autoblog.com/2015/08/15/quail-motorsports-gathering
今週いっぱい(本日16日まで)開催されている Monterey Car Week。
この "The Quail, A Motorsports Gathering"、 "The Quail, A Motorcycle Gathering" も
ここ一週間に このエリアで 開催される幾つものイベントの一つに過ぎない。
signatureevents.peninsula.com/en/Motorsports/Motorsports.html
www.sportscardigest.com/quail-motorsports-gathering-2015-report-and-photos/
Gathering の名が示す通り、古典から最新のスーパースポーツ、バイクまでを含むマニア垂涎の
クルマ達が一堂に会している。 Ferrari 250 GTO から最新の Ford GT(来年発売)まで。
もちろん オリジナル GT40 や Koenigsegg、Pagani Huayra も姿をさらす。
また Honda は、来春発売にこぎ着ける予定の Acura NSX も展示している。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/08/gt-40-gt108 [GT40 last year in RM Auction]
とにかく、その状況は口では説明し切れないから、やっぱり行くしかない !
でも、個々のクルマについては、上記 "Sports Car Dijest" に いい写真がたくさん載っているので
参照されたし。 だから、来年は 是非とも行ってらっしゃい !!
さて、上の写真の赤白の "P4" は、後に塗装したにせよ、車番 #9 はあまり見慣れないクルマだ。
当時 67年のルマンに出場した4台のP4 の内、1台は P3 からコンバートされたクルマだが。
そして 上記写真は P4 と述べたが、実は 67年の "412P" である。 非常に良く似ている。
つまり、412P は Customer Version の 330-P3 なのだ。 412P は計4台製造され、
車番は 0844、0848、0850 と 0854 である。 上記写真のクルマは "0854" だ。
世にも有名な P4 だが、最初の 一台は 330P3 を改装して 66年に造られている。(S/N 0846)
よって この1台だけは P3/4 と呼ばれる。 P4 用のエンジンを載せて ホィールベースは 12mm
短くなったが、P3 のノーズコーンとシャシーを用いた。
その後3台が追加され、P4 は計4台が製作された。(S/N 0856、0585、0560 )
このうち 0846 は 67年の ル・マンで炎上したが、シャシーとかなりのパーツは かろうじて使える
状態にあった為、後に 英国の David Piper がこれを復刻している。
しかし この為、シャシーについては若干のモディファイがされてるかも知れない。
そして復刻したこのクルマは 2000年以降、例の James Glickenhaus が Piper から買い求め、
現在は彼が所有している。
更に 4台の内 S/N 0858 と 0860 は、Can-Am 用の 350 にコンバートされた。
前者は レプリカのクーペ・ボディー、後者は、これもレプリカだが フェラーリ自身の手により
スパイダーにコンバートされた。
よって、完全オリジナルの "330P4" は、車番 0856 の P4 が この世で唯一、1台だけ現存する "330-P4" なのである。 www.youtube.com/watch?v=awArTC8iQ3Q
尚 ついでに、P4 に関して もう少し述べておくことにする。
David Piper は #0846 が ル・マンで炎上した際、相当数のパーツをキープした、もしくは
#0860( ? ) が Can-Am 用にコンバートされた時にも、パーツを入手したかも知れないと言う。
且つ これ以外にも、オリジナルから複製したレプリカ・パーツを製作した様でもある。
彼は エンツォとも親しく、ファクトリーから借り出した青図を参考に、英国でレプリカ・シャシーを
製作、最終的にエンツォから S/N 0900 の車台番号を付帯する事の許可を得ている。
現在このクルマは グリーンに塗装されている。
この "# 0900" が、90年に 岡山の英田(TI)サーキットに現れたクルマだ。
Piper は、この他にも 少なくとも あと2台以上のP4 レプリカを造ったという。。
でも、同じ様に エンツォの "お墨付き" を貰っただろうから、
その意味では、これ等は 限りなく本モノに近い "Continuation Car" と言っても差し支えなかろう。
"# 0900" 以外の、Piper が造ったクルマが 何番の車番を附されたか、私は知らない。
.......... ン , 歴史を紐(ひも)解くのは難しい。
私は フェラーリ・エンスーでもないので、話はこの辺にしておくけど。
でも、フェラーリに限らず ロータスもジネッタも、この様な歴史の変遷と後ろ楯をもってこそ、
今 我々が乗っているクルマ達が存在するのである。
我々のような クルマ趣味、クルマ好きを自称する者は、くれぐれも これ等のことを肝に銘じ、
その後ろ盾を忘れてはならない。 その意味でも、今週のモントレーのイベントは 重要である。
ただの お祭り騒ぎではない !
心すべきことだ ........... !!
今週いっぱい(本日16日まで)開催されている Monterey Car Week。
この "The Quail, A Motorsports Gathering"、 "The Quail, A Motorcycle Gathering" も
ここ一週間に このエリアで 開催される幾つものイベントの一つに過ぎない。
signatureevents.peninsula.com/en/Motorsports/Motorsports.html
www.sportscardigest.com/quail-motorsports-gathering-2015-report-and-photos/
Gathering の名が示す通り、古典から最新のスーパースポーツ、バイクまでを含むマニア垂涎の
クルマ達が一堂に会している。 Ferrari 250 GTO から最新の Ford GT(来年発売)まで。
もちろん オリジナル GT40 や Koenigsegg、Pagani Huayra も姿をさらす。
また Honda は、来春発売にこぎ着ける予定の Acura NSX も展示している。
britishgreenyokohama.blogspot.jp/2014/08/gt-40-gt108 [GT40 last year in RM Auction]
とにかく、その状況は口では説明し切れないから、やっぱり行くしかない !
でも、個々のクルマについては、上記 "Sports Car Dijest" に いい写真がたくさん載っているので
参照されたし。 だから、来年は 是非とも行ってらっしゃい !!
さて、上の写真の赤白の "P4" は、後に塗装したにせよ、車番 #9 はあまり見慣れないクルマだ。
当時 67年のルマンに出場した4台のP4 の内、1台は P3 からコンバートされたクルマだが。
そして 上記写真は P4 と述べたが、実は 67年の "412P" である。 非常に良く似ている。
つまり、412P は Customer Version の 330-P3 なのだ。 412P は計4台製造され、
車番は 0844、0848、0850 と 0854 である。 上記写真のクルマは "0854" だ。
世にも有名な P4 だが、最初の 一台は 330P3 を改装して 66年に造られている。(S/N 0846)
よって この1台だけは P3/4 と呼ばれる。 P4 用のエンジンを載せて ホィールベースは 12mm
短くなったが、P3 のノーズコーンとシャシーを用いた。
その後3台が追加され、P4 は計4台が製作された。(S/N 0856、0585、0560 )
このうち 0846 は 67年の ル・マンで炎上したが、シャシーとかなりのパーツは かろうじて使える
状態にあった為、後に 英国の David Piper がこれを復刻している。
しかし この為、シャシーについては若干のモディファイがされてるかも知れない。
そして復刻したこのクルマは 2000年以降、例の James Glickenhaus が Piper から買い求め、
現在は彼が所有している。
更に 4台の内 S/N 0858 と 0860 は、Can-Am 用の 350 にコンバートされた。
前者は レプリカのクーペ・ボディー、後者は、これもレプリカだが フェラーリ自身の手により
スパイダーにコンバートされた。
よって、完全オリジナルの "330P4" は、車番 0856 の P4 が この世で唯一、1台だけ現存する "330-P4" なのである。 www.youtube.com/watch?v=awArTC8iQ3Q
尚 ついでに、P4 に関して もう少し述べておくことにする。
David Piper は #0846 が ル・マンで炎上した際、相当数のパーツをキープした、もしくは
#0860( ? ) が Can-Am 用にコンバートされた時にも、パーツを入手したかも知れないと言う。
且つ これ以外にも、オリジナルから複製したレプリカ・パーツを製作した様でもある。
彼は エンツォとも親しく、ファクトリーから借り出した青図を参考に、英国でレプリカ・シャシーを
製作、最終的にエンツォから S/N 0900 の車台番号を付帯する事の許可を得ている。
現在このクルマは グリーンに塗装されている。
この "# 0900" が、90年に 岡山の英田(TI)サーキットに現れたクルマだ。
Piper は、この他にも 少なくとも あと2台以上のP4 レプリカを造ったという。。
でも、同じ様に エンツォの "お墨付き" を貰っただろうから、
その意味では、これ等は 限りなく本モノに近い "Continuation Car" と言っても差し支えなかろう。
"# 0900" 以外の、Piper が造ったクルマが 何番の車番を附されたか、私は知らない。
.......... ン , 歴史を紐(ひも)解くのは難しい。
私は フェラーリ・エンスーでもないので、話はこの辺にしておくけど。
でも、フェラーリに限らず ロータスもジネッタも、この様な歴史の変遷と後ろ楯をもってこそ、
今 我々が乗っているクルマ達が存在するのである。
我々のような クルマ趣味、クルマ好きを自称する者は、くれぐれも これ等のことを肝に銘じ、
その後ろ盾を忘れてはならない。 その意味でも、今週のモントレーのイベントは 重要である。
ただの お祭り騒ぎではない !
心すべきことだ ........... !!