2015年7月31日金曜日

Alonso is thinking to move ....... !?

 autoblog.com


これは あくまでマスコミの憶測だと、 ......... 想う。
Alonso は、F1から 他のカテゴリーのレースに行きたがってるんじゃないか という報道だが。

しかし、本人は世間に対して あからさまに そのコメントをリリースしているワケではない。
それどころか、今年から ゼロ・スタートした McLaren-Honda で、新たな開発に参加してる事を
楽しんでいるんだと 言っている。 それは とても挑戦的な事だと。

しかし同時に、複雑難解になった F1のルールブックにより、あの官能的なまでに素晴らしかった
サウンドは消え去り、ハイブリッド化してコンパクトになったエンジンは  何とも間の抜けた音に
なってしまった。 クルマのスピードさえ 低下している。
これには観客のみならず、F1パイロットでさえ同じ不満を漏らす。 アロンソもしかり、だろう。
もちろん、チームオーナーにとっては、さらに深刻な問題だ。。

FIA はこれらの声に対し、来季から新たな対策を少しばかり施そうとはしているが、
果たして それがどこまで功を奏すのかは判らない。   難しいだろう。
何をやろうが とにかく あのエンジン・ノイズを何とかしてくれないと、全てが帳消しだろう !
このままでは、離れた観客は戻らない。    [Ferrari 412 T2(1995) / 3.0liter V12 Sound]

これらの事実から、周囲の者達は、かって2度の世界チャンピオンに輝いた Alonso を視て、
"彼は悩んでいる。 ポルシェに移籍した Mark Webber が、F1を踏まえて WEC で いい成績を
 叩き出し、活躍している事実を垣間見れば、アロンソだって そっちに行きたがってるさ !!
 彼の心には 絶対に その誘惑が圧(の)しかかっているに違いない。" と。

このところ Alonso は、F1 は間違った方向に進んでいる との考えも述べている。
他のドライバー達も、一様に同じことを考え始めている。
しかも McLaren-Honda のクルマは、度重なる初期トラブルに悩まされ、
そのパワーでさえ出し切っていない。  かって "ホンダ・エンジン" とは、特別な意味を持っていた。
だから この状態で レースに勝てない彼には、フラストレーションが溜まっているんだと。
確かに 常勝を手にしていた彼にしてみれば、今の状態は 少なからず不満だろう。

しかし今年は、いや来年も、表彰台に立つことは難しいのを承知の上で、
敢えて 彼はマクラーレンに移籍してきたハズだ。 プロの彼は、今季のフェラーリの好調さえ、
予測出来ていただろう。 しかし さすがの彼も、ホンダ・エンジンが未だ苦悩から脱し切れて
いない事は、想定外だったかも知れぬ。

この様な状況を視て 周囲の連中は、アロンソが悩んでいると、勝手な憶測を飛ばしているのだ。
その結果  彼ら(連中)が選んだ写真が、アロンソの この表情である。

どの世界も、憶測が更なる憶測を呼ぶことに為る。
昨年・今年共、アロンソは F1界でも最高の年俸を手にしている。
その額は 年間50億円に近いと言われる。 でも 彼にとっては カネだけの問題ではない。
この世界にいる者の 最大の原動力は、闘争心かも知れない。
それが 彼らをチャレンジャーに仕立てているのだ。
それを昇華させることの出来る ほんの一握りの人間が、F1ドライバーなのである。

さあ、F1は 遊びでやってられるほど悠長で気楽な商売ではない。
一瞬たりとも気を抜けば、即 下位に転落する 最高の難易度が持続する仕事でもある。
稀にだが 命さえ落とす。 安全なレースなど、どこを探しても皆無だ。
それは これからも変わらない。 だから彼らは ヒーローであり、本人も それを自覚している。
F1は 大人のスポーツである。  別格だ。
世にも稀有な世界が ここにある。 果たして それが彼らの望むことなのか !?
常人には理解しがたい世界だ !