間もなく(あと1時間もすると) WEC / Le Mans 24H Race がスタートする。
全長 13.629Km のコースは、その2/3 が 2車線の一般公道を閉鎖して行われる。
コースには 50のマーシャル・ポストが有り、1700名のコース・マーシャルが3交代で
コースの監視と運営にあたっている。 セーフティー・カーは コース上 3か所に待機する。
[Le Mans Live 1, or 2] [Audi Sport Stream] [Nismo Channel]
[Nismo Spotter Guide] [Time Report] [Live Scoring]
さて、今年の話題は 何と言っても Porsche の復活 である。
最高位の LMP1 クラスで出走し、2台のうちの1台には、昨年まで Red Bull F1 を
ドライブしていた Mark Webber が #20 Porsche 919 Hybrid で参加しており、
クルマは既に今年のシルバーストーンやスパで 好成績を残している。
[Webber's Comments] [Interview]
更なる話題は、中嶋一貴 ・Alexander Wurz ・Stephane Sarrazin が乗る #7 の
Toyota TS 040-Hybrid が予選トップの 3分21秒789 を叩き出し、
今日の決勝の ポール・ポジションを獲得したことだ。
もう一台の #8 / Toyota は3位、これを挿むように Porsche 919 Hybrid が 2位と4位を、
Audi 勢のR18 e-Tron Quattro は 5~7位と後退している。
[Qualifying Results]
いずれにせよ、 Toyota、Porsche、Audi 共、そのポテンシャルは拮抗しており、
24時間の長丁場では何が起こるかわからない状況の中、各車 鎬(しのぎ)を削る事になる。
レースは 現地時間15:00(日本時間 本日14日 22:00 / 時差7時間)にスタートする。
[toyotahybridracing.com] This Weekend
Strakka-Dome S103 は、先月末の Spa でのテスト走行においてクラッシュし、
かなりのダメージを受けるも 修復が間に合わず、
残念ながら 今年のル・マンへの参戦を断念している。
尚、11日の夕刻、フリー走行中に Loic Duval の乗る#1 / Audi R18 e-Tron Quattroが
270Km/h を超える高速でPorsche Curve のコンクリート・ウォールに激突、大破した。
しかし ドライバーは急遽 病院に搬送されたが、軽症で済んだのは 奇跡的だった。
セッションは約50分後に再開され、翌12日には チームはスペア・カーを用意し、
交代のドライバーとして Marc Gene(Spaniard)を乗せることになり、Q2、Q3 に臨んだ。
[Video] 「お詫び ; 当初、事故のドライバーはTom Kristensen と記述しましたが、
正しくはLoic Duval でした。 訂正します。」
さて、身の安全のためには、公道でも(! )レーシングカーに乗った方がいいかも知れない !?
私は かって 名神高速で、Mk1 Elise R(180PS)で大雨の中 120Km/h くらいのスピードで
うかつにも追い越しをした瞬間にスピンしてしまい、側壁に激突して クルマは大破した。
リア・カウルは吹っ飛び、右後部タイアも ちぎれ飛んで、クルマの後ろ 1/4 ほどが無くなって
しまったような感じだったが、額(ひたい)を少し切った程度で済んだものだ。
セミ・スリックタイアであることを忘れていた。
エリーゼのバスタブ状のアルミ・ストラクチャーは 思いのほか強固で、
その状態でも ドアは 何事も無く、綺麗に開閉が可能であった。
事故よりも その事の方が 驚きだった。 ....... ン、まあ、気を付けよう。 余談でしたネ .... 。