2011年5月22日日曜日

日曜日は イタリアの休日


Concorso d'Eleganza Villa d'Este - Prima gallery
当ブログはイギリスに こだわっているのだが、本当はイタリアを外しては
マズイと想いつつ、やはり たまには紹介せざるを得ない。
世界の自動車の"発信地" を集約すると、アメリカ、イギリス、イタリアの
三か所にまとまると思う。(フランスも有るだろうが、情報が少ない。)
残念ながら、日本はこれには入らない。( 、と想っている。)
なぜなら、この問題を鑑みるに、技術的な満足度で見れば、我が国も
捨てがたいが、 事・文化レベルとして考えた場合、"自動車文化" という
カテゴリーからすると遥かに後退してしまう事である。
もちろん、私見だが ほぼ間違いない。

ここ一年ほど、毎日欠かさず このブログを書きつつ想う事は、
その情報を選択するにあたって、毎回10件前後の海外のサイトをチェック
しているが、その結果として想うに、米・英・伊に行きつく事になる。
イタリアには行った事がないので、米・英しか知らないのだが、
少なくともクルマに関する文化レベルで比較すると、
やはりこの三つの国に集約される。

文化を論じるには、心の余裕が無いとダメだと思うが、日本にはそれが無い。
つまり、公共を含めた日本人の意識レベルに、どれだけの民度と
それにまつわる許容量があるかだ。
これだけの自動車生産国でありながら、日本で、公道でのF1レースが
出来ないのは そういう事だろう。 絶対に出来ないと思う。
心の余裕は、富と経済・歴史的な価値観とその実績の裏付けが有って
初めて もたらされるものである。 もちろん、クルマの世界でも同様である。

それはともかく、その"余裕" を見せつけられるイベントが、この週末に
イタリアのコモ湖畔で開かれているので、今年はもう間に合わないが、
来年は是非、行ってみると良い。[Concorso d'Eleganza Villa d'Este]
上記 三国と日本との "圧倒的な差" は 捨てがたく、
自分の人生を見直すには、最適の時間となるハズだ。

尚、来月下旬には、我が(?)英国でも同様なイベントが開催される。
"Salon Prive" で、こちらはまだ間に合うから、行ってくるとよい。
ロンドン市内、ヒースローからも 市内に向かって 30分位の所だ。