2015年10月18日日曜日

Aston Martin Vulcan

  autoguide.com/volcanic-orange-color.html  in Monterey


Aston Martin Vulcan。  今年のジュネーブ・ショーで、私も目撃している。
ジュネーブでは スペアミント・グリーンの車体色だったが、7月の Monterey Car Week では
この写真のように見事なまでの Atomic Orange Color を纏(まと)っていた。
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in Geneva

Vulcan の名は、英国空軍が かって使用していた三角翼の戦闘機・Avro Vulcan に由来する。
Avro 社は 1910年に創設された航空機メーカーで、二回の大戦では 同社の複数の機種が
投入されている。 第二次大戦では7000機も造られた重爆撃機 "Avro Lancaster" が活躍した。

"Vulcan" は、核装備も可能なジェット戦闘機として、60年~84年迄 イギリス空軍が運用、
82年のフォークランド紛争では通常爆撃任務を遂行した。
その後 展示用に公開されていたが、その XH558 号機が、"Vulcan to the Sky" プロジェクト
として、2007年から今年 2015年迄 毎年のように航空ショーで飛行した。
今後は博物館で展示される予定だ。 youtube.com/watch?v=_57a1P4ulug [Last Flight this Jul.]

さて、当の Aston Martin Vulcan は 7.0-liter V12 をカーボン・モノコックのボディーに搭載、
トラック専用モデルとして 24機だけ用意される。
今後 どの様なカタチで 参戦するかは別として、アストン・マーチンのレーシング・ヘリテイジを
担って色々な場面で登場することになるだろう。








今後はより実践的に細部がモデファイされていくかも知れないが、この美しいシェイプが
出来るだけ残されることを願わんばかりだ。
さらに願わくば、ロード・モデルも用意してほしいものだ。
実戦に投入されれば この美しさがどれだけ保たれるかは 甚だ疑問だから。

ここらで、DB シリーズ以外に 新しいロードカーのラインナップに加えてもらう事が出来れば、
イタリアン・エキゾチックに対抗するセンセーショナルなクルマとして、十分成り立つだろう。
期待して止(や)まない !


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