2012年1月17日火曜日

Proton → DRB-Hicom




マレーシアの富豪投資家である Syed M. Al-Bukhary が所有する
コングロマリッド "DRB-HICOM" は、昨日・16日(月)、
ロータスの親会社 Proton の株式 42.7%を、国営系ファンドのKhazanah
から 買い取る旨、発表した。これは 既に昨年末から検討されていたものだ。
これに関連して、マレーシア市場での プロトンとDRB-HICOM 両社の
株取引きは、昨日 一時中断されたが、今日 火曜日にも 再開される。

このところ 業績が低迷していたプロトンは、VWGM等、海外メーカーとの
連携を模索していたが、マハティール前首相の強い意向で、
プロトンは、マレーシアの手の内に残すべきだとの方針を貫いたことになる。

DRB-HICOM は、もともと 2000年3月までは プロトンの筆頭株主であり、
自動車関連事業が主体の事業体である。
また、昨年 ケーターハムを買い取った Air Asia も 2001年までは
DRB が所有していた。  [Caterham F1]

By the way, 余談だが、エア・アジアのオーナー Tony Fernandes
米ワーナー・ミュージックのアジア担当役員だった。
航空会社と音楽産業のジョイントは、英国ヴァージンのオーナー、
Richard Branson を彷彿させる。 そういえば、両者は仲がいい。

さて、ロータスは どうなる ......... !?
Lotus Renault GP を後押しする Genii  どう考えるだろうか。
でも、新オーナーのDRB との関係が上手くいけば、
DRB-H 中で 別格なものとして 維持されていくかも知れないし、
その場合は、Lotus / Bahar の意向も加速することになろう。
ここは またしても 彼の手腕の見せ所で、正念場だ。

PS、 英国時間の今朝、ロータスは 次の様にコメントした。
"As far as we are aware, this situation changes nothing
for Lotus, Proton's support in our development remains
very storong and our focus, as always, is on the delivery
of the business plan."
尚、明日にも 再度 詳細に発表がある様だ。

[source、Reuters, Wall Street Journal, JakartaPost ]