一ヶ月前にこのブログでも報じた通り、インドの自動車大手Mahindra(Mahindra & Mahindra Ltd.)は
今週初め、Pininfarina S.p.A. を £122million(約228億1千万円)で買収した事を正式に発表
している。 これでインドは、2008年の Tata Motor Ltd. による Land Rover と Jaguar の買収
に続き、イギリスとイタリアの重要なアイコンを2つも手に入れたことになる。
今週初め、Pininfarina S.p.A. を £122million(約228億1千万円)で買収した事を正式に発表
している。 これでインドは、2008年の Tata Motor Ltd. による Land Rover と Jaguar の買収
に続き、イギリスとイタリアの重要なアイコンを2つも手に入れたことになる。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/11/pininfarina-to-be-bought-by-mahindra.html
www.reuters.com/article/pininfarina-mahindra-merger-acquisition
マヒンドラは 買収先の独立性は保つとし、その後さらに2000万ユーロを投資する。
これにより マヒンドラはヨーロッパでの門戸を拡大し、ピニンファリーナ側も コストダウンを含めた
経済基盤を高揚させることが出来るという。
ピニンファリーナの創始者 Giovanni Battista Farina は、兄の経営するコーチビルドの工場を
1928年に離れて独立し、"Carrozzeria Pinin Farina" を名乗る。
1926年には 長男 Sergio が生まれている。 1930年、Giovanni は正式な会社として
"societa anonima Carrozzeria Pinin Farina" を発足、トリノに本社を構えた。
"Pinin" はジョバンニの愛称を附け加えたものだ。
(societa anonima は有限会社の意。 現在は Societa a responsabilita' limitata、略称 S.r.l.)
それはともかく、問題は 日本の自動車メーカーが何故 ピニンファリーナを手にすることが
出来なかったのか、.......... という事だ。 228億円は お買い得だろう。 私だったら買っていた !
Pininfarina S.p.A. は カロッツェリアはもとより、既知の如く Ferrari のデザインを多数手掛け、
クルマ以外にも そのデザインセンスを駆使し、鉄道や船舶のデザインをはじめ、オフィス用品、
PC機器、スピーカー、電話機や時計、歯ブラシにたるまで、あらゆる分野のデザインを行う
イタリアで最大のカロッツェリアである。
P/F は、昨年末に Euroster をリ・デザインして 新型の "e320"(最高速320Km/h)を公開し、
まもなく運行が開始されるという。(今日現在、まだ運行開始のニュースは無いが。)
車輛は独Siemens が製造する。 (現在ユーロスターは ロンドンの St. Pancras 駅から発着する。
このところ 私は、ロンドンでは この駅周辺の B & B(朝飯付きの安宿)に泊るが、
ロンドンオリンピック以来、宿泊料は高くなった。 でも、日本の東横インの倍くらいの広さがある。
但し 貧相な部屋も有るから、吟味した方がいい。 以前は 4000円位で泊れた。 余談でした。)
[Maps to St. Pancras]
そして、インドの目の付け所は イイ !!
しかも 彼等には、買ったものを生かし切るセンスと力がある。 考え方は グローバルだ。
今後は、この辺が中国と大きく差のつくところだろう。 国際的なルールも良くわきまえているし。
日本のメーカーは 多分、イタリアからは学ぶものがないなどと、タカをくくっているに違いない。
もし そうだとしたら、それは大きな間違いである。
あの イタリアの圧倒的な美意識から生まれる現代のセンスは、日本には絶対に無いものだ。
それを 228億円で手にすることが出来るのなら、これは見逃すべきではなかった !
日本車が最高なんて思ってはいけない。 壊れなければいいのか !? 違うだろう !
いまや インターネットで何でも判ると考えるのは危険である。
日本の一番ダメなところは、あまりにも 世界を知らな過ぎることだ。
しかも、タダ知ってれば いいってもんじゃない。 問題は その中身でしょ。
こころすべきだ ........ !!
www.reuters.com/article/pininfarina-mahindra-merger-acquisition
マヒンドラは 買収先の独立性は保つとし、その後さらに2000万ユーロを投資する。
これにより マヒンドラはヨーロッパでの門戸を拡大し、ピニンファリーナ側も コストダウンを含めた
経済基盤を高揚させることが出来るという。
ピニンファリーナの創始者 Giovanni Battista Farina は、兄の経営するコーチビルドの工場を
1928年に離れて独立し、"Carrozzeria Pinin Farina" を名乗る。
1926年には 長男 Sergio が生まれている。 1930年、Giovanni は正式な会社として
"societa anonima Carrozzeria Pinin Farina" を発足、トリノに本社を構えた。
"Pinin" はジョバンニの愛称を附け加えたものだ。
(societa anonima は有限会社の意。 現在は Societa a responsabilita' limitata、略称 S.r.l.)
それはともかく、問題は 日本の自動車メーカーが何故 ピニンファリーナを手にすることが
出来なかったのか、.......... という事だ。 228億円は お買い得だろう。 私だったら買っていた !
Pininfarina S.p.A. は カロッツェリアはもとより、既知の如く Ferrari のデザインを多数手掛け、
クルマ以外にも そのデザインセンスを駆使し、鉄道や船舶のデザインをはじめ、オフィス用品、
PC機器、スピーカー、電話機や時計、歯ブラシにたるまで、あらゆる分野のデザインを行う
イタリアで最大のカロッツェリアである。
P/F は、昨年末に Euroster をリ・デザインして 新型の "e320"(最高速320Km/h)を公開し、
まもなく運行が開始されるという。(今日現在、まだ運行開始のニュースは無いが。)
車輛は独Siemens が製造する。 (現在ユーロスターは ロンドンの St. Pancras 駅から発着する。
このところ 私は、ロンドンでは この駅周辺の B & B(朝飯付きの安宿)に泊るが、
ロンドンオリンピック以来、宿泊料は高くなった。 でも、日本の東横インの倍くらいの広さがある。
但し 貧相な部屋も有るから、吟味した方がいい。 以前は 4000円位で泊れた。 余談でした。)
[Maps to St. Pancras]
そして、インドの目の付け所は イイ !!
しかも 彼等には、買ったものを生かし切るセンスと力がある。 考え方は グローバルだ。
今後は、この辺が中国と大きく差のつくところだろう。 国際的なルールも良くわきまえているし。
日本のメーカーは 多分、イタリアからは学ぶものがないなどと、タカをくくっているに違いない。
もし そうだとしたら、それは大きな間違いである。
あの イタリアの圧倒的な美意識から生まれる現代のセンスは、日本には絶対に無いものだ。
それを 228億円で手にすることが出来るのなら、これは見逃すべきではなかった !
日本車が最高なんて思ってはいけない。 壊れなければいいのか !? 違うだろう !
いまや インターネットで何でも判ると考えるのは危険である。
日本の一番ダメなところは、あまりにも 世界を知らな過ぎることだ。
しかも、タダ知ってれば いいってもんじゃない。 問題は その中身でしょ。
こころすべきだ ........ !!