Range Rover の新しいライン・アップとして、間もなく発売開始の"Evoque" と
既存の Range Rover Sport の中間に位置するモデルが、2014年頃までに
登場する予定である。 既に、6月半ばからのニュースではあったが、
スペースの都合で掲載を割愛していたものだ。
その新しいモデルは、"Grand Evoque" と呼ばれる事になろう。
ランド・ローバーの新プラットフォームFord EuCD がベースで、
フリーランダーにも使われている ベア・シャシーを使って生産される。
(遠からず予定されるジャガーのSUV にも使用される予定。)
Ford EuCD とは、フォードが新しく開発した、汎用性を持たせたD-Segment の
Mondeo やGalaxy、又 Volvo XC60等のベース・シャシーとして使用されている。
ユーティリティーに貢献する事が出来る。又、クルマ全体としても、
通常のEvoque より100mm ほど車高も上がることになる様だ。
デザイン的にも、Evoque のクーペ感覚のラインを取り入れ、
よりワイドな居住空間と、スポーティーな感覚を兼ね備えるという。
ターゲットは、若い富裕層、もしくは このところ元気な北京や上海のマーケット、
もちろんアメリカも含めてだが、近々投入されるEvoque の市場性を
より強化する意味で とても有効であろう。
生産は Evoque と同じ ヘイルウッド工場で行われ、ここではジャガーのSUV の
生産も同時進行するかもしれない。
このところ好調なBMW・MINI 同様、レンジ・ローバーのライン・アップも
さらに拡大されることになり、ユーザーの選択も より充実する事になる。