世界のモードの発信地といえば ロンドン、パリ、ミラノ、NY で、
次は 東京なんだろうか?
本日の話題、Burberry は、ロンドンの ほぼ中心である ナイツブリッジに
あって、日本では有名な バーバリー・コートを始め、Kids 商品まで含めた
幅広い品揃えで対応している。
更に 秀逸なのは その広告のセンスの良さで、日本のデパートや個店の
ウェブと比べると 一目瞭然だ。 なんで、っていうくらい カッコイイ 。
バーバリーのすぐ近くに在り、三越 が提携している "Harrods" も 同様である。
まったく、何でなんだろうか。 やはりセンスの違いなのか?
それにしては違いすぎる。
でも、上記の各都市で 共通に考えられものとしては、その歴史と景観であろう。
NY は 歴史の古さに於いては 決して古いものではないが、
少なくとも その景観の古っぽさは 共通している。
唯一 異なるのは 東京だけだ。 先進国の大都市の景観で、東京が一番汚くてカッコ悪い。
特に、古い建造物を大事にしないという点では、突出している。 我が 横浜も同様だ。
古き良き時代のモノを 簡単に壊してはいけない。
ビンテージとして確立された 古いもののカッコ良さと その意義は、永遠である。
その 長い歴史を後ろ盾とした 人々の生活感やセンスは、それらの都市に棲息して
初めて身に着くものであり、その感覚を感じ得たからこそ出来あがったデザインは
ホンモノである !!
日本の技術力の高さは 誉められてもよいが、
技術とデザインとセンスは両立しなければ意味がない。
これが有って初めて 世界の一流となりえる事であろう。
"センス" とは 実に曖昧な言葉ではあるが、モノ創りやデザインでは欠かせない事実だ。
これらの事を鑑みるに、日本には いつまで経っても 世界の一流品が存在しない
確固たる理由ではなかろうか。 クルマの世界でも 同様である。
だから オリジナリティーの無さも、やはり突出している。
実は これだからこそ、我々の商売が成り立っている 一番の理由なのだ。 当店も しかり。
日本には無いから イギリスから持ってくるだけの事である。
但し、何でもいいワケではなく、いいモノ 、もしくは面白いモノを選ぶセンスが大切な事なので、
それが 私には備わっていると考えるのは、決して言い過ぎではないと思っている。
さて、Burberry の話からは だいぶ 逸れてしまった。
ナイツブリッジのバーバリーのビルには、以前は "Scotch House" が
入っていたと思うが、勘違いかもしれない。
"Scotch House" のブランドは日本にも出店していて、先頃、藤沢のデパートで見かけたが、
同じものかどうかは未確認だ。
..... と想って、ウェブで調べたら やはり、同店はバーバリーが引き継ぎ、
同じくリージェント・ストリートの店と ヒースロー空港店も同様であった。
また 日本では、三陽商会 がそのブランドをキープしているらしい。
尚 余談だが、盛岡には、著名なモルト・バーとして 同名の店が有り、盛況の様である。
クルマの話に戻る。
ナイツブリッジのバーバリーの真向かいには 今年、McLaren のショールームがオープンし、
MP4-12C をリリースする 英国の旗艦店として稼働している。
この一月に、たまたま オープン前で工事中の店の前を 通りがかったが、
その後は訪れてないので 次回に訪問しようと考えている。
この付近は、ロンドンでも、ファッションやショッピングの中心地でもあり、
ハロッズを始め、コンラン・ショップや高級店が立ち並び、
そこに訪れる高級車(?) も よく観かけ、目を楽しませてくれる。
ハロッズから5~6分の 向かい側の路地裏には "Tesla" のショールームも
在るから行ってみるとよい。(その後、移転している。)
今の時代は、ウェブでかなりの情報を得る事が出来るが、
それが全てだと思ったら 大間違いで、観ると聴くとでは大違いだ。
実際に現場に出向いて 体感するに勝るものはない。
肌で感じるのが一番、...... でしょ !?
当店は、それを何よりも大切な事と考え、モットーとしている。
では、今後とも どうぞ宜しく。
britishgreenyokohama@gmail.com