2015年10月25日日曜日

United States Grand Prix This Time

        BBC Sport
Goofing around
現地時間・土曜日の13:00から行われる予定だった US Grand Prix の予選(Qualifying)は、
米 Austin に在る Circuit of the Americas が豪雨に見舞われ、天候は ご覧の通りで回復せず、
予選はレース当日の 現地 9:00AM(日本時間 25日 23:00)から行われる。(時差14時間)
www.bbc.com/sport/0/formula1/34629593    [Maps to the Circuit]

また 決勝は 予定通り、現地25日の14:00(日本 28:00)に決行される予定だ。
これに合わせて フジテレビNEXT(CS)では、10分前の 今夜 22:50から予選の生中継を行う。
(決勝も スタート30分前、27:30から生中継する。)
[FIA Press Conference Thursday]

尚、BSフジは 本日15:00から 本来の土曜日の予選の放送を行う事だったが、
その15:00の時間枠が どの様な内容になったのかは、未確認だ。
尚、決勝は 予定通り 明日・月曜日(26日)の23:00から放映の予定。

金曜日のフリー走行2回目は雨で中止、土曜日24日の午前中に行われた 3rd Practice では、Hamilton がトップだった。  [Full Practice Results]
万が一、日曜日午前中に変更になった予選も中止になった場合は、3rd Practice の結果が
反映され、ポールポジションはハミルトンになるだろう。
[Austin Local Weather Forecast]   [Rough Sketch of the Circuit ; PDF]

当ブログでは 26日の未明 4:00PM から、ほぼオンタイムでリポートしていくので、
随時クリックして ご覧頂きたい。(自動更新ではありません、 あしからず。)
現地でのレース終了後15分前後で レース結果をアップし、お知らせします。
motorsport.com/f1/news/us-gp-friday-s-press-conference

Sauber - Formel 1 - GP USA - Austin - Formel 1 - 24. Oktober 2015
auto-motor-und-sport.de

さて、昨年から改定された 1.6 liter Hyblid Engine を採用した結果、スピードが遅くなったうえに
つまらない排気音になってしまったエンジンのせいで、観客数と視聴率が激減してしまった F1。
観ていても感動がない。 観客は失望している。
F1の興行主である FIA は、観客数や視聴率 についての対策に苦慮しているところだ。

ハイブリッド・エンジンへの規則の改定は、開発に多額のコストと煩雑で難解な規定の導入により
エンジンビルダーはレース・シーズン中も 思うように自在な開発をすることが出来ず、
現状では メルセデスの一人勝ち状態が続いている。
この状況に関して メルセデス以外の、特に弱小チームからの非難が相次いでいる。

その対策として エンジンを1000馬力まで引き上げる案も浮上、ドライバー達も概ね これに
賛同はするが 未だその具体策は決定されていない。
そして更なる提案で、ダブル・スタンダードとして 2017年から 2.2-liter V6 Twin Turbo を併設、
それについて 近々にも新たなエンジン・サプライヤーの入札を行う事になるという。
auto-motor-und-sport.de/krieg-in-der-formel-1-fia-plant-alternativ-motor-fuer-2017
bbc.com/sport/0/formula1/34629481
motorsport.com/f1/news/fia-pushing-for-low-budget-turbo-package

V6 Twin Turbo の最大のメリットは、既知の技術を応用することが出来、ハイブリッドに比べて
そのシンプルな技術は、エンジンの開発と生産のコストを著しく低減できることにある。
これは 考えようによっては 2種類のエンジンが混在することにより、
いい意味で互いの開発競争が行われ、全体的なレベル・アップも期待できるのかも知れないし、
特に小規模チームには コストの面で魅力的なプランになるだろう。

この措置には Bernie Ecclestone の強い意向が関与していると言われ、
既に FIA会長の Jean Todt の了解も取り付けているらしい。
この入札については、Cosworth と Ilmor Engineering が興味を示しているといい、
FIA は 速ければ来週前半にも入札の準備を整えると言われている。
Ecclestone & Todt

イルモアは ホンダとの共同開発で、2003年からインディー・カー用の V8 をインディー・シリーズに
供給、2006~2011年の間は ワンメイクとなって独占していた。

今年も残すところ、来月に行われる3レースで シーズンは終了する。
各チームとも、来季のエンジンと車輛の開発のスピード・アップを画策し始めているだろう。

ホンダは 参戦を再開してから2年目に突入する。
今年は苦戦するも 徐々に確証を感じ始めた。  期待していいだろう。