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Lotus は今、難しい選択を迫られているようだ。
昨年のパリで、5台のコンセプト( City Car を入れて6台)を発表しているが、
当面、実現可能なのは、2013年に予定している "New Esprit" と
2016年になる "Elan" だけが確定している旨を、先週、一部に公表した。
それにしても、ロータスがフェラーリと肩を並べるようなクルマを創ったところで、
だれも喜ばないと思うのだけれど、いかがなものか。
ここしばらく続いている Team Lotus のネーミング・トラブルで、
おそらく、本来の マレーシアとのリレーションもいまひとつかも知れないし、
併せて、"Lotus Renault F1" 絡みで Genii から融通した多額の資金も、
ストレートにプロダクション・カーの生産に回すわけにもいかないだろうし、
Genii からも、チームの運営とマシンの開発について強い要望を受けている。
自社エンジンを新たに開発までして、6台ものコンセプトを実現させるのは
至難のワザになってきたに違いない。
北米市場で販売されている Elise と Exige は、近い将来のアメリカでの
エアバックを含めたより厳しい規制に対し、すぐには対応出来ない関係から
販売はこの夏で終了し、当面アメリカ市場では、Evora だけになってしまう。
本国やヨーロッパでも Evora と1.6リッター・1ZR のElise の2車種で
勝負しなければいけない。 F1も走らせなければいけないし。
結果 ここ暫くは、殆んど Evora 一本で稼いでいく現状になってしまう。
まずは、出来るだけ早く New Esprit を投入し、Evora については、
遠からず Evora Ⅱ に移行しながら、少なくともあと5~6年は継続させる。
但、それと並行して "New Elan" もやっていくとなると、とても大変そうだ。
難問山積ではなかろうか。 だいじょうぶか、ロータス?
[source:car & driver]