2012年1月2日月曜日

We are McLaren


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マクラーレン の製造ラインは、この写真の様に、およそ 自動車工場
という イメージからは程遠い景観を呈している。
ここまでクリーンな "自動車工場" はなかなかあるものではない。

それが理由では無いのだけれど、ロン・デニスCEO によると、
マクラーレンは その業務の一環として、製薬業に対しての
テクニカル・サポートも 手掛けていく旨、示唆している。

具体的には、GlaxoSmithKline とのジョイント・ベンチャーが
その一つに掲げられる。 その内容は、"Data Modeling"
"High Speed Process Control" についての テクニカル・サポートだという。
詳細は定かでないが、要は マクラーレンの蓄積したノウハウによる
データ処理システムの提供という事であろう。
つまり、マクラーレンのスキルは、単にクルマの生産システムの
構築だけに留まらず、様々な分野・異業種にも 応用可能なものと、
理解される。

この他にも、イギリスの航空分野のモデリングや、米カリフォルニアの
鉄道の運行管理システムの開発等、多岐に渉る。

もちろん、この種のエンジニアリング・カンパニーは、既に世界には
種々存在するが、マクラーレンの様に 自動車製造、もしくはレース業界から
の参入は ごく稀であろう。
独自のノウハウや F1、今回のMP4-12C の開発途上で、この種の業界との
接点の中からインスパイアされた事であると考えられるのは 想像に難くない。
それは 取りも直さず、"本業" が順調に推移している事に他ならない。
賞賛に値する。

[Source; Wall Street Journal]