2011年6月24日金曜日

F1 to V6


Ferrari V6 F1 engine internals. Steel crank tested by magnetic particle method. Titanium conrods tested by penetrant and eddy current methods. Aluminium pistons tested by penetrant and eddy curent methods.
[pic. Metallurgical Testing & Consulting Engineers]

22日のロイターによると、このところ 燻ぶっていた次期F1エンジンの問題だが、
2013年からF1は 4気筒ターボ・エンジンにすることに 一度は決定したものの、
5月末にはフェラーリがV6ターボを強く提言したり、その他メルセデス等の
強い反対の意向が絶えなかった。

その為、22日のロンドンで開かれたF1委員会で最終協議した結果、
2014年度から、"1.6リッター・V6エンジン" にすることで決着がついた模様だ。
よって 2013年いっぱいは 現行のエンジンでレースが行われる。

正式な決定は来週の"FIA World Motor Sport Council" で評決される。

PositionMember
PresidentFrance Jean Todt
Deputy-PresidentUnited Kingdom Graham Stoker
Vice-PresidentMexico José Abed
Vice-PresidentMonaco Michel Boeri
Vice-PresidentNew Zealand Morrie Chandler
Vice-PresidentItaly Enrico Gelpi
Vice-PresidentSpain Carlos Gracia Fuertes
Vice-PresidentUnited Arab Emirates Mohammed Ben Sulayem
Vice-PresidentTanzania Surinder Thatthi

ところで "HONDA" が、その昔、F1の開発をしている事を称して、
"走る実験室" のキャッチフレーズで広告活動をしていた時期があったが、
御存知だろうか。 まさにその通りで、先端技術のテクノロジーは、
必ずや其の時代の社会に反映し、還元されている。
ましてや、HONDA が50年前に鈴鹿サーキットを創出した事実は、
日本の自動車産業に、計り知れない恩恵をもたらしている事に心すべきである。
そして、F1は 単なる自動車レースではない。
その壮大な意義を感じ取るのがよい。F1を甘く見てはいけない。