アストン・マーチンの次期 旗艦モデルとなる "Vanquish" が、
各メディアに流れ始めた。 本国の自社サイトにも 正式に掲載されている。
既に、先月末の "Concorso d'Eleganza Villa d'Este" にも、
"Project A310" として登場し、大方の予想はされていたものだが、
本日から その概要が明らかに なってきた。
カーボン・ファイバーの外装パネルで覆った、従来より 25%高い ねじれ剛性を
達成した強固なボディーには、"2+2" と "2+0" の 2タイプが用意される。
その車体に、ピーク・パワーで 573馬力の 6 リッター・V12エンジンと
6速オートマの組み合わせで、最高速295Km/h を得ているということは、
200Km/h で巡航出来ることの "信頼性" を合せ持つと 解釈される。
まだ どのメディアの試乗レポートも無いが、おそらく 動かした瞬間から
その資質の高さを実感することになるのは 想像に難くない。
まさに そのくらいの内容を備えるものとして、世に問うに違いない。
"One-77 " は、そのプロローグとして用意されたクルマだったのかもしれない。
そう思うと、約£190000- の今回の価格は "お買い得" である。
そして 当初の予想より意外に早く、今年の秋以降 または冬の初め頃(?) までに、
まずは 英国本国及びヨーロッパで 発売にこぎつける可能性が高い。
アストン・マーチンは、ロード・カーのみならず レースの世界に於いても、
来年 創立100周年を迎える "気合い" として、 様々な取り組みを試みることに
なるだろう。