2013年11月8日金曜日

Four Wheels to Two


Caterham launches bike division
[Brutus 750]

ケーターハムは モーターサイクル部門を新設し、新たなバイク・メーカーとして進出する旨、
今週 公表した。 ミラノで開催されている International Motorcycle Exhibition
EICMA) に 3台のプロトタイプ・バイクを展示・公開している。
ショーの会期は あさっての10日(日曜日)まで。
ホール10 の H94ブースで 展示されている。
トリノ、モデナ、ブレシアあたりに居る人は、是非行ってみよう。 まだ 間に合う。

さて、バイク初のSUV と自称する "Brutus 750" は、750cc のシングルだ。
C.V.T で駆動し、オンとオフのロードバイクとして、また 仕組みは定かでないが
スノーモビル的な使い方も出来るという。

"Classic E-Bike" は、アルミフレームに 36ボルト・250ワットのモーターを有し、
パナソニックのリチュームイオン・バッテリーで駆動する。
更に シマノ Nexus 3段ギアで ペダルも備えて 足踏みで駆動ができる。
フロント・ディスクブレーキ、リア・ローラーブレーキを持ち、EU圏内では バイク・ライセンス
を必要としないものだ。

"Carbon E-Bike" は、F1 テクノロジーから触発されたデザインとキャラクターを表現し、
カーボンとアルミの組み合わせフレームで、ライダーに合わせてポジションを 3段階に
アジャストすることが出来る。
36ボルト・リチュームイオンバッテリーで シマノ Nexus 8段変速機で ブラシレス・モーター
を駆動する。 前後とも ディスク・ブレーキを装備する。

"Brutus 750" は来春の発売を予定し、他の2機種も来年中に順次用意される。価格は未定。

フェルナンデスは Air Asiaの幹部だった Al-Ishsal Ishak をバイク部門のCEOとして迎え、
チーフ・デザイナーには Alenssandro Tartarini、流通とセールス・マネージャーに
Andreas Leuthe を据えている。
そして ヨーロッパを皮切りに、南北アメリカ、更に 彼らにとって重要となるアジア市場にも、
既に発表している SUV やシティー・カーと共に、バイク・ビジネスを展開する意向だ。

ケーターハムは トニー・フェルナンデスの登場以来、従来のスーパー・セブンの生産を
はじめ、F1チームの運営、"Caterham Technology and Innovation" の創設、
新社屋の設営、アルピーヌ・ルノーとの提携 等々、また、エアロ・セブンの開発を目論み、
そして 今回のバイク部門の新設を発表して 矢継ぎ早にその規模を拡大している。
しかし、フェルナンデスに言わせると、それは自然に予測された成り行きであって、
ケーターハムを手に入れた時点で 既に想い描いていた事だという。

さて この先、"Caterham Groupe" として、このまま何処まで突き進むのか。
彼の頭の中は、周囲からは想像できない新たな展開が渦巻き、
ワクワクしながら 日々を過ごしているに違いない。 ここしばらく、要チェックだろう。
それにしても ケーターハムが バイクを商品化するなんて、誰が想像しただろうか !?

Caterham Classic E-Bike
[Classic E-Bike]

Caterham Carbon E-Bike
[Carbon E-Bike]

Eicma2013-001

EICMA International Motorcycle Exhibition / MILAN,  7-10 November 2013