2013年11月1日金曜日

Ross Brawn

    [TheGuardian]
Ross Brawn

このところ、メルセデスのF1チーム代表・Ross Brawn の去就が話題になっている。

2008年にホンダがF1を撤退し、彼は それを引き継ぐカタチで Brawn GP を立ち上げた。
翌年には 早くもバトンをチャンピオンに導き、その統率力の片鱗を世に示している。
その後 彼は、メルセデスと アブダビの投資会社・アバールに株式の大半を譲渡したが、
"メルセデスGP " の代表として留まっていたものだ。

しかし、メルセデスGP になってからは 3回の優勝を手にしただけにとどまり、
チームは技術面のテコ入れの為、マクラーレンから Paddy Lowe を迎え入れることになる。
そして、ブラウンのポジションは 曖昧な状況に陥ってしまった。 
ブラウンは、あくまでチーム代表として残留することを条件としていた為、
今週、彼は メルセデスを離脱することに腹を決めたのだと各メディアが伝えている。
http://www.bbc.co.uk/sport/0/formula1/24725406
余談だが Lowe は今週、20歳年下のガール・フレンドと結婚した様だ。(.... ま、いいか !?)

さて、今年 1月24日のThe Guardian に、興味深い記事があった。
http://www.theguardian.com/sport/2013/jan/24/ross-brawn-mercedes-future
それによると、ブラウンは 既に この時点で、マクラーレンからパディ・ロウが来ることを
予測していたのだ。 やはり その洞察力は ただ者ではなかった。

そして、2015年に ホンダが エンジン供給のカタチで マクラーレンと共に F1 に復帰する
にあたり、ブラウンとマクラーレンの繋がりが 再び取り沙汰されたりしている。
しかし それとて 未だ確証は無く、マクラーレンのウィットマーシュも これについては
言明していない。 また、ブラウンは別のカタチで FIA会長のジャン・トッドと手を組む
のではないかとの憶推があるのも事実だ。

結局、 この結論には 今しばらくの時間が必要な様で、
これからの F1 ストーブ・リーグに向けて、噂の絶えない事となろう。