/volcanic-orange-color.html  in Monterey


Aston Martin Vulcan。  今年のジュネーブ・ショーで、私も目撃している。
ジュネーブでは スペアミント・グリーンの車体色だったが、7月の Monterey Car Week では
この写真のように見事なまでの Atomic Orange Color を纏(まと)っていた。
Click ↓
in Geneva

Vulcan の名は、英国空軍が かって使用していた三角翼の戦闘機・Avro Vulcan に由来する。
Avro 社は 1910年に創設された航空機メーカーで、二回の大戦では 同社の複数の機種が
投入されている。 第二次大戦では7000機も造られた重爆撃機 "Avro Lancaster" が活躍した。

"Vulcan" は、核装備も可能なジェット戦闘機として、60年~84年迄 イギリス空軍が運用、
82年のフォークランド紛争では通常爆撃任務を遂行した。
その後 展示用に公開されていたが、その XH558 号機が、"Vulcan to the Sky" プロジェクト
として、2007年から今年 2015年迄 毎年のように航空ショーで飛行した。
今後は博物館で展示される予定だ。 youtube.com/watch?v=_57a1P4ulug [Last Flight this Jul.]

さて、当の Aston Martin Vulcan は 7.0-liter V12 をカーボン・モノコックのボディーに搭載、
トラック専用モデルとして 24機だけ用意される。
今後 どの様なカタチで 参戦するかは別として、アストン・マーチンのレーシング・ヘリテイジを
担って色々な場面で登場することになるだろう。








今後はより実践的に細部がモデファイされていくかも知れないが、この美しいシェイプが
出来るだけ残されることを願わんばかりだ。
さらに願わくば、ロード・モデルも用意してほしいものだ。
実戦に投入されれば この美しさがどれだけ保たれるかは 甚だ疑問だから。

ここらで、DB シリーズ以外に 新しいロードカーのラインナップに加えてもらう事が出来れば、
イタリアン・エキゾチックに対抗するセンセーショナルなクルマとして、十分成り立つだろう。
期待して止(や)まない !


autoguide.com

2015年10月16日金曜日

New Power for Nomad, became really crazy sports car

 autocar.co.uk

発売間もない 自然吸気 235bhp の Ariel Nomad は、早くも Supercharged 290bhp のエンジン
を得ている。 つい1時間前(日本時間22時)に Autocar.co.uk がリポートしている。
670kg のボディーを 0-100km/h は 3.1秒、最高速 200km/h まで引っ張る事ができる。
 
新たなバージョンは 約£6,000 増えて £36,000 になった。
一見 高価なようだが、乗ってみれば納得できるだろう。
オフローダーの様に見えるスーパーセブンと言ってもいい。 四駆ではない。
youtube.com/watch?v=uN2x_blAmC  [Video, normal Nomad]
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/nmd  [Past Reports]

取りあえず一台 予約しておくことにしよう。 出来上がりは 早くても来年の夏頃らしいから。
既にバックオーダーが溜ってしまった。
まったく、イギリスは懲りずに 色々と考えるものだ。 脱帽 !!


PS ;  そして 20分前(25:50)に追加されたのが この記事だ。
    autocar.co.uk/ariel/nomad/first-drives/2016-ariel-nomad-supercharged-review

2015年10月15日木曜日

MG Abingdon Edition nearly £100k

 subscribe.octane-magazine.com
MGB from Frontline Developments

£95,874 - のMGB。  Abingdon-on Thames にある Frontline Developments が造っている。

そもそも MGB は、1955年に始まった MGA の後継機として "BMC B-Type Engine"
1.8-liter 95hp を積んで 62年から80年まで生産され、6気筒の MGC、65年に登場した
Hatch・back ボディーのMGB GT に V8 を積んだモデルも含め、
シリーズ全体で52万台を超す数が生産された。
Lotus Elan と共に、英国を代表するスポーツ・モデルとして、日本のスポーツカー文化にも
多大な影響を与え続けた。

10万ポンド近い MGB なんて考えにくいが、でも 話を聞くと ほぼ納得できる。
これは新車だ。 但し、オリジナルを崇拝する向きには、お奨めできないかも知れない。
つまり、オリジナルをレストアしたものではないからだ。 しかも 馬力は 304bhp である。
ボディーをはじめ、各部は 新たに用意した新品パーツを使う。
もちろん、その304馬力に耐える爲である。
youtube.com/watch?v=_Bmqa753OH8


さて、件(くだん)の MGB Abingdon Edition は、Frontline が ここ10年ちょっと、
新たに企画した MGB のロードスター・モデルである。 新品のホワイト・ボディーを使う。
エンジンに関しては、従来から MX-5 用の 2-liter を Omex の手で 2.5 liter にスープアップし、
鋳造ビレットのクランクとコンロッド、鍛造ピストンを用いて 304馬力まで強化した。
www.autoblog.com/2015/10/12/xcar-mgb-frontline-developments-video/
youtube.com/watch?amp;v=DhSJxY-JyjE

Frontline は この2月に開催された London Classiccar Show にも出展している。
frontlinedevelopments.com/london-classic-car-show-2/
彼らの工房は Oxford の南15Kmにある Abingdon-on Thames に在る。
当ブログでも ちょうど4年前に リポートしている。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/10/new-mgb.html

尚、昨年同時期の Autocar のリポートでは、Mazda 6(アテンザ)の2.5 liter / 167bhp を
304bhp に上げて使用すると記載されているが、2012年までの L5-VE型か それ以降の
PY-VPR型だろう。 恐らく チューニング向きには前者を使ったのかも知れない。
米国向けの Mazda 6 i Sport Sedan に搭載したものだろう。 これに 6速マニュアルをセットした。
でも、MX-5 用の Omex チューニング版が正しいのかも切れないけど。 

近年、生産開始から50年を超すようになった当時の旧モデルは価格が高騰する様になり、
Mini MK-1 に至っては、英国本土でも 完璧にレストアされたモノは、500万円近い値段が
付くようになってしまった。 ミニ以外でも 概ねこの様な状況になりつつある。
50年の歳月により 十分ヴィンテージとして成立し、今後 これらの車の価格は下がる事はなく、
高騰するばかりであろう。

そして、Flontline の MGB に限らず、Continuation Model として Superformance の GT40、Cobra
Jaguer E-Type を創る Eagle や、Superformance の GT40、Cobra 等、また ドナーを用意して
そこからスタートする米国の Singer が創る Porshe 911 など、最新のスペックで最高の性能を
醸し出すクルマが生まれる様になった。
Frontline Developments MG Abingdon Edition. Images via Fronline Developments.

birminghampost.co.uk

残念ながら、オリジナル・ヴィンテージカーは 当然ではあるが その走りは 遅い。
しかも、コンディションのいいものは相当に高価な状況になった。
そういう意味では、日本でも Honda S600、S800 などに於いて、コンティニュエーションを造れる
資力を持つクリエーターが 有り得ないという状況は、残念でならない。

事(こと)クルマに関して、これほどの生産量を誇る日本が、この様なコンティニュエーションを
用意する事が出来ないのは甚だ遺憾だ。 日本の自動車文化が、いまだ成熟していない証しか。

そして、イギリスを侮ってはいけない。 彼らは 日本には無い興味深いモノを山ほど持っている。
私は これ等に 人生の後半を尽力してみようと考える。
興味が尽きる事は無い !  イギリスは美味しい !!

2015年10月12日月曜日

All New Ford GT for the Race

 autoguide.com


ロードカーの発売は 2017年からだが、それに先立って 来年初頭から レース・モデルが
WEC(FIA World Endurance Championship) や IMSA(International Motor Sports Associstion)を
中心に各レースに参戦していく予定だ。  Le Mans も視野に入れる。
media.ford.com/content/fordmedia/fna/us/en/news/2015/06/12/ford-gt-le-mans.html
youtube.com/watch?t=12&v=rWZUBO-9H98  [Press Conference]

Ford は、この7月末に 自身の手で シェイクダウンを行っているが、
先週火曜日(6日)には Chip Ganassi Racing(CGR) のもとに届いた 1号車をデイトナに持ち込み、
Ganassi Racing の二人のドライバー、Scott Pruett と Joey Hand の手によってシェイクダウンを
試みている。  youtube.com/watch?t=1&v=A-deXDPzYRU  [Daytona Test Run Video]
www.imsa.com/articles/ganassi-racing-shakes-down-new-ford-gt-daytona
http://britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/08/wot.html
racing.ford.com/road-racing/teams/chip-ganassi-racing-with-felix-sabates.html

CGR は、車輛のプロダクションを担当するカナダの Multimatic と連携して、その詳細なデータを
もとに テスト走行を行ってクルマの仕上がり具合を煮詰めていく。
また、1月17日-18日に行われる IMSA の Test Day でも 再度テスト走行を行いたい意向だ。

実戦は 年明けの1月、Daytona International Speedway で IMSA の第1戦に参戦する。
現場でのレース運営は Chip Ganassi Racing と共に行う。  [Maps]
http://www.imsa.com/races/rolex-24-daytona-1

その顔付には かっての面影も残すものの、中身は全然別物である。
従来より、Ford は レースの分野で積極的なオペレーションを行ってきたが、
それは 今後も変わらないだろう。
youtube.com/watch?t=12&v=nVa4mlFZEmM  [Past & Current Times Video]
60年代、GT40 の勝利の栄光は 彼らの頭の中に深く刻み込まれているハズで、
いずれ WEC のLMP1 クラスに もぐり込むことも考えている事だろう。
racing.ford.com/road-racing/news/articles/2015/06/photo-essay
Click ↓
Raj Nair in Geneva

Ford は、開発責任者で CTO の Raj Nair のもと、一丸となってレースに取り組む構えだ。
今回のクルマの仕上げの速さと完成度から見る限り、かなりの本腰を入れていると想われる。