http://www.grandprixtimes.com/news/display/10309
2016年の F1 グリッドは、現在の20台から24台になるかも知れない。
FIA は、来季から新規参戦するチームの "募集" をしている様だ。
来期は 既に Haas F1 Team の参戦が決まっているが、追加で もう1チームを募集するという。
そして 今からの追加は、時期的に考えても 新たなチームが新規に企画するのは間に合わない
から、実績があり 資力も含めて間違いのないチームでなくてはならぬ。
Caterham F1 の轍を踏んではいけない。
そこで浮上したのが、現在 GP2 や GP3、DTM等で幅広く活動している Art Grand Prix だ。
フランス・ベースのチームは、既に FIA に連絡を取っていると言われている。
6月30日までに 企画書を提出し、9月末の決定を待つことになる。
www.facebook.com/ARTGrandPrixOfficiel?fref=nf
Art GP は McLaren-Honda の B-Team として参加することも予想される。
ということは、Magnussen も Art から参戦する可能性も出てくるだろう。
Honda にとっても 更なるデータ収集が出来そうだ。
Art GP は 先週の Monaco の GP2 でも、変わりやすい天候の中、ソフトとハードをうまく使い分て
チーム・ドライバーの Stoffel Vandoorne が優勝した。
日本の Nobuharu(信治)Matsushita も走る。 Vandoorne はマクラーレンの育成ドライバーだし、
松下は ホンダのサポートも受けている。 www.art-grandprix.com/news/monaco-3
同チームは、FIA 会長の Jean Todt の息子である Nicolas Todt が中心となって運営するものだ。
チームは、96年に Frederic Vasseur が ASM の名で F3 を走らせたところから始まり、
2004年に Nicolas が共同経営者となって、Art Grand Prix を名乗るようになった。
Nicolas は Massa のマネージメントも行っている。
Art GP には 錚々たるメンバーが在籍もしていた。 Sebastien Buemi、Jules Bianchi、
Paul Di Resta、Adrian Sutil や Hulkenberg、Bottas、Grosjean、Hamilton、Vettel、Rosberg 等々。
また 日本の 伊沢拓也や小林可夢偉も走っていた。
資金力の有る Haas とは別な意味で、Art GP も確信できるチームとして 期待してもいいだろう。
今 FIA は レース中の給油を復活させ、1000馬力まで許諾するなどの画策をしているところだ。
難解な車輛規則で つまらない音になり、ラップ・タイムも 以前より遅くなってしまった Formula 1。
視聴者や観客動員数が激減してしまった F1 に カツを入れるベく、熟考しなくてはならぬ。
F1 は メーカーのテスト現場ではない。 モータースポーツ界の最大のショーなのだ。
一部の関係者は、ハイブリッド化された現在のF1 技術が 生産車に活かされる例は無い とまで
言い切っている。 素人考えではあるが、日常的な一般車の技術基準をはるかに超えている
と思う。 確かに 長い目でみてのフィードバックは有るかも知れないが、
それが F1 本来の役目ではなかろう。 F1 だけが その役目を背負う事ではない。
世界のレースは、全て同様な事が言えるだろう。
Honda は、"走る実験室" と言っているが、それは 自身のエンジン技術を高揚させる場である。
そして 世界一の資質を持つエンジン・ビルダーになった といっても過言ではない。
つまらないレースを誰が 喜んでテレビ観戦し、高いカネを払って サーキットまで観に行くのか !?
遊び心と楽しさが無くなり、興奮して一喜一憂しないスポーツは 長続きするハズがない !
野球もサッカーの試合も そうでしょ !! 心すべきだ。
そして、いい人生の時間を 送ろうではないか !! その為のクルマを ウチは用意しますから。