2015年12月29日火曜日

MOTOR HEAD Hill Climb in Hakone Mountain





年末には 色々な話題が。
というイベントを特集している。   場所は 箱根ターンパイク(Hakone Turnpike)、
現在はネーミングライツにより、2007年からの"TOYO TIRES ターンパイク" に替わって、
昨年8月に名前を変えた "MAZDA ターンパイク箱根" で行われた。   [Maps]
www.autoblog.com/2015/12/28/vintage-f1-cars-video/        [Video]

参加車輛は Lotus 78 と Benetton B189 の他に、Porsche 962C、Gainer Tanax R35 GT3、
HKS GT1000 Plus、GReddy R35 RX、GReddy 86、Aston Martin Vatage GT12、
そして Lotus Evora 400 である。  11月18日の事だ。 ターンパイクの小田原本線を終日
通行止めにして行われた。 今回の Benetton は、89年のF1鈴鹿で Alessandro Nannini の
ドライブで優勝したクルマだ。 日本の準公道で、F1マシンが全開で走行する事はめずらしい、
というよりも 初めてではないか。 日本の自動車文化の新たな一歩ではある。

過去に 横浜中華街でレッドブルF1や、最近では大阪・御堂筋でフェラーリの F1が "デモ走行" を
行ったことは有るが、F1マシンにしてみれば "子供だまし" みたいな走行だった。
それでも 日本人は一喜一憂してしまう。  しかし、今回は(多分)本気の走行だったろう。
閉鎖された有料道路(私有地)とはいえ、今回の モーターヘッドの企画は称賛されてよい。

我が国は 世界でも先進国と称されるが、こと 自動車関連のイベントに於いては 後進国だ。
モーターショーや一部のサーキットイベントやレース、それが最新のクルマだろうが ヴィンテージ
だろうが、その規模や内容に於いて、海外の著名なイベントと比べる限り 大人と子供ほどの差が
ある。  "話にならない !! " とは、イタリア・ミレミリアに参加した私の知人の言葉だ。

スイスのジュネーブショーには、東京モーターショーでは まず観る事の出来ないクルマが
数多く出展している。 アメリカのラグナ・セカ、イギリスのグッドウッドもしかり。
来月 バーミンガムで行われるレーシングカー・ショーも、東京モーターショーの規模を上回る。

さて、箱根のイベント・MH Hill Climb 2 を記録した "Special DVD Box Set(3500円)" が、
来月15日~17日に開催される東京オートサロンの TONE(工具)のブースで先行発売される。
通常の発売は 1月22日から。