昨年末、Donkervoort (オランダ) は、同社の新しいフラグシップ・モデル
となる "D8 GTO" の発表を匂わせていたが、その後 約一年かけて
練り上げ、ここに 彼らが言う 新時代のスポーツカーとして、
2.5リッターAudi TSFI 5気筒のエンジンを用いた"ハイパー・スポーツ"
を完成させた。 このクルマ用のインテークの開発には、
アウディのエンジニアも協力している。
Audi TT-RS から移植したエンジン自体は、余計な(?) ものを取り除き、
30Kg も軽量化してある。 結果、車重は 700Kg に納まる。
また、通常 340馬力のエンジンは "Race Module Switch" を押すことで、
またたく間に 400馬力まで パワーアップされるという。 何をしたのか。
さらに トラクション・コントロールも備わり、この 危ないほど速そうなクルマを
制御してくれるようだ。 0-100Km/h は3秒、最高速は 255Km/h。
チューブラー・スペースフレームにカーボン仕上げのボディーをまとい、
特に、両サイドのドアーは カーボンのワンピースで、僅か980g だという。
最初の25台は スペシャル・バージョンで、まずそれを先に生産し、
"レギュラー・バージョン" は、2013年からになる。
詳しい インプレッションは まだ無いが、開発途中のビデオ がリリース
されている。 とても真面目に、真剣に創っている様に見受けられる。
但、価格もスペシャルで、税別 1000~1500万円程にもなる。
まあ、これはこれで良い。 乗ってみれば納得できるということだろう。
創業者 Joop Donkervoot は、"わが社の集大成だ。" と言っている。
確かに、クォリティーの良さを感じるものがある。
まだ 同社を訪れた事は無いが、ウェブで観る限りは、
社屋も設備も立派に見える。 意外だ !
ケーターハムには、ここまでのファシリティーは無い。
イギリスとオランダのモチベーションの違いだろうか。
でも、単に オランダ版ケーターハムというワケではなく、
独自のマーケットを築いているのであろう。 いいかも。
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