2015年2月1日日曜日

Kenji Goto


本日、日本国民は 2億ドルでは到底買うことの出来ない 一つの大切なモノを失った。
しかも、テロには絶対に屈っしないと言いながら、まんまと相手の思うツボにはまり、
結局、相手の目的を世界にアピールさせる結果となった。

想えばチャンスは2度あった。
一つは、2億ドルを払って 日本の安全を買うという事。
もう一つは、前に述べたとおり、ヨルダン政府が もっと賢明な判断をすればよかった事だ。
日本政府、ヨルダン政府共々、自身の体裁を繕うための行動をとった結果である。

既に 日本の危機管理の甘さについては、言い尽くされた事ではあるが、
悪く言えば、"ノー天気"、人任せということに尽きる。 甘い !
一個人が どうこう出来る問題ではないにせよ、日本国民は今日を境に、
世界の不条理に大きく巻き込まれることになろう。
日本に居ようが居まいが、間違いなく その安全性は著しく低下する。 

インターネットの利点は計り知れないが、実は それを最大限に生かしたのが ISIS(ISIL)だ。
だから、彼らは日本の窮状を細かく分析していたハズである。 だから、それに対処した。
まさに国家レベルの知識と頭脳を持ち合わせる。 尋常ではない。

さらに インターネットは、万能ではない。 それを伝えるために後藤さんは現地に出向いたのだ。.
見よ、彼のこの表情が 全てを物語っている。

日本は、決して 失ってはならないものを、いとも簡単に失くしてしまった。
以後 日本は心すべきである。 同じようなことは、これからも頻発するだろう。

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