2011年5月23日月曜日

Future Lotus

[pic. autoblog]
lotus elan concept car
Lotus は今、難しい選択を迫られているようだ。
昨年のパリで、5台のコンセプト( City Car を入れて6台)を発表しているが、
当面、実現可能なのは、2013年に予定している "New Esprit"
2016年になる "Elan" だけが確定している旨を、先週、一部に公表した。
それにしても、ロータスがフェラーリと肩を並べるようなクルマを創ったところで、
だれも喜ばないと思うのだけれど、いかがなものか。

ここしばらく続いている Team Lotus のネーミング・トラブルで、
おそらく、本来の マレーシアとのリレーションもいまひとつかも知れないし、
併せて、"Lotus Renault F1" 絡みで Genii から融通した多額の資金も、
ストレートにプロダクション・カーの生産に回すわけにもいかないだろうし、
Genii からも、チームの運営とマシンの開発について強い要望を受けている。
自社エンジンを新たに開発までして、6台ものコンセプトを実現させるのは
至難のワザになってきたに違いない。

北米市場で販売されている Elise と Exige は、近い将来のアメリカでの
エアバックを含めたより厳しい規制に対し、すぐには対応出来ない関係から
販売はこの夏で終了し、当面アメリカ市場では、Evora だけになってしまう。
本国やヨーロッパでも Evora と1.6リッター・1ZR のElise の2車種で
勝負しなければいけない。 F1も走らせなければいけないし。
結果 ここ暫くは、殆んど Evora 一本で稼いでいく現状になってしまう。

まずは、出来るだけ早く New Esprit を投入し、Evora については、
遠からず Evora Ⅱ に移行しながら、少なくともあと5~6年は継続させる。
但、それと並行して "New Elan" もやっていくとなると、とても大変そうだ。
難問山積ではなかろうか。 だいじょうぶか、ロータス?

[source:car & driver]