2016年2月7日日曜日

University and College in UK

   Photo ; British Green Yokohama  Click to enlarge  )


これは どこぞのレーシングチームのブースではない。 学生たちが参加している。
つまり大学やカレッジ(専門学校)の授業の一環として、レーシングカー・ショーに学校(学生)が
出展している。 その資金や費用の出処は定かでないが、じっくり話し込む時間も無かったので
それについては聞かなかった。 よくある 大学の "自動車部" の様にも見えるけれど、
傍(はた)から視る限り、彼らのやっている事は日本の大学の自動車部のそれを遥かに超えて
いる。  やっている事やレベルが全然違う。

上の Ginetta の LMP3 は多分、特定の学生のモノだろう。 それとも学校の所有物か。
これで 学校の看板を背負って レースに参戦しているらしい。 どこの学校にも金持ちの息子は
いるだろうと、勝手に想像しておくことにしよう。 でも明らかに大学側との組織ぐるみでやっている
事である。 羨ましい学校だ。 私も大学の時には自動車部に所属していたが、
部員である鉄工所の倅(セガレ)が 発売されたばかりのスカイラインGT に乗っていた。
L型直6エンジン・ソレックス3連の フェアレディー・246Z と同じエンジンである。
自分は ホンダの軽トラ・TN360 で通学していた。

それはともかく、この時期の Autosport International(Racingcar Show)には、
毎年必ず、8~10校の学生たちと その先生らが各ブースに顔を連ねている。
その並びには BRSCC(British Racing Sports Car Club)が居座っていたりする。
今や日本でもカネさえ出せば あらかたのモノは手に入るが、絶対に無いのがこういう環境だ。
英国では学生の頃から この手の大人たちの仲間入りを経験しながら、クルマ好き、
スポーツカー好きやレース好きが育っていくのだろう。 どうせ留学するなら、これがいいね !
美女ともお友達 !! (語学力が必須だ)  それとも 生沢徹や白洲次郎を目指すか。

冗談はともかく、イギリスのこういう環境と そのレベルは他に類を見ない。
もちろんアメリカにも同様なものはあると思うが、日本のそれは遥か及ばない。
特にイギリスは学校に居ようが、社会に出ようが、周囲はレースやキットカー・ショー、
オートジャンブルが毎月、毎週のように開催されている。 スポーツカー天国である。
今月も London Classic Car ShowExcel London を会場として18日(木)~21日(日)まで
開催される。 学生たちも学業とレースに勤(いそ)しむことだろう。 やっぱり うらやましい !!


彼はジネッタを繰る 学生レースドライバー。


彼らは Dallara と組んで、カーボンモノコックの研究をしている。