2016年4月30日土曜日

F1 in Sochi

   skysports.com

先ほど(22:02、現地16:02)予選の終了した Russian Grand Prix。
マクラーレンの2台は タッチの差で Q3 進出ならず。
そして、Hamilton がQ2 終了直後に、突如のトラブルで Q3 をあきらめた。
中国と同じ、ハイブリッド系のトラブルか。

www.formula1.com/content/fom-website/en/championship/races/2016/Russia.html
www.bbc.com/sport/formula1/2016/russian-grand-prix/results/practice

Q3 の結果は、1) Rosberg  2) Vettel  3) Bottas  4) Raikkonen  5) Massa  6) Ricciardo
7) Perez  8) Kvyat  9) Verstappen  10) Hamilton
しかし Vettel はギアボックスの交換で 明日は5グリッド降格、7番手スタート。
予選終了後のインタビューでは、今一つ浮かない顔だった。

[Full Qualifying Results Today]

明日の決勝は15:00(日本時間21:00、時差6時間。)から。
テレビは フジテレビNEXT(CS)で、スタート30分前の20:30から。

2016年4月29日金曜日

Aston Martin Vantage GT8, Racing is our blood


 autocar.co.uk/car-news/new-cars/aston-martin-vantage-gt8-revealed
Aston Martin Vantage GT8
Aston Martin は今月15日に 新たな "Vantage GT8" を公開している。
そして、いよいよ国内でも その受け入れと販売体制が整ってきた。
www.astonmartin-atlanticcars.co.jp/THE_BLOG/?p=8534
www.astonmartin.com/en/media-centre/press-releases/2016/04/15/

Vantage GT8 は既にWEC(世界耐久)で走っている GTE(480bhp) のロード・バージョンともいえる
モデルで、販売台数は150台限定、価格は£165,000(約2680万円) と言われる。
V8 Vatage の 4.7-liter・V8 をベースに、10馬力アップした 440bhp を搭載、
6速マニュアル(Sportshift / single-clutch automated manual gearbox) または7速パドルシフトを
用いる。 内100台は輸出に廻される予定だ。
("LM"GTE → "Le Mans" Grand Touring Endurance  WEC Classes
https://www.youtube.com/watch?v=srUqoPkn8yU  [Vatage GTE Production]


Vantage GT8 は、GTE Car からフィードバックされた Weight Reduction Programme 及び
Aerodynamic Package により、その内容は主に下記の通りだ。
ホィールで7kg、バッテリーでは17kg もセーブされる。
これらにより 車輛全体では、通常の V8 Vatege より約100㎏ の軽量化になるという。

Wider Carbonfibre Body Panels
large Front Splitter & huge Rear Wing
lighter Exhaust System(secondary Catalysts removed)
Magnesium Wheels(standard)
Acrylic Plastic Windows & Lithium Ion Battery(boss as Options)
(尚、GT12 はエア・ベントのあるボンネットが オプションで有ったが、GT8 には用意されない。)

GT8 は、昨年に限定100台をリリースした Vantage GT12(Vantage GT3 Special Edition)の弟分
に当たるクルマで、Vantage GT12 のV12・592bhp は 25万ポンドで4000万円を軽く超えるから
今回のGT8 は かなり買いやすい価格帯になるだろう。

価格もさることながら、少なくとも日本の路上では このGT8 の方が乗り易い、扱いやすいと想う。
GT12 の 600馬力・V12 を振り回すには、それなりの覚悟と腕前が必要だ。
4.8 liter・V8 の方が、普段使いにも楽なハズである。
GT8 は 適度な使いやすさと、パッセンジャーにとっても 楽しむ余裕を与える事が出来るだろう。

Vantage GT8 の1トン超え440馬力は、我々的には "普段の足" だが、使い道は遥かに広い。
それどころか、このまま サーキットに持ち込んでも十分楽しめる。
とにかく、私達は 550kg・350馬力が日常だから !!
馬力に関係なく、車重は700kg 台までが理想である。 挙動が 全く違うから。
(その分、犠牲は多いけど。)

GT8 は 多分10月以降からデリバリーが始まる予定だが、果たして日本では  いつ、いくらで !?
詳しくは、私もよく知る ㈱アトランティックカーズの中村さん迄。 (TEL ; 03-3583-8611
 [Maps]
 
www.astonmartin-atlanticcars.co.jp/THE_BLOG/?p=8528
www.astonmartin-atlanticcars.co.jp/?p=543 Atlantic Cars / GW 休業のお知らせ

GT12 (GT3 Special Edition) /   I shooted in Geneva last year,  [click ↓ ]

2016年4月24日日曜日

Prince died aged 57, "Baby, I'm A Star"

 The Purple Rain Tour 1984 / billboard.com 

Prince Rogers Nelson  7 June 1958 - 21 April  2016

先週15日(金)、プリンスは 自家用ジェット機 Dassault Falcon 900 で移動中に急に
体調が悪化、深夜1時過ぎにイリノイの Moline に在る Quad City Airport に緊急着陸して
病院に直行した。 原因はインフルエンザだと言うが、数週間前から体調を崩していたものだ。
(余談だが 日本の海上保安庁は、洋上の捜索機として ファルコン 900MSA を導入している。)

しかし翌16日には、シカゴから約500km北西の Minneapolis 郊外に自身が所有するスタジオ
"Paisley Park Studios" でファンと交流し、新しいギターやピアノの前で ライブアルバムを出すと
語っていたと言う。  ところが その数日後の21日午前、TMZ が第一報で彼の死を報じたものだ。
tmz.com/2016/04/21/prince-dead-at-57/    [Paisley Park Studios Maps]
facebook.com/paisleyparkafterdark/
facebook.com/KoenigseggAutomotiveAB/photos/
billboard.com/articles/news/7341522/prince-dead
edition.cnn.com/2016/04/21/entertainment/prince-estate-death/
aljazeera.com/news/2016/04/pop-icon-prince-died-aged-57-160421170113083.html

これによると、プリンスは自宅を兼ねるスタジオのエレベーターの中で発見され、
すぐさま 現場で心肺の蘇生・CPR(Cardio Pulmonary Resuscitation)を試みたが叶(かな)わず、
現地時間21日10:07に死亡が確認された。 
同日、ホワイトハウスは オバマ大統領の談話を発表している。
www.whitehouse.gov/the-press-office/2016/04/21/statement-president-passing-prince

twitter.com/NASA/status/723233728747724800
twitter.com/MickJagger/status/723250855777034240
twitter.com/Madonna/status/723236839277076481?lang=ja
twitter.com/katyperry/status/723197982481375232

彼は 78年にデビュー、以来アルバム・CD等の総売り上げは1億2000万枚を超える。
プリンスは 78年にアルバム "For You" でデビュー、通称ミネアポリス・サウンドの旗印となった。
そのサウンドは ロックやファンクを中心にあらゆる分野のテイストを取り込んだ独自のスタイルを
確立した。 父親はジャズ・ピアニスト、母親もジャズ歌手だった。

そして84年、自らが主演した映画 "Purple Rain" のサウンドトラックのアルバムは、
最初の一週間で100万枚を売り、ビルボードで24週もトップチャートを維持し続けた。
その後 米国内だけでも1600万枚を売り上げている。
尚 プリンスは 82年ころから、バンドの表記を "Prince and the Revolition" に改め、
これを86年まで続けた。
93年、ワーナー・ブラザーズと1億ドルで再契約し、ワーナーの副社長としても名を連ねる。
しかし 相手が大会社ゆえ、自分の思うような曲作りと活動が出来ない不満が鬱積し、
ワーナーとの信頼関係に亀裂が入っていくことになる。

プリンスは 94年のアルバム "Come" 発売した際、今迄の自分は死んだと言い、
この際のアーティスト表記を"Prince 1958 - 1993" と記して自らの存在を無機質に呼称するように
なった。 もしくは 92年のアルバムの "シンボル" マーク自体が自分の名であると言って、
そのマークの呼び方さえも表記しなかった。 その為に周囲からは、このマークを指して、
"The Artist Formerly Known As Prince"(かってプリンスと呼ばれたアーティスト)と言われる様に
なった。 さらに短絡化して "The Artist" とも呼ばれる。

Logo. Hollow circle above downward arrow crossed with a curlicued horn-shaped symbol and then a short bar

結局、プリンスは、80年初期から90年初頭までが全盛期とも言え、
独創的で奇抜な 彼らしい活動を行っていた。 ワーナー以前ともいえる。
86年に初来日公演、80年代末から数年間にわたって横浜の新山下で "Glam Slam Yokohama"
の名のディスコをプロデュースしていた。

Shin-Yamashita, Yokohama

そして、96~99年にかけて、徐々にワーナーとの間柄を解消していく。

2000年、晴れてワーナーとの関係を終えたプリンスは、自身の名前を "Prince" に戻すことを
発表、翌年にはオリジナルアルバム"The Rainbow Children" をリリースする。
以後、彼なりの自由闊達な活動を行っていく。

2004年にはロックの殿堂入りを果たし、更に ネット配信なども積極的に行う。
彼は人種差別や様々な社会問題にも積極的なアプローチを行ない、
スーパーボウルのハーフタイムショーに出演した際は、テレビで3億人が視聴したと言われる。
www.youtube.com/watch?v=7NN3gsSf-Ys
www.youtube.com/watch?v=W6KUTL0PXl0

2014年4月に突然、不仲だったワーナーブラザーズと再々契約、新曲を配信する。
昨年2月のグラミーの アルバム・オブ・ザ・イヤーでは、プレゼンターを務めた。
最近は 自身の回顧録を書き始めたと言い、最新作 "Hitnrun Phase Two" のCD が来週29日に
発売される段取りだった。(日本盤は5月27日)           [Source,wikipedia]

そして、今回の訃報である。
今日現在、現地の警察はプリンスが自殺したと言う痕跡、理由は見当たらないと発表している。

Prince in the movie "Purple Rain"

実は私は 彼の楽曲に詳しくはない。 "パープルレイン" くらいしか知らなかった。
しかし今回 彼の今迄の経歴をひも解いてみると、その並々ならぬ言動には ある種の感嘆を覚え、
その存在感たるや、マイケル・ジャクソンに迫るとも劣らないだろうと想ってしまう。
www.youtube.com/watch?v=F8BMm6Jn6oU   [Purple Rain]
www.youtube.com/watch?v=RWUcki58aMI     [Best Movie Scenes]
www.youtube.com/watch?v=y9-1_mJLXMQ    [Computer Blue]
www.youtube.com/watch?v=G-O-DmEy8Tk    [with James Brown, Michael Jackson]
www.youtube.com/watch?v=H4k-d88BEsI    [I'm a Musician]
www.youtube.com/watch?v=m8mg7CxAYUM   [10 Dec 1999 Larry King Live CNN 37:59]

そして "Prince" は、永遠の魂を手に入れたのだ !!

2016年4月22日金曜日

Aston Martin Vulcan, converting a Track Car for the road

 autocar.co.uk/aston-martin-vulcan


Aston Martin Vulcan。

昨年のジュネーブショーで初めて登場したクルマだ。(私も 現場で目撃している。)
そして、今年のバーミンガムでも 再会した。
Click ↓

昨年も今年も、これはレーシングカーにしては美くし過ぎると想っていた。
事実 アストンマーチンは、これまでも トラック用のクルマとして世間に説明してきたものだ。
しかしアストンは 今回その考えを覆(くつが)えし、ロードカーとしての路(みち)を用意した。

in Birmingham this January [Click ↓ ]
in Birmingham this January

つまり 24人いるトラック用の Vulcan のオーナーの中には、その流麗さゆえ、
ロードでも乗りたいと考える人の為に、アストンは Wellingborough の RML(Ray Mallock Ltd.)
タイアップして、主に次の3つの観点から、つまり 保安基準的な変更、車高の問題、
そして ギアレシオについての "改善"、もちろんそれ以外にも必要な措置は施すだろう。

ここで RML について少し述べておくと、同社は 90年以来、ハイレベルのロードカーや
レース用に特化した開発を行い、特に Nissan 及び Infiniti との付き合いで 2003年には、
当時の Nissan Micra(日本名 マーチ)に 6速シーケンシャルと265hp のエンジンを装備して
ツーリングカー選手権 用に、さらに Nismo チューンの V6・309hp の限定車 "Micra R" を
ジュネーブに出品している。 一昨年には、Infiniti と一緒に "Q50 Euro Rouge Concept" を
発表した。 このクルマは、R35 GT-R 用のVR38DETT・560ps を搭載したが、
発売には至っていない。

さて、この様にレース車輛をロードカーに転換して登録する事は 一部の国では容易ではあるが、
通常は 非常に煩雑で困難を極める。 日本でも同様で、我々も常に困惑している。
いや、やれば出来るのだけど、特にコスト面で 顧客にとって大きな負担になるからだ。

しかも メーカーが用意する今回の様なロードパックは無かったので、乗りたくても躊躇していた。
アストンも当初からロードリーガルを想定していたワケではなかったが、
RML は、ロードリーガルは可能であるという見解を示した。

アストンも 技術的な観点からいえば、もう少しの時間的余裕が欲しかったものの、
今となっては、4~5人の既存オーナーからのオーダーを期待している様でもある。
そして現在商談中の最後の2台ののオーナー達も、近々に ロード用のコンバーションを
してくれそうだという。

今のところ 排ガス・テストを含む必要な変更と追加も行うが、トラック走行に戻る事も念頭に置き、
ロールケージは外さないよう推奨している。

これ等の最終的な費用は まだ明らかにされてないが、安くはない作業になるだろう。
Vulcan と ほぼ同額の McLare P1 GTR も、ロード・ユースに変換出来る等、
このクラスのクルマをロード&トラックで使用するのが普通になってきた。

というよりも 完璧なレーシングカーではないけれど、それに近い性能とポテンシャルを持ちつつ、
そこそこの居住性とインテリア、運転のし易さを実現したクルマが創れる時代になったという事
だろう。

Vulcan の車輛本体の価格は £1.6~1.8million(160~180万ポンド・約2億8000万円)だが、
日本でこの手のクルマを創る技術はあっても、それをやろうとする意気込みとセンスは、
残念ながら持ち合わせない。 同じく 3億円を用意して、趣味や遊び(!?)の一環で
此処までのカネを注ぎ込むことが出来る 気合いの入った輩(やから)もいないのか ?
カネの余裕だけではなく、心の余裕と その豊かさがないと やってられない事ではある。
まあ カネは有るんだろうけど............... ん、残念だ !!
youtube.com/watch?v=WhNiCBESAFY

ロンドンでは、2億円のクルマが路駐してましたけど。  .......... 余裕です !!
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/01/posted-by-picasa.html

2016年4月20日水曜日

Every Mini is a Mini

 autocar.co.uk/car-news/mini-rocketman-and-superleggera-could-make-production


Mini は今 新たな ビジョンを探っている。

既に5年近く前にアイデアを出した "Rocket Man" と、一昨年の Concorso d'Eleganza Villa d'Este
に登場した "Superleggera VIsion"     inautonews.com [in Villa d'Este Italy]
bmwblog.com [about Rocket Man]    autobild.de  [Vision Photos]
ミニのプロダクション・チーフ Ralph Mahler は、この2モデルについては まだ世に出すことが
可能だろうと考えているらしい。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/search/label/MM


このところ 何気に大型化している Mini の各モデル。 しかし 本来のサイズのミニについては
現状では 将来的にも具体化された企画は存在しない。
Rocket Man は、"mini Mini " とも愛称されていた。 僅ずか 3.2m の全長しかない。
日本の "Kei Car" より短い。  しかも 今回は、これを EV で仕上げようと考えている様だ。
(軽自動車の最大の欠点は、長さに対して車幅が狭い事だ。 更に 足腰がフニャフニャ。 危険だ ! )

ミニにとっても 新たなチャレンジとなるロードスター、 "Superleggera"。
実は今迄  出し損ねていたのは、該当するサイズのプラットフォームが BMW側には無かった
のが 大きなネックだったのだろう。
しかし、今や 時代は "コンパクト" で エコ を目指している。 ミニに まだEV は無い。
ロードスターも無い。 ......... だから、"今でしょ !! "。

今は BMW に " i 3" がある。 そして Toyota とのパートナーシップを持ち、
更にトヨタには小型車の技術があり、Daihatsu を抱えている。 ...... チャンスでしょ !!

BMW は 自社の100周年に際し、 6月16日、Mini ブランドの新たなコンセプト・カーを
London で発表するらしい。 その時の うたい文句は  "Every Mini is a Mini"  だと言い、
小型化とエコは 正に時代の要請でもある。
果たして このコンセプトが、"mini Mini " なのか 小型ロードスターなのか、はたまた別物か。
現時点では定かでないが、まもなく これは判明することだろう。  ......... 待ちましょ !!

MINIとイタリアのカロッツェリアがコラボした! 「MINI スーパーレッジェーラ ヴィジョン」
  [Superleggera]

2016年4月17日日曜日

Chinese Grand Prix Final

 twitter.com/redbullracing/status/721559267258576896

間もなく開始される 中国グランプリの決勝。  今日のポールは Rosberg。
www.formula1.com/content/fom-website/en/championship/races/2016/China.html
まずは 国歌斉唱。(現地 14:46、 時差1時間)
Hulkenberg は 3グリッド降格。  Hamilton は最後尾。
路面温度は40度。 高い !  各車 ソフト、または スーパーソフトで始める。

twitter.com/McLarenF1?ref_src=twsrc%5Etfw

15:00 フォーメーション、スタート。  全56周。
そして 15:03  レースがスタート、 最初に飛び込んだのは Ricciardo !!
Ferrari が2台とも接触。 ピットには戻らず。 パドックは諸手を挙げて驚いている。
Hamilton も左フロント・ウイングを失った。

Lap  2  Hamilton、Raikkonen がピットへ。 Grosjean のピットが長い。
Lap  3  Button 8番手。  Ricciardo が左後ろバースト !!  何故こんな早くに !?
     最初の混乱で、コース上にデブリ多数。
Lap  4  Safety Car。 Button は ミディアムに交換。
Lap  8  まだ、セーフティーカー。 Rosberg、Massa に続いて 3番目に Alonso がいる。
     Button は11番手。
Lap 10  再開。 Alonso 4位、Kvyat が上がった。 Button 10位。
Lap 13  Rosberg, Kvyat, Massa, Alonso。 Button 9位。
Lap 14  Button 8位に。 Vettel 5位、そして Alonso を交わした。
     Vettel は Bottas に接触、左フロント・ウイングの先端を落とした。
Lap 15  Raikkonen ピット。
Lap 17  Alonso のペースが落ちてる。 Alonso ピット。 ミディアム。
Lap 18  Vettel ピット。  Button 9番手。
Lap 19  Vutton 8位。 Verstappen が続く。
Lap 20  2位のKvyat がピット。 Ricciardo も。
Lap 21  Rosberg 最初のピット。 
Lap 22  Rosberg, Kvyat, Vettel。 Alonso 11番手。 Button は4位にいる !
Lap 25  Button は4位も、Massa に抜かれた。 トップスピードが足りない。
Lap 28  Button 10番手。 Hamilton が迫っている。 Button ピット。
Lap 31  Hamilton ピット。 Alonso 9位。
Lap 32  Vettel が 2位 Kvyat に迫る。 Alonso 8位。
Lap 33  Kvyat は2位を死守。  Alonso ピット。
Lap 34  Raikkonen 5位。 Kvyat は2位を譲らない。
Lap 36  Kvyat, Vettel がピット。 
Lap 37  Rosberg もピット。 Vettel が Kvyat を抜いて2位に。
Lap 38  Ricciardo は2位に上がっていたが、ピット。 Alonso 13位。

Lap 47  Hmilton 7番手。 Button 13番手。
Lap 49  Alonso 12位、Button 13位。
Lap 51  McLaren-Honda は やはりパワーが今一つか。
Lap 52  Rosberg, Vettel, Kvyat, Ricciardo, Raikkonen, Massa, Hamilton の順。
Lap 54  あと3周。 Rosberg が逃げ切るか。 独走 !
Lap 55  Alonso 12位、Button 13位は変わらず。 
Lap 56  最終ラップ。 Bottas に Sainz が喰らい付く。 Bottas は抜かれた。

そして、Rosberg がチェッカー !!   " Well done !  Excellent Drive " ...... , said Rosberg.。

1) Rosberg  2) Vettel  3) Kvyat  4) Ricciardo  5) Raikkonen  6) Massa  7) Hamilton
8) Velstappen  9) Sainz  10) Bottas

[Full Race Results]

今回はリタイア無し !  全員完走。 めずらしい !!
Rosberg は3連勝 !  早くも 今年のチャンピオンの匂いがする。
表彰台では 3人がシャンパンの瓶を重ね合い、乾杯する。
Rosberg は "楽勝" だった。 2位 Vettel に37秒差だ。

3位 Kvyat はバックルームで Vettel と歓談している。 共通語は英語だ。
先輩 Vettel がアドバイスする。 文句も言ってたけど。 貴重だ。
これで 次の若者が育っていくのだ。 こういう舞台は、そうザラにあるものではない !
今回の Kvyat は "魚雷" と称された。 突っ込みが良かった。 本日のヒーローだろう。

Toro Rosso の二人はいい感じだ。  若いワインの熟成が楽しみである。
18歳の Verstappen は、今後 どこまでイケるんだろうか。
それに比べ、今年の Williams は 勢いが無いかも。 でも、誰が悪いんでも無かろう。
それだけ 熾烈な争いなのだと理解しよう。
更に良くないのが Renault だろう。 今季 初参戦の彼らは、少なくとも1~2年は覚悟が必要だ。

今日の McLaren-Honda は後半で 精彩を失ったが、今年の前半でパワー不足の問題も
解決していくものと思われる。 このままで いくハズがない。
年内に表彰台を目指す事を考えているに違いない。

Massive Earthquake, Toyota and Nissan to Stop Production in Kyushu

   abc.net.au/news/2016-04-17

平成28年 熊本地震(2016 Kumamoto Earthquake)が甚大な被害をもたらしている。

14日の夜 21:26に発生した Magnitude 6.5 の巨大地震。
更に その本震とみられる マグニチュード 7.3 の地震が16日の深夜 AM1:25に発生した。
(英語圏では、マグニチュードよりも、アメリカの地震学者リヒターが考案した "Richter Scale"
の方が一般的らしい ? )

これにより 現時点での死者は42人、この他の不明者もあり 20万人が避難生活を余儀なく
される 大規模な震災となった。 気象庁はかなり特殊な地震だとの見解を示している。
熊本では1889年(明治22年)にも、ほぼ同規模な地震が発生して、
今回と同じく 熊本城も大きな損傷を受けていた。 城郭の耐震化は難しい。

九州地区の Toyota、Nissan、Honda 等の各メーカー、及び アイシン精機などの関連部品メーカー
も被災した為、操業の一時停止の事態に陥っている。
各社共 今日(17日)または明日の状況判断により、その後の再開を検討する。

jalopnik.com/earthquake-forces-toyota-and-nissan-to-stop-production
europe.autonews.com/toyota-nissan-idle-two-assembly-plants-in-wake-of-earthquake
http://www.bbc.com/news/world-asia-36059487
http://www.telegraph.co.uk/news/2016/04/15/
http://www.nytimes.com/2016/04/16/world/asia/second-powerful-earthquake

toyota-kyushu.com/news/20160416328.html
toyota.co.jp/jpn/auto/passable_route/map/
sankei.com/economy/news/160416/ecn1604160032-n1.html
topnews.jp/2016/04/16/news/137899.html

※ 文中のオレンジ文字は、そのままクリック

それにしても政府官邸が言うほどには、被災地に対する水や食料の配布は進んでいない様に
見受けられるが、如何なものか !?  消費期限を過ぎた、もしくは間もなく期限を迎える食品を
集中的に調達するなど、民間を含めた もっと大規模な支援が出来るだろうに。
この際、期限切れ食品の配布は 失礼に当たらないだろう。 常識を超えた支援が必要である。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160212-00000022-zdn_mkt-bus_all

特に 水と食料、医薬関連の早急な配布に関して カネと人員、流通を投入すべきである。
特に女性と幼児、高齢者の為に。

一般論ではあるが 通常、あらゆるセッションやイベントの成否は、如何に優秀な指揮官が
いるかどうかに依る。 熊本には この様なキーマンが居ないのだろう。
重要なのは 組織だけでなく、一人のキーマンなのだ。
今後は これ等の大規模災害を経験し熟知した人材を、国のスタッフとして平常時から確保
しておくことだ。 もちろん 官邸や関係省庁に顔の効く人間、もしくは同等な権限を持つ人
でなければならない。 そして有事の際には、瞬時に現場の省庁に派遣し指揮を取らせる。

私見だが、今月から値上げした高速道路の料金のうち、値上げ分を 先んじて熊本に廻すといい。
(それにしても 高速道路の無料化は、イギリスやアメリカに出来て、なんで日本で出来ないのか。)
交通違反の反則金も、一時的に被災地に廻せ !!  これ等は 膨大な金額だろう。
(今週 私もスピード違反で、18,000円を支払いました。 使って下さい !! )
オリンピックの予算など  今はストックされている金員が有れば、その一部を優先的に廻す。
先に融通する時間差は、一年足らずで 十分吸収できるだろう。

逆転の発想は、こういう時にこそ 有効である。

Chinese Grand Prix, Shanghai Qualifying

Will Nico Rosberg win again?

雨にたたられた 中国GP(上海)の予選セッション。  [Shanghai Weather this Weekend ; BBC]
決勝戦のポールを捕ったのは、Nico Rosberg だった。

Q2 で Force India の Hulkenberg による赤旗中断で(左フロント・ホィール脱落)、
そのあとに控えたドライバー達のセッションが出来なかった。
これにより、McLaren-Honda も Q3 に進出する余力を残していたものの Q2 で終わった。
https://twitter.com/mclarenf1   https://twitter.com/hondaracingf1

今回、不評だった新しい予選システムは この中国GP 以降 廃止される事に決まった。
元のやり方に戻ったのは幸いだが、悪天候にも苛まれて 今一つの結果となった。
fia.com/thursday-press-conference [with Driver]


formula1.com/saturday qualifying-press-conference [Driver]
Hamilton は、Q1 でのエンジントラブルで タイムの記録を取れず、決勝では最後尾スタート。
一方、ホンダ勢のコンディションは快調で、Alonso も初戦の大クラッシュによるケガから復帰、
FP2 では 339.6km/h を記録していた。 今日の決勝ではトップ10圏内を目指す。
[Full Qualifying Results]

決勝戦の模様は フジテレビNEXT(CS)で、14:30から 直前の様子を含めて放送を開始、
本戦は 15:00(現地14:00、時差1時間)スタートの予定。
尚、朝8:20からは、土曜日の公式予選の再放送も。

www.youtube.com/watch?v=r8IvXis9MBs [Qualifying Highlights Video  22:48]

2016年4月15日金曜日

Mini Saloon, the History is very important for Mini

 autocar.co.uk
Mini saloon Autocar image
Mini はその昔もそうだったように、BMW になった以降の新型ミニも また進化を続けている。
そして ここにきて にわかに、新型のミニ・サルーンの話が具体化されようとしてるようだ。
これまでも、BMW X1 と Mini Clubman は 基本的に同じプラットフォームを用いるが、
今回のサルーンにも 同じものを流用するらしい。 このクルマ、普段の足にちょっと欲しいかも。

アメリカとアジア(特に中国)では、セダンのマーケットの比率が大きく、
その辺の事情を鑑みて ミニにもセダン・モデルを、という事の様だ。
そして この新たなモデルは、昔あった Riley(ライレー)の名を冠することになりそうだ。

実は、ライレーと共にほぼ同時期に存在した別のブランドに、Wolseley(ウーズレー)が在る。
どちらも 各々独立した会社のものだったが、60年代初頭に BMC 傘下に組み込まれた。
言わば兄弟車として バッジエンジニアリングの対象となったが、ライレーは71年に、
ウーズレーは74年頃で消滅している。 (更に BMC はレイランドと合併して BLMC となった。)
(この状況の中で、両車のなりわいは かなりややこしいので、詳細な説明は避ける事にする。)

要は今回、ウーズレーじゃなくてライレーの方を生かして、当時の背景も匂わせたブランド名を
新型ミニのセダン(サルーン)で その名を復活させようという事だろう。

Autocar が掲げた上記の レンダリングは、あくまで希望的観測であって 正式なものではないし、
今回は この他にも、同業他誌が推測した絵が いくつか存在する。
まあ、来年のジュネーブショーにでも最終型が登場すれば、いいのかも。
そして来秋頃には販売できればいい方だろう。
しかし、ミニのプロダクトマネージャーである Ralph Mahler によれば、グローバルな販売は
15~20万台位は見込めるだろうとも言う。
そして特に Mini の場合は、その歴史的な背景こそが大事なのだ、と。

1962RileyElf-a
'62 Riley(ライレー) Elf Mark Ⅱ

2016年4月12日火曜日

Effeffe Berlinetta

 ideepratiche.it/effeffe-berlinetta-la-fuoriserie-tutta-italiana/


私は、日頃よりイタリアには 近づかない様にしている。 別に危険だからとか そういう問題ではない。
その真逆で、涎(よだれ)が出るほどの素晴らしいクルマがいくらでも有りそうだからである。
本当は 喉から手が出るほど行ってみたい。 カントリー・サイドだって 絶対いいに決まっている。
でも イギリスだけでも手いっぱいなのに、イタリアにまで手を伸ばすなんて不可能だろう。
まあ、死ぬまでに一度は訪れてみようかと思っている。 余談だった。

Effeffe Berlinetta。
今週14日(木)~17日(日)まで開催される Top Marque Monaco で観ることができる。
クルマは、2年前の Concorso d'Eleganza Villa d'Este で初めて公開された。
Effeffe は Leonardo と Vittorio のFrigerio兄弟によって、Monza ベースの小さな工房で造られる。
いかにも 60年代レトロを標榜する。  www.effeffecars.com/villadeste/
www.youtube.com/watch?v=QZuHjc39xdQ

フロント・ミッドにマウントされた 71年の 2-liter Alfa-Romeo Twincam inline-4 180hp
with Weber DCOE は、 6500rpm でピークパワーを迎える。
これを当時のアルファをイメージしたボディーに組み込んだ。  レプリカではない。
車重は全体で790kg。 足には四輪ともディスクブレーキを配した。
フロントサスペンションは特異な構造を持ち、そのジオメトリーをアジャスト出来る。
リアは Watt's Linkage ベースのライブアクスルで決める。
http://www.effeffecars.com/caratteristichetecniche/ [Specfications]
www.youtube.com/watch?v=uhRNxaAKvhI&nohtml5=False


インテリアは顧客のオーダーも取り入れて、Matteograssi のレザーで仕上げられる。
もちろん ステアリングは木製の Nardi だ。
facebook.com/matteograssi1880/posts/696207353768255
価格は決して廉くはない $320,000 だが、これには後日 顧客と共にサーキットで足回りと
シャシーのファイン・チューニングを行うサービスを含んだりるする。
それにしても、3500万円は軽く超える。

Effeffe Berlinetta

それでも、高いと思ってはいけない。 此処までリアルなレトロ感をかもし出す "新車" は まず無い。
しかもその構造と造り方をみる限り、かなりのローテクだ。
恐らく 今から30年後の存在感は、相当なものだろう。 それは十分期待していい。
そして Frigerio 達だって、大量に売ろうなんて考えているワケではなかろう。
それよりも早速 次のモデル、つまり 今回のモデルの Drop-Top Spyder を考えている。

イタリアにはイタリアなりの考え方と楽しみ方がある。 それを理解しつつ乘る必要があると思う。
3500万円を用意し、近松門左衛門 レベルの 酔狂な気構えがないと乘っていられないかも知れない。
このクルマは イタリアの豊かさを象徴している。 日本の豊かさとは 全く異質なものだ。

こんなクルマ(新車)、日本では絶対に創れないに決まっている !
技術的には大した問題では無いだろうが、むしろ やろうとする勇気とセンスが必要だ。
誰かやってくれないか !?  そして 誰か買ってくれないか !?
あ~、 イタリアに行きたい !!     www.youtube.com/watch?v=aMeKmGqHegc

2016年4月9日土曜日

How to make the "Mono"




BAC Mono、稀代まれなクルマである。  単座の "Road Car" だ。
英国は キットカーの宝庫だが、Mono はその最高峰と言ってもよい。
今回は 英 Autocar誌が Mono の工場を訪れて、その製作現場をリポートしている。
autocar.co.uk/car-news/new-cars/inside-bac-factory-how-make-mono

実は私も 昨年の一月に BAC の本社を訪れ、同工場をリポートしている。
Autocar にも引けを取らない内容と写真だと、自負する。 
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/01/bac-mono-one-of-kind.html  [last Year]
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2016/01/also-best-is-mono.html  [this January]

Click ↓






BAC(Bricks Automotive Company)は、Neill Briggs(兄) と Ian Briggs(弟) の兄弟により
2009年に設立された。 Neill が社長、Ian はテクニカル・ディレクターか。

兄の Neill は、レーシングカー・コンストラクターの Reynard で学んだ後、
Ford Forcus ST の企画に携わり、その後 Ford の Saarlouis工場で 初期の Forcus RS も
手掛ける。 また GTレースも経験し、クルマ好き、レース好きだった父の影響もある様だ。
一方、弟の Ian は、カリフォルニアで ボートのデザインを学び、その後 シュツットガルトや
Crewe のメガ・ボートの会社に在籍し、コベントリーの大学で カー・デザインも学んでいる。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/09/mono-marine-edition-for-superyacht.html

彼等は アストンマーチンやマクラーレンのクルマ造りを始め、ヨーロッパの様々な会社、
クリエーターやサプライヤーに注視し、最終的なイメージとして  ロードゴーイングの
Formula Ford の発想を思い着く。 Oulton Park Circuit にも通い、CAD で構想を練り、
最終的に ロード走行が可能なミッドエンジンのシングルシーターに結着した。
それが "Mono" であり、そして BAC を創業したのだ。

これ等の経緯を鑑みるに、彼ら兄弟のセンスと執着心が集成した結果、
現在の Mono が導かれたのである。 十分な裏付けが有っての事だ。
そして、将来的には 時期モデルの構想もほのめかしている。
つまり、誰もがやる様な 2シーターではなく、例えば 3シーター等が考えられると言う。

当初 2.3-litre 280bhp で始まった Mono は、昨年秋から 2.5-litre 305bhp に成長し、
車重580kg の車体で、最高速は 170mph(約 272km/h)、0-60mph を 2.8秒で走り切る。
コクピットも 従来より56mm 幅広になり 細部にわたって改良されているが、
今や 価格自体も成長し、ベーシックな車輛本体は 現地価格で £125,000(税別) にもなる。
しかし 現車を観てもらえば判る通り、その内容は十分納得できるものだ。
比べるべきクルマは、....... 無い !!
円高で為替の安くなった今が、買い時かも知れない。

たぐい稀な独創性を持つ BAC。  更なる今後の展開が期待される !

2016年4月7日木曜日

Clive Chapman expounds his father's "Lotus 88"

 pinterest.com


Lotus は 時に先進的であった。 もちろん それは今でも引き継がれているものの、
今は亡き 創業者 Colin Chapman の創造的な発想は、当時としては群を抜いた存在だった。
彼は 本田宗一郎以上の、相当な頑固者だったらしい。
彼が来日した時に、私の知人が富士スピードウェイまで チャプマンをクルマに乗せていった際、
気難しくて話しづらい、扱いにくい男だったと述懐していた。
そんな男だから、Lotus の F1も 他に類を見ない技術と構造を備えていた。

この "Type 88" も、"Twin-Chassis" という  ドライバーが座る本体モノコックと、
サイドポンツーンを含む外側のボディーの二重構造になっており、
いわばフローティングした様な状態で グランドエフェクトとダウンフォースに対応している。

Racing magazines of the time illustrated the 'twin chassis' concept.

しかし この構造が物議をかもし出し、オーガナイザーや他のチームから総スカンをくらってしまう。
Chapman は 81年の初戦から "88" を投入したものの、
空力に関連するボディーワークは固定されたものでなければならないという旨のレギュレーションに
違反する という理由で、プラクティスは走ったが 決勝戦での出走を禁止されてしまった。

ロータスはその年の第3戦まで、"88" をサーキットの現場に持ち込んだが、
結局本戦は出走出来ずじまいだった。
その後ロータスは 抗議の意思表示として、第4戦のサンマリノGP を欠場している。

ほぼ同時期に登場した McLaren MP4-1 では、アルミ・ハニカムを CFRP で挟んだものだったが、
Lotus は アラミド繊維のハニカムコアをカーボンプレートでサンドイッチしたパネルを用いて、
それを リベットと接着剤で組み上げた構造になっていた。
(CFRP = Carbon Fiber Reinforced Plastic)

構成するパネルが幾つもに分割されていた為に、一体成型したマクラーレンのモノコックに比べ、
クラッシュした際に せん断荷重でバラバラにならずに、
部分的な破損だけで、荷重を最小限に食い止めることが出来るものだった。
レーシングカーとしては、ある種 マクラーレンより先進的な手法であった。
"88" は、当時2台が製造され、"#11" は現在 日本に留まる。

今回、Colin の息子で Classic Team Lotus を主宰する Clive Chapman が、
当時の経緯を説明している。  www.youtube.com/watch?v=DMtkRcqvGaU  [Video]

残念ながら今季からは、 F1のレースシーンで "Lotus" の名は消えてしまった。
しかし その歴史とレジェンドは、永遠に語り継がれるに違いない。
いい時代だった !!
Chapman is watching his ....... !

2016年4月5日火曜日

Caterham become more lightweight !

 www.autocar.co.uk
Caterham Seven butted tubing
このたび Caterham Cars は、Seven のボディーに使用するパイプ・スペースフレームを
10%も軽量化する事に成功した。 但し 今のところ、全ての車輛のフレームを軽量フレームに
置き換えるわけではなく、顧客の選択によるオプション扱いとする。
同社では 来年初頭から、これらのフレームを使ったセブンを市販化したい意向だ。

同社は、自転車用の鋼管を扱う Reynolds Technology (in Birmingham)、及び CAD / CAM による
設計企画やシュミレーションをコンピューターで行う Simpact Engineering(in Worwick)と一緒に
Seven 270 のフレームを試作し、車重540kg の270 のスペース・フレーム(55kg)を
5.5kg 軽量化する事が出来た。
( Simpact は Ariel Atom にも参画している。 simpact.co.uk/new-vehicle-technology 

もとより "ライトウェイト"を信条とするセブンで、フレームを "10%も" 軽くする事の意味は大きい。
今回は レイノルズ社の "453 High Tensile Butted Tube"(両端が肉厚になっている高張力鋼管)
を用いて Seven 270(1.6 litre Ford Sigma / 135bhp)のフレームを製作(試作)した。
ケーターハムの Simon Lambert CTO は、より軽量な部材を使える可能性も有り、
もっと軽く仕上げる事が可能だろう、と言っている。 但し £1000~£2000 程度のコストアップに
なる様である。

Reynolds の製品は ツール・ド・フランス(Le Tour de France)でも多用された実績を持つ。
かって ヒラリーが、エベレスト初登頂の際に使用した酸素ボンベも 同社製だった。


www.motortrend.com/news/caterham-uses-bicycle-technology

尚、Caterham は2年前に、London と Brighton のほぼ中間に位置する Crawley に、
(本社機能を兼ねた)新しいショールムをオープンしている。 今度行ってみよう。
uk.caterhamcars.com/news/caterham-south-moving-new-home
(M25 の内側、ケーターハム駅に隣接したショールーム は閉鎖された。)


Past Caterham Showroom beside of Station(Station is right back)

2016年4月3日日曜日

Bahrain Garand Prix Final

 telegraph.co.uk
Sunset in Bahrain
国土の大半が砂漠と石灰岩の島国、バーレーン王国(Kingdom of Bahrain)。 人口は約123万人。
西側のサウジアラビアとの間は、全長25kmの "King Fahd Causeway(Bridge)" でつながる。
橋のほぼ中央部に人工島が有り、人々は そこで入国のチェックを受ける。

さて、間もなく あと10分で Bahrain GP の決勝が始まる。  [Circuit Location Map]

https://www.formula1.com/content/fom-website/en/championship/races/2016/Bahrain.html
https://bahraingp.com/-formula-one-bahrain-gp-.html

現地 18:00 ちょうど、フォーメーションが始まった。
と、突如 Vettel のクルマから白煙が !  そのまま終了 !!

18:03、スタート。 Hamilton が1コーナーを制した、と思いきや接触 ! Bottas と絡んだ。
Bottas の左ウイング上端が欠落。 Hamilton は一瞬 横を向きかけたが、何とか立て直す。
Rosberg が先頭に立った。  ピットスタートした Magnussen がピットイン。

Lap  5   Rosberg, Massa, Bottas, Riccialdo, Raikkonen, Hamilton の順。
Lap  7   Button が止まった !!  DRS トラブルか。
Lap  8   Hamilton が Bottas を交わした。
Lap  9   Rosberg, Raikkonen, Hamilton, Bottas, Grosjean, Gutierrez。
Lap 10  Bottas はドライブスルー・ペナルティー、ピットでこれを消化。  Gutierrez はピット。
Lap 11  Vandoorne は Hulkenberg を抜いて11位。
Lap 13  Hulkenberg が Vandoorne を抜き返す。
Lap 14  Rosberg, Hamilton がピット。
Lap 16  Rosberg, Raikkonen, Ricciardo, Hamilton, Massa, Kvyat の順。 Vanndoorne 9位 !
Lap 17  Grosjean が5位に上がってきた。
Lap 18  Vandoorne は更に8位に。
Lap 22  Rosberg,  Raikkonen, Hamilton, Ricciardo, Grosjean, Verstappen, Massa。
Lap 23  新星 Haas の Grosjean が Ricciardo をおいかけ、
Lap 24  Grosjean は4位に上がった。 テクニカル・チーフの Steiner は、思わずニヤリ !
Lap 25  Ricciardo はピットへ。
Lap 26  Vandooorne は7位に、着実な走りを確保。 しかし、ピットへ。 15位に落ちた。
Lap 28  Grosjean はピット。 8位に落ちる。
Lap 29  Hamilton ピット。 Grosjean 7位。
Lap 32  Rosberg, Raikkonen, Hamilton, Ricciardo, Kvyat, Grosjean。
Lap 33  Grosjean が Kvyat を捉えて5位へ。
Lap 34  Vandoorne は再び9位迄上がってきた。
Lap 35  Vottas がピット。 Vandoorne は8位、新人は健闘中 !
Lap 36  間もなく Massa が Vandooren を交わした。
Lap 38  Raikkonen がピット。ちょっと遅い3.3秒。
Lap 39  Verstappen がジワジワ上がってきた。
Lap 41  Hamilton, Rosberg, Raikkonen, Ricciardo, Grosjean, Verstappen の順だったが、
      Grosjean はピット、8.1秒かかって 辛うじて 9位Vandoorne の前に入った。
Lap 42  Vandoorne はピット、11位に後退。
Lap 45  Rosberg, Raikkonen, Hamilton, Verstappen, Riccardo, Massa。Grosjean は8位。
Lap 46 Massa を抜いて Grosjean は6位に。 Vandoorne 10位。
Lap 47  Verstsppen は最後のピット。
Lap 48 あと10周。 これまでは大きなドラマは無い。 Vettel がフォーメーションで終えたくらい。
Lap 50  Rosberg, Raikkonen, Hamilton, Ricciardo, Grosjean, Massa。 Vandoorne は10位キープ。
Lap 52  Verstappen が Massa を交わして6位に。 Massa はタイアが厳しい。
Lap 56  上位6位までは変わらず。
Lap 57  最終ラップ。 Kvyat が Massa を交わして7位。
    そして優勝は Rosberg だ。 やはり Mercedes の優位は揺らがなかった。


skysports.com

1) Rosberg   2) Raikkonen   3) Hamilton   4) Ricciardo   5) Grosjean   6) Verstappen
7) Kvyat   8) Massa   9) Bottas   10) Bandoorne

5位 Haas の Grosjean は立派だ。 今季 F1 初参戦の Haas には American Dream の声も。
Grosjean は駆け出しのころは 少なからず問題児だった。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2012/10/nutcase-grosiean.html

しかし、素質のある者はこれを克服していく。 Haas はフェラーリに密着しながら今季からスタートした。 いずれその縁で、Grosjean もフェラーリ・ドライバーに駆け昇る時が来るかも知れない。

McLaren のルーキー Vandoorne は良くやった !!  一瞬7位まで上がるも着実な走りであった。
Honda の今年の課題は、メルセデスに匹敵するパワーを得る事だろう。
これを 今季前半までに達成して欲しいところだ。 彼等なら出来るハズだ。
twitter.com/McLarenF1/status/716666432633901056?ref_src=twsrc%5Etfw

[Full Race Results]

Stoffel Vandoorne

 snaplap.net

Stoffel Vandoorne ベルギー生まれの24歳。
先週土曜日に誕生日を迎えたばかりだった。 フォーミュラ・ルノーから上がってきたドライバーである。

2013年に マクラーレンの若手育成ドライバーのプログラムの一員となり、
2014年に Art Grand Prix から GP2 に初参戦、第一戦のバーレーンで いきなり優勝し、
同年から マクラーレンのリザーブドライバーにもなって 現在に至る。
昨 2015年には、GP2 で年間チャンピオンの座を獲得してしまう。 昨年のチームメイトには
松下信治が居る。 彼も今年から、マクラーレンの開発ドライバーを務める事になった。
motorsport.com/gp2/news/gp2-austria-vandoorne-maintains-100-feature-race-win-record/

Vandoorne は今年から スーパーフォーミュラへの参戦も決まっており、今週は合同テストのため、
岡山国際サーキットに居たが、Alonso の欠場が突然決まった為に急遽 呼び戻された。
金曜日のバーレーン・フリー走行から参加、アロンソの代役を務め 事実上の F1デビューとなった。
バーレーンのパドックでは アロンソが彼に付き添い、丁寧な助言をしている光景が見られた。
www.mclaren.com/formula1/stoffel-vandoorne-make-f1-debut-bahrain/
twitter.com/svandoorne?lang=ja
www.jamesallenonf1.com/2016/03/fernando-alonso-to-miss-bahrain-grand-prix

昨日の Q2 では、僅かながらだが Button のタイムを 0.064秒上回る結果も出している。
今年の McLaren-Honda は、昨年来の初参戦の不調を吹き飛ばす様に クルマの調子は安定して
きており、上位入賞も見込めるかという憶測も囁かれる中で、Vandoorne の活躍が期待される。
アロンソの体調もいま一つ不確定で、次の中国GP に復帰できるかどうかは、
直前にもう一度行われるメディカル・チェックや CTスキャンの結果に依るので、万が一もう一度Vandoorne の続投も考えられない事ではなかろう。 まずは今日の決勝で 彼の活躍を期待したい。

あと30分後に バーレーンの決勝が始まる。