その 物静かな風貌と物腰からは かけ離れ、 Hyper Car を世に問う イタリアの寵児、
Horatio Pagani 。 フェラーリやランボルギーニ等の"Super" を超越する "Hyper" を
標榜し、歴史の一郭を切り開く。
自らを語る このインタビューでは、その殆んどを自作した フォーミュラカーに始まり、
アルゼンチン出身の彼は ファンジオを師と仰ぎ、その進言により、
99年から販売を開始した "Zonda C12" 以来、メルセデス・AMG のエンジンを使用する。
ビデオは 30分の長編だが、判り易い英語のテロップなので おススメする。
http://www.youtube.com/watch?v=1b5IMor7Hb4
ちなみに ゾンダとはアンデスからアルゼンチンに向けて吹き降ろす風の意味で、
C12 の"C" は パガーニの妻の頭文字だ。
2010年6月、車重 1070Kg の "Zonda R" は、ニュルブルクリンクで最速の6分47秒50を
記録している。 http://www.youtube.com/watch?v=YPd0ATqvoJM
現在、Zonda の後継機である "Huayra" は 同じく AMG・ツインターボ730馬力 を用い、
X-trac の7速シーケンシャルを装備する。
http://www.youtube.com/watch?v=YIcGHY_Al_I Xtrac
パガーニの創るクルマを見る限り、我が 国産車は 全て大衆車に見えてしまうのは欲目か。
これからも 日本では、こういうクルマは 出現しないであろう。
単に 技術やワザだけの問題ではなさそうだ。
多分、イタリアの積年の文化が そうさせているのではないか。 歴史は常に深いところに有る。
[Zonda R / autofans.be]