2016年7月9日土曜日

McLaren-Honda and NTT Communications

 www.nttict.com
NTT Tetsuya Shoji Mclaren
McLaren-Honda と NTT Communications は 8日(金)朝、
今後3年間に渡る テクノロジー・パートナーシップ契約を締結した旨、発表した。
www.mclaren.com/formula1/partners/ntt-communications/mclaren-honda-and-ntt-communications-announce-technology-partnership/
www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2016/20160708.html

twitter.com/McLarenF1/status/751343809880088576?lang=ja
twitter.com/McLarenF1/status/751310901794467840

Ron Dennis(Chairman and CEO, McLaren Technology Group)と Tetsuya Shouji(庄司哲也 : President and CEO, NTT Comunications)は、MTC(McLaren Technology Centre)に於いて
会合を持ち、両社の間で NTT 及び同社グループの持つ通信ネットワークやクラウド、
データ転送の技術・その他革新的なノウハウを活用し、F1の様々な現場で IT技術を駆使する
システムをマクラーレンとホンダに提供するものとした。
www.youtube.com/watch?v=gVGlqjCufMY [about MTC  26:05]

これまでも使っている、走行中のデータをリアルタイムにフィードバックさせるシステムを強化、
MTC(in Woking)のエンジニアリング・チーム、及び ホンダのSakura(栃木県・さくら)を中心に、
スペインやアメリカ、シンガポールにも在る拠点までも含めて、それら拠点間での情報を共有し、
レースの現場での情報を瞬時に把握、活用できるシステムの強化に応用する。

イメージ

実は マクラーレンとホンダは、既に ほぼ同様のシステムをレースの現場で使用しており、
各々の拠点で、走行中のクルマからのデータを瞬時に解析し、それを現場に即刻反映させながら
戦っている。 今は各チーム共、似た様なシステムでレース運営をしている事だろう。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/12/mclaren-honda-mp4-31-next-season.html

更にホンダは、既に80年代後半から 例のセナ・プロ時代に、上記システムの原型と言ってよい
"テレメトリー・システム"を駆使してレースを戦っていた。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2013/12/sound-of-honda.html

今回 今さらながら NTT とのパートナーシップ契約を発表したという事は、
現行のシステムを更に強化し、より緻密な解析を行う事が可能になった、という事なのだろうか。
もしくは 正式に NTT の名を表記して、広告収入や資金的な援助を目的としたスポンサーシップ的
な措置なのではなかろうか。

いずれにせよ、システムをアップグレードしつつ、今後の研究開発を両社共同で行っていく
と言うことに変わりはなかろう。 これらの主旨のもとに マクラーレンとホンダは、
あらゆるデータをクラウド基板上で一元的に管理できるCMP(Cloud Management Platform)の提供
を NTT から受けて、それをレースに反映させる事になる。
www.businesswire.com/news/home/20160708005158/en/McLaren-Honda-NTT-Communications-Announce-Year-Partnership

さあ、いよいよ明日は British GP(in Silverstone)の決勝だ !
www.silverstone.co.uk/events/2016-formula-1-british-grand-prix/