Curtis (DuBois)Fuller。 1934年生まれ、Aged 80。
米ミシガン州・Detroit 出身のジャズ・トローンボーン奏者。
日本では このアルバム、"Blues ette"(Savoy 原盤) が彼の代表作として あまりにも有名だ。
Paul Chambers と Donald Byrd は、Fuller の(高校の ?)同級生だった。
それから遠からず、このアルバムでも共演している Tommy Flanagan、そして Milt Jackson や
Thad Jones とも知り合うことになる。
1953-1955年にかけての軍隊時代には、Yusef Lateef ら、デトロイトのクインテットと一緒に
演奏していた。 同時期に Chambers や Cannonball Adderley・Nat Adderley の兄弟とも
プレイしている。 1957年、クインテットは New York に演奏の場を移し、
最初のリーダー・アルバム "New Trombone" を Prestige・レーベルで録音した。
Fuller and Coltrane
jazztimes.com
また50年代後半には、Fuller は Blue Note Record の Alfred Lion の目にとまり、
Miles Davis や John Coltrane、Sonny Clark らのサイドメンとしても活躍した。
Coltrane のアルバム "Blue Train"(57年) での演奏は、Fuller の最たる好演として知られる。
ブルーノート時代の 61-65年には、 彼は Art Blakey's Jazz Messengers に在籍し、
自身でも Impulse、Epic、Savoy 等のレーベルに リーダー・アルバムを残している。
(余談だが、60-70年代にかけての京都・河原町通りの地下に、"Impulse" という名のジャズ喫茶
が存在した。 同じ界隈には Big Boy や Mal、London House、Blue Note らの名だたる Jazz屋が
軒を連らね、インパルス、ビッグボーイ、マルでは JBL のスピーカー・Olympus を駆使し、
訪れる客達を楽しませた。 半世紀を超えて今でも営業中の Blue Note(Jazz & Bar)は、
来年2月初めに一旦閉店し、新たに 奈良に店を構える予定だという。)
[Kyoto Bule Note, current store map]
尚 Fuller は、2007年に "NEA(National Endowment for the Art) Jazzz Master" の称号を得て、
その後も演奏やレコーディングを精力的にこなし、現在は SJS(School of Jazz Studies)や
NYSSSA(New York State Summer School of the Arts) の客員教授も務める。
下記は 本年4月20日、NY の Jazz at Lincoln Center の Rose Hall で NEA が行った
Jazz Masters Awards の記念コンサートの画像だ。 [Maps of Jazz at Lincoln Center]
演奏に入る前のトークも少し長いが、時間のある方は どうぞ !
[2015 NEA Jazz Masters Awards Ceremony & Concert / 2:00:08 ]
このビデオの冒頭に登場する Carla Bley のコンサートの手伝いをしたことも有る。(裏方です。)
20年近く前か。 ここで カーラと演奏している Steve Swallow も、ピアノの Don Friedman と
一緒に来日した際に、お茶の水のホテルで面談した。 今は皆んな、お年を召していらっしゃる。
カーラは若いころから 前衛の色濃い意欲的な作品で 当時のジャズ界を代表する地位を得て、
コンポーザーとしても一流の腕を振るった。
さて、表題のアルバム "Blues ette" は、1959年に録音されている。 56年前だ。
この頃以降に録音された LP 盤には、今でも 聴く人々を納得させる十分な情報量が入っている。
このの時代に全盛を迎えている 真空管アンプを使っても、これ等の LPレコードからは
聴いていても 身震いする程の音場(おんじょう)の表現を再生することが可能である。
但し 金額が一つの目安ではあるが、出来れば 少なくとも 30万円以上のオーディオ・セットで
聴くことを オススメする。(中古品で 10万円くらい。) それ以上は 趣味の世界と考えても良い。
アルバムの内容は 下記の通り。 また最近の You Tube は、一曲が終了してから 放っておくと
自動的に次の画像に移行するから、下記のA面3曲と B面3曲は 連続して聴くことが出来る。
[You Tube / "Bulues-ette" ] ← Click
[Track listing]
Side A
1) Five Spot After Dark / 5:18
2) Undecided / 7:09
3) Blues-ette / 5:31
Side B
1) Minor Vamp / 5:12
2) Love Your Spell Is Everywhere / 7:07
3) Twelve-Inch
[Personnel]
Curtis Fuller - trombone
Benny Golson - tenor saxophone
Tommy Flanagan - piano
Jimmy Garrison - bass
Al Harewood - drums
それでは ひがな日曜日、カーティス・フラーの名盤をお楽しみ !!
A面一曲目の "Five Spot After Dark" は、看板曲。
B面の "Love Your Spell Is Everywhere" も オススメ !
日本では このアルバム、"Blues ette"(Savoy 原盤) が彼の代表作として あまりにも有名だ。
Paul Chambers と Donald Byrd は、Fuller の(高校の ?)同級生だった。
それから遠からず、このアルバムでも共演している Tommy Flanagan、そして Milt Jackson や
Thad Jones とも知り合うことになる。
1953-1955年にかけての軍隊時代には、Yusef Lateef ら、デトロイトのクインテットと一緒に
演奏していた。 同時期に Chambers や Cannonball Adderley・Nat Adderley の兄弟とも
プレイしている。 1957年、クインテットは New York に演奏の場を移し、
最初のリーダー・アルバム "New Trombone" を Prestige・レーベルで録音した。
Fuller and Coltrane
jazztimes.com
また50年代後半には、Fuller は Blue Note Record の Alfred Lion の目にとまり、
Miles Davis や John Coltrane、Sonny Clark らのサイドメンとしても活躍した。
Coltrane のアルバム "Blue Train"(57年) での演奏は、Fuller の最たる好演として知られる。
ブルーノート時代の 61-65年には、 彼は Art Blakey's Jazz Messengers に在籍し、
自身でも Impulse、Epic、Savoy 等のレーベルに リーダー・アルバムを残している。
(余談だが、60-70年代にかけての京都・河原町通りの地下に、"Impulse" という名のジャズ喫茶
が存在した。 同じ界隈には Big Boy や Mal、London House、Blue Note らの名だたる Jazz屋が
軒を連らね、インパルス、ビッグボーイ、マルでは JBL のスピーカー・Olympus を駆使し、
訪れる客達を楽しませた。 半世紀を超えて今でも営業中の Blue Note(Jazz & Bar)は、
来年2月初めに一旦閉店し、新たに 奈良に店を構える予定だという。)
[Kyoto Bule Note, current store map]
尚 Fuller は、2007年に "NEA(National Endowment for the Art) Jazzz Master" の称号を得て、
その後も演奏やレコーディングを精力的にこなし、現在は SJS(School of Jazz Studies)や
NYSSSA(New York State Summer School of the Arts) の客員教授も務める。
下記は 本年4月20日、NY の Jazz at Lincoln Center の Rose Hall で NEA が行った
Jazz Masters Awards の記念コンサートの画像だ。 [Maps of Jazz at Lincoln Center]
演奏に入る前のトークも少し長いが、時間のある方は どうぞ !
[2015 NEA Jazz Masters Awards Ceremony & Concert / 2:00:08 ]
このビデオの冒頭に登場する Carla Bley のコンサートの手伝いをしたことも有る。(裏方です。)
20年近く前か。 ここで カーラと演奏している Steve Swallow も、ピアノの Don Friedman と
一緒に来日した際に、お茶の水のホテルで面談した。 今は皆んな、お年を召していらっしゃる。
カーラは若いころから 前衛の色濃い意欲的な作品で 当時のジャズ界を代表する地位を得て、
コンポーザーとしても一流の腕を振るった。
さて、表題のアルバム "Blues ette" は、1959年に録音されている。 56年前だ。
この頃以降に録音された LP 盤には、今でも 聴く人々を納得させる十分な情報量が入っている。
このの時代に全盛を迎えている 真空管アンプを使っても、これ等の LPレコードからは
聴いていても 身震いする程の音場(おんじょう)の表現を再生することが可能である。
但し 金額が一つの目安ではあるが、出来れば 少なくとも 30万円以上のオーディオ・セットで
聴くことを オススメする。(中古品で 10万円くらい。) それ以上は 趣味の世界と考えても良い。
アルバムの内容は 下記の通り。 また最近の You Tube は、一曲が終了してから 放っておくと
自動的に次の画像に移行するから、下記のA面3曲と B面3曲は 連続して聴くことが出来る。
[You Tube / "Bulues-ette" ] ← Click
[Track listing]
Side A
1) Five Spot After Dark / 5:18
2) Undecided / 7:09
3) Blues-ette / 5:31
Side B
1) Minor Vamp / 5:12
2) Love Your Spell Is Everywhere / 7:07
3) Twelve-Inch
[Personnel]
Curtis Fuller - trombone
Benny Golson - tenor saxophone
Tommy Flanagan - piano
Jimmy Garrison - bass
Al Harewood - drums
それでは ひがな日曜日、カーティス・フラーの名盤をお楽しみ !!
A面一曲目の "Five Spot After Dark" は、看板曲。
B面の "Love Your Spell Is Everywhere" も オススメ !