Lotus は同社としては初めての SUV の生産を目論み、その企画を 引き続き練り上げている。
CEO Jean-Marc Gales によれば、それは Porsche Macan に近いサイズで、
Macan より 300Kg も軽いものだと言う。 Macan より素晴らしい、と言い切った。
"lighter and faster" だと。 SUV はデカくて重い という常識を覆(くつがえ)し、
ロータス(Lotus Engineering Division)の技術をもって 軽くて速い SUV に仕立てるのだという。
そして そのスタイル、特に鼻先は この6月に Goodwood でデビューした "3-Eleven" を想わせ、
全体のデザインは 1974年の2代目 Elite のような Wedge Shape を彷彿させる様なものらしい。
しかし、Gales は まだ見せることは出来ないと言っている。 出し惜しみか。
というよりも、 まだ見せられる状況ではないと言う事だろう。 発売は2018~2020年頃と、
まだ幅がある。
このSUV で使用するプラットフォームは まだ明らかでないが、Proton から供給される何らかの
フレームが予想される。 でも、Evora のベース・シャシーはフレキシブルに応用が可能だという
ロータスのコメントも有るので、その辺を含めて検討されるのではないか。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2010/03/versatile-vehicle-architecture-vva.html
また SUV に使用するエンジンは、従来通り Evora や 3-Eleven に使用される Toyota V6 が
考えられ、ハイブリッド化することも有りうる。 4気筒や Hydrogen Fuel Cell の可能性も。
尚、ヨーロッパ向けには 他社製ジーゼル・エンジンのオプションも有るだろう。
実現すれば、ロータスとして初めてのジーゼル・エンジン車となる。
ちなみに、"Evora" の語源は、Portuguesa(ポルトガル)の一都市である Evora に由来する。
[Location of Evora]
さらに、ロータスは その生産を中国で行う予定だ。
ロータスの親会社グループの Proton(マレーシア)と Goldstar Heavy Industrial(中国) との
3社の合弁事業として考えている。 中国生産は SUV に限らないかも知れない。
そして もちろん中国市場を狙い、アジアでの成功を見た上で、いずれ ヨーロッパと北米も視野に
入れる。 但し、現時点で 中国当局は その生産に必要とされる許可は下ろしていない。
ま、足元をすくわれない様に慎重に行くべきだろう。
www.chinadaily.com.cn/business/motoring/2015-07/25/content_21407226.htm
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2015/04/lotus-provide-worlds-first-lightweight.html
Gales は、いずれ この SUV を含めて 年産10,000台体制を目指す。
www.bloomberg.com/research/stocks/private/snapshot.asp?privcapId=20828582