先週の"f1technical.net" によると、BAR を主宰していた
1.6リッターのF1用エンジンについて、新規のエンジン・サプライヤーに
なる意向である旨を明らかにした。
既に、バーニー・エクレストンやFIA のジャン・トッドの同意も
取り付けている模様だ。 実際のエンジン開発は、フランスで行う。
"P.U.R.E." のエンジン開発は既に かなり進展している状況で、来週末に
開催されるスペインGP を機に、各チームに売り込みを開始する事になろう。
また、Pollock がマネージャーを務めていたジャック・ビルニューブも、
このプロジェクトに参画しているみたいだ。
更に、この計画には、ルノーF1のディレクター・Christian Contzen や
航空工学のエキスパート・Robin Southwell の名も垣間見える。
(ということは、Lotus Renault も、このエンジンに傾く可能性が大かも。)
それに加えて "P.U.R.E." は、Mecachrome とIFP Energies Nouvelles
を擁するTEOS Powertrain Engineering のサポートも取り付け、
また、かっての70年代のルノー・ターボエンジンの開発者である
Jean-Pierre Boudy の協力を得るなど、万全の体制で このプロジェクトに
取り組んでおり、特に コスト面での優位性を強調しているようだ。
これらの状況を鑑みるに、Pollock の今回の"画策" は、かなり完成度の
高いものであることは容易に覗えるものであり、1.6リッター・4気筒
である事を危惧された新しいレギュレーションに、更なる光明を
見い出すことになる。