2015年8月13日木曜日

Monterey Motorsports Reunion 2015


Alfa Romeo P3 and Maserati 250F at Monterey Motorsports Reunion 2012

毎年 日本のお盆の頃、"Monterey Mptorsports Reunion" が サンフランシスコの南、
Montery の山の中のサーキット、Laguna Ceca で開催される。(大した山ではないけど。)
西海岸で最大のクラシックカー・イベントである。
http://www.mazdaraceway.com/rolex-monterey-motorsports-reunion
今年も 今日(13日・木)から16日(日)迄の4日間、開催される。

場所は フリスコから南に ハイウェイ 101号線を San Jose に向かい、Salinas を目指す。
ちょっとした距離と時間がかかる。 東京から静岡市、または焼津くらいの距離だろうか。
Salinas から 101を右に逸れて 68号線に入り、モントレーに向かって20分程進むと
ラグナセカの入口が右側に見えてくる。 そこからさらに15分位行けば、右に空港を見ながら
じきに Monterey 湾 にたどり着く。 空港は見えにくいが、頻繁に飛行機が離着陸してるので、
容易に それと分かるものだ。  [Maps]   [Directions]

ラグナセカのコースは 1957年に造られ、一周が 3.602km の比較的短いコースで、
どちらかというと 低速サーキットである。 MotoGP や American Le Mans Series も開催される。
www.youtube.com/watch?v=JY9mrKR5SkA  [MotoGP]
www.youtube.com/watch?v=cdGGGWqnfuU  [ALMS]
高低差15m ほどのS字シケイン、Corkscrew が有る事で有名で、
そこで観客は 座席こそ無いが コースの内側にあるわずかな木の茂みの下に座り込み、
そこが絶好の観戦ポイントとなる。 初めてのドライバーにとっては、恐ろしい下りコーナーだ。
www.youtube.com/watch?v=pej4R0DsKKs


motorcycle-usa.com

その茂みの反対側の斜面に座れば、パドックとホーム・ストレッチが眼下に視え、
コース全体の半分以上を見渡すことができる。
また スタート・フィニッシュラインのあるストレートは、1コーナーに向かって軽く昇り頂点となって、
その先に急な左ヘアピンが 突然現れるので、ドライバーは此処でも 一瞬たじろぐポイントだ。


apexonlineracing.com

2001年以来、Mazda が命名権を獲得し、一度延長されて 来年度(2016年)まで、
"Mazda Raceway Laguna Seca" の名で呼ばれる。
今週の Reunion には Shelby GT350 の走行イベントや、かっての Acura Race Car の走行も
メイン・タイトルとして行われる予定だ。

この他にも、Monterey Car Week として、既に月曜日から始まっているが、オークションや
パレード、例の Pebble Beach Concours d'Elegance 等の様々なイベントが モントレー界隈で
今週いっぱい開催される。 とても全てを見切れるものではない。
http://www.sportscardigest.com/tag/monterey-week/
http://edition.cnn.com/2015/08/07/autos/monterey-car-week-preview/
https://www.facebook.com/pages/Monterey-Car-Week/115971845102577
それらの どのイベントも、日本では考えも及ばない規模で行われ、特に この Laguna Seca の
クラッシック・スポーツのレースは アメリカでも最大規模であり、
その内容は 日本のそれと比べて、まるで大人と子供ほどの差がある。

登場するクルマは、年代的には 90年代初期までのプロ・レーシングを含む日本の昭和初期、
1927年から1976年迄のクラッシック・スポーツを網羅するが、
見た目には その7割近くが英国製スポーツカー、レーシングカーの様に見受けられる。
世界の頂点は やはりアメリカなのかと、"勘違い !? " する様な一週間となる。
www.mazdaraceway.com/sites/main/files/fileattachments/2015_rmmr_schedule_final.8.11.pdf

30年以上前、私は アメリカを隈なく見てやろうと思って、アメリカ全土を約5ヶ月間にわたり
廻ってはみたものの、結局 その半分も視れずに終わってしまった。
アメリカの全容は、何らかの方法をもってしても 再認識すべきだと考える。

日本のクルマ雑誌には 上記イベントは 僅か2~3頁しか紹介されないが、
その全貌は、毎年一冊の本が出来上がるくらいのものである。
もちろん、Web で垣間見れるのも  その ごく一部に過ぎない。 勘違いしては いけない。
雑誌や Web では  その音や臭い、空気感までは伝わってこない。 だから 感動が全然違う。
現場に行くしかないのだ !

私は普段から このブログで、イギリスやアメリカに "行ってらっしゃい ! " と気軽に言っているが、
実は その言葉の持つ意味には、かなり重いモノが有るのだと自負している。

だから、 ........... 是非とも 行ってらっしゃい !!


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