今週いっぱい続く Geneva Motor Show。
開幕早々、既にリポートした McLaren 650S、Alfa Romeo 4C Spider、Ermini 等の他にも、
興味深いクルマを 幾つか紹介する。
[Porsche 919 Hybrid] [Pic. autoguide]
まずは Porsche 919 Hybrid。
ポルシェとしては 16年ぶりの LMP1 である。 ル・マンや WEC / 世界耐久を狙う。
特徴的な2リッター・V4 ターボ は、2段階のエネルギー回生システムを持つ
高機能ハイブリッドで、水冷リチュームイオン・バッテリーに蓄えられたエネルギーは
前輪のモーターに供給され、オンデマンドな4輪駆動となる。 [Video]
ポルシェは、これらの成果を いずれ市販車にもフィードバックしたい意向だ。
[Koenigsegg One]
1994年、Christian von Koenigsegg の創業で、2002年に最初のロード・カー登場。
以来 その怒涛の様な歴史が始まった。
今回のジュネーブで姿を現したそのクルマは いわば一つの集大成でもある。
1340Kg の車体に 1340馬力・V8 を擁し、最高速は440Km/h に近づく。 [Video]
[Pagani Zonda Revolution]
ホンダ・フィットより軽い 約1070Kg の車体に Merzedes 6リッター・V12 / NA 800馬力。
0-60マイルは 2.6秒。 最高速共、既存の Zonda R を僅かに上回る。
走行中のリア・ウイングの調整は、DRS(Drag Reduction System)により 独自のデバイス
で オートマティックに駆動するか、または、ステアリング上のボタンで マニュアル操作もできる。
カーボン・セラミックのディスクは、従来のものより 格段に長持ちし、15%の軽量化と
より強力なストッピング・パワーをもたらした。
ただし、これらを享受するには 約300万ドルが必要らしい。
[Zenvo ST1]
デンマークのハイパー・カー。
0-62マイル 3.0秒は 6.8リッター・V8 / 1104馬力が もたらす。
詳細は 2年前のレポートを参照して下さい。
[Hyundai PassoCort]
Veloster の 4気筒 1.6リッター・ターボ / 270馬力を応用した ミッドシップ・コンセプト。
ヒュンダイの European Design Center と Istituto Euopeo di Design of Tutin(IED)の
コラボで実現した デザイン・スタディ である。 サイズは アルファの 4C に近い。
実現するかどうかは、韓国経済の行方による。
[Range Rover Evoque]
Range Rover Evoque は、2015年版 "Autobiography" と"Autobiography Dynamic"
の2種類の限定バージョンを発表している。 各々 Luxury と Performance をテーマとする。
20インチの鍛造アルミ・ホィールを履き、プレミアム・レザーインテリアを施す。
また、タッチスクリーンを備えた スマホ対応の "InControl Appsenables" を装備して
iPhone、Android のアプリの操作が出来る。
また、Phoenix Orange を含む6色のニュー・カラーも用意される。
"Autobiography" は、クラス、価格共 シリーズのトップランクに位置し、240馬力だが
内外装とも 最高位の仕上げを施し、プレミアム・コンパクト SUV として確立する。
"Autobiography Dynamic" は、2リッター・ターボ / 285馬力にパワーアップ、
9速ZF オートマチックと 足には 13.8インチ・ディスクを履かせ、足回りの強化とともに
よりスポーティーな走りを実現する。
以上、この他にも 挙げたらキリが無いので、あとは現場に行くしかないだろう。
インターネットは万能ではない。 パソコンで観れる画面は ほんの一角に過ぎないのだから !!
見落としがある事に留意すべきである。