autocar.co.uk/aston-martin-vulcan
Aston Martin Vulcan。
昨年のジュネーブショーで初めて登場したクルマだ。(私も 現場で目撃している。)
そして、今年のバーミンガムでも 再会した。
昨年も今年も、これはレーシングカーにしては美くし過ぎると想っていた。
事実 アストンマーチンは、これまでも トラック用のクルマとして世間に説明してきたものだ。
しかしアストンは 今回その考えを覆(くつが)えし、ロードカーとしての路(みち)を用意した。
つまり 24人いるトラック用の Vulcan のオーナーの中には、その流麗さゆえ、
ロードでも乗りたいと考える人の為に、アストンは Wellingborough の RML(Ray Mallock Ltd.)と
タイアップして、主に次の3つの観点から、つまり 保安基準的な変更、車高の問題、
そして ギアレシオについての "改善"、もちろんそれ以外にも必要な措置は施すだろう。
ここで RML について少し述べておくと、同社は 90年以来、ハイレベルのロードカーや
レース用に特化した開発を行い、特に Nissan 及び Infiniti との付き合いで 2003年には、
当時の Nissan Micra(日本名 マーチ)に 6速シーケンシャルと265hp のエンジンを装備して
ツーリングカー選手権 用に、さらに Nismo チューンの V6・309hp の限定車 "Micra R" を
ジュネーブに出品している。 一昨年には、Infiniti と一緒に "Q50 Euro Rouge Concept" を
発表した。 このクルマは、R35 GT-R 用のVR38DETT・560ps を搭載したが、
発売には至っていない。
さて、この様にレース車輛をロードカーに転換して登録する事は 一部の国では容易ではあるが、
通常は 非常に煩雑で困難を極める。 日本でも同様で、我々も常に困惑している。
いや、やれば出来るのだけど、特にコスト面で 顧客にとって大きな負担になるからだ。
しかも メーカーが用意する今回の様なロードパックは無かったので、乗りたくても躊躇していた。
アストンも当初からロードリーガルを想定していたワケではなかったが、
RML は、ロードリーガルは可能であるという見解を示した。
アストンも 技術的な観点からいえば、もう少しの時間的余裕が欲しかったものの、
今となっては、4~5人の既存オーナーからのオーダーを期待している様でもある。
そして現在商談中の最後の2台ののオーナー達も、近々に ロード用のコンバーションを
してくれそうだという。
今のところ 排ガス・テストを含む必要な変更と追加も行うが、トラック走行に戻る事も念頭に置き、
ロールケージは外さないよう推奨している。
これ等の最終的な費用は まだ明らかにされてないが、安くはない作業になるだろう。
Vulcan と ほぼ同額の McLare P1 GTR も、ロード・ユースに変換出来る等、
このクラスのクルマをロード&トラックで使用するのが普通になってきた。
というよりも 完璧なレーシングカーではないけれど、それに近い性能とポテンシャルを持ちつつ、
そこそこの居住性とインテリア、運転のし易さを実現したクルマが創れる時代になったという事
だろう。
Vulcan の車輛本体の価格は £1.6~1.8million(160~180万ポンド・約2億8000万円)だが、
日本でこの手のクルマを創る技術はあっても、それをやろうとする意気込みとセンスは、
残念ながら持ち合わせない。 同じく 3億円を用意して、趣味や遊び(!?)の一環で
此処までのカネを注ぎ込むことが出来る 気合いの入った輩(やから)もいないのか ?
カネの余裕だけではなく、心の余裕と その豊かさがないと やってられない事ではある。
まあ カネは有るんだろうけど............... ん、残念だ !!
youtube.com/watch?v=WhNiCBESAFY
ロンドンでは、2億円のクルマが路駐してましたけど。 .......... 余裕です !!
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/01/posted-by-picasa.html
Aston Martin Vulcan。
昨年のジュネーブショーで初めて登場したクルマだ。(私も 現場で目撃している。)
そして、今年のバーミンガムでも 再会した。
事実 アストンマーチンは、これまでも トラック用のクルマとして世間に説明してきたものだ。
しかしアストンは 今回その考えを覆(くつが)えし、ロードカーとしての路(みち)を用意した。
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in Birmingham this January
つまり 24人いるトラック用の Vulcan のオーナーの中には、その流麗さゆえ、
ロードでも乗りたいと考える人の為に、アストンは Wellingborough の RML(Ray Mallock Ltd.)と
タイアップして、主に次の3つの観点から、つまり 保安基準的な変更、車高の問題、
そして ギアレシオについての "改善"、もちろんそれ以外にも必要な措置は施すだろう。
ここで RML について少し述べておくと、同社は 90年以来、ハイレベルのロードカーや
レース用に特化した開発を行い、特に Nissan 及び Infiniti との付き合いで 2003年には、
当時の Nissan Micra(日本名 マーチ)に 6速シーケンシャルと265hp のエンジンを装備して
ツーリングカー選手権 用に、さらに Nismo チューンの V6・309hp の限定車 "Micra R" を
ジュネーブに出品している。 一昨年には、Infiniti と一緒に "Q50 Euro Rouge Concept" を
発表した。 このクルマは、R35 GT-R 用のVR38DETT・560ps を搭載したが、
発売には至っていない。
さて、この様にレース車輛をロードカーに転換して登録する事は 一部の国では容易ではあるが、
通常は 非常に煩雑で困難を極める。 日本でも同様で、我々も常に困惑している。
いや、やれば出来るのだけど、特にコスト面で 顧客にとって大きな負担になるからだ。
しかも メーカーが用意する今回の様なロードパックは無かったので、乗りたくても躊躇していた。
アストンも当初からロードリーガルを想定していたワケではなかったが、
RML は、ロードリーガルは可能であるという見解を示した。
アストンも 技術的な観点からいえば、もう少しの時間的余裕が欲しかったものの、
今となっては、4~5人の既存オーナーからのオーダーを期待している様でもある。
そして現在商談中の最後の2台ののオーナー達も、近々に ロード用のコンバーションを
してくれそうだという。
今のところ 排ガス・テストを含む必要な変更と追加も行うが、トラック走行に戻る事も念頭に置き、
ロールケージは外さないよう推奨している。
これ等の最終的な費用は まだ明らかにされてないが、安くはない作業になるだろう。
Vulcan と ほぼ同額の McLare P1 GTR も、ロード・ユースに変換出来る等、
このクラスのクルマをロード&トラックで使用するのが普通になってきた。
というよりも 完璧なレーシングカーではないけれど、それに近い性能とポテンシャルを持ちつつ、
そこそこの居住性とインテリア、運転のし易さを実現したクルマが創れる時代になったという事
だろう。
Vulcan の車輛本体の価格は £1.6~1.8million(160~180万ポンド・約2億8000万円)だが、
日本でこの手のクルマを創る技術はあっても、それをやろうとする意気込みとセンスは、
残念ながら持ち合わせない。 同じく 3億円を用意して、趣味や遊び(!?)の一環で
此処までのカネを注ぎ込むことが出来る 気合いの入った輩(やから)もいないのか ?
カネの余裕だけではなく、心の余裕と その豊かさがないと やってられない事ではある。
まあ カネは有るんだろうけど............... ん、残念だ !!
youtube.com/watch?v=WhNiCBESAFY
ロンドンでは、2億円のクルマが路駐してましたけど。 .......... 余裕です !!
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2011/01/posted-by-picasa.html