2018年4月21日土曜日

Brabham BT62 is coming soon


https://paultan.org/2018/04/20/brabham-bt62-teased-again-with-preliminary-details-5-4-litre-v8-1200-kg-of-downforce-730-ps-per-tonne/
Brabham BT62: engine specs and price uncovered

Brabham Automotive は、トラック・フォーカスな Hyper Car である "BT62" につき、
5月2日に その全容を公開すると報じている。  www.brabhamautomotive.com/
一般公開は5月4日と5日、レジェンダリーな Brabham の レーシングカー等と一緒に展示する。

BT62 は 限定 70台、NA 5.4 litre・V8 / 710PS、車重は 乾燥重量 972kg !!
その "走り" は 想像に難くない。
幅広のリアウィングを有し、これにより 1200kg のダウンフォースを発生する。
ブレーキは、Carbon Disk と 6 Pistons のキャリパーを持つ。
車輌価格は £1,000,000 (現地価格で 約1億5000万円) を予定する。
オーナーには トラックでのレクチャーを含めた "Brabham Driver Development Programme"
も提供される。

現在  Brabham Automotive を主宰するのは、かっての F1レジェンド・Sir Jack Brabham の
三男である David Brabham。 彼自身も数々のレースシーンで活躍、
89年の Macau(マカオ)GP での優勝、96年には 全日本GT選手権で McLaren GTR を駆って
年間チャンピオンに。 更に 2009年の Le Mans で Peugeot(プジョー) から参戦、
総合優勝を獲得している。

Brabham Automotive の初仕事とも言える BT62。
先代から脈々と受け継がれたレーシング・スピリットを兼ね備えた ロードリーガルだろう。
70台をリリースするという事は、トラック・オンリーではないという事だ。

David Brabham

そして これを機に、"ブラバム" のブランドをレースシーンに復活させ、
更に チーム運営に問題を抱えるも、ポイント圏内を走れる資質を維持している Force India
にアプローチし、F1 の世界で ブラバムの名を復活させる事も 視野に入れている様でもある。
www.autocar.co.uk/car-news/new-cars/brabham-bt62-54-litre-v8-power-track-focused-hypercar

David の 父 Jack は 59年と60年, 66年に F1 で3度のドラーバーズ・チャンピオンに輝いている。
また F2 の世界でも  Brabham-Honda の名で F2 選手権を圧勝、一時代を築いた。
御大 Jack Brabham と 朋友の Dennis Hulme が駆る BT18 は、当時の F2 世界選手権を席捲した。
pinterest.co.uk
「Jack Brabham と Dennis Hulme」の画像検索結果
Jack & Denny

20年以上前の事だが、ラグナ・セカのピットで Jack Brabham と Dennis Hulme に遭遇、
赤の BT8 と共に 彼等とツーショットした事も、今となっては 良き想い出となった。
だから  "Brabham" の復活を願わずにはいられない !
https://www.brabhamautomotive.com/timeline


筆者は数年前に バーミンガム・レーシングカーショーで、 David Brabham とその子息 Sam
に面談、この頃から David は "Project Brabham" の名で ブランド展開を始めていた。
Sam(Samuel) も British Formula Ford Championship を上位で走る。
[Sam Brabham Twitter]
http://www.brabham.co.uk/racing-dynasty/family

Brabham with "Project Brabham" Logos on my T-shirt !!