2012年6月17日日曜日

Le Mans / DeltaWing


The full Nissan DeltaWing team - Anne Proffit photo


























今年の ル・マンは、何か 象徴的な事故が相次いでいる。

Toyota の事故に次いで、Nissan がプロデュースする"DeltaWing"
事故に巻き込まれた。
混雑する集団の中で 接触し、左コーナー手前で 押し出された恰好で、
そのまま正面の壁に突っ込んだものである。
しかも、その絡んだ相手は 中嶋の駆る Toyota TS 030 だった。
Nissan としても 相手がToyota だけに、胸中複雑であろう。
明らかなペナルティ行為以外、レースに於いては痛み分けである。
残念なことだが、こればかりは いたしかたない。

運転していた本山哲は、現状を修復しようと一時間を超す試みをしたが、
その損傷は大きく、その場でリタイアすることになってしまった。
ル・マンの規定で、ドライバーは 自分一人で現状回復をしなければ
ならないが、今回は努力報われずとなる。 レースは非情だ。
[Satoshi Motoyama Interview]
しかし その後、本山の ひたむきな努力は各メディアで紹介され、
彼の行為に対して 賞賛の声が絶えないこととなった。
                                          
実は Nissan は、昨晩遅くまでと 今日のゴールの時間にあわせて、
横浜の グローバル・本社で、ライブ・ストリーミングのイベントを行っていたが、
そちらも 残念な結果となってしまった。

今夜22時(現地15時)のレース終了まで あと5時間、
残る時間にはまた別なドラマが起こるかも知れぬ。 それがレースさ !!

尚、Lotus は、レースの約半分をこなしたところで、 ギア・ボックスのトラブルに
見舞われ、ピットに戻って 暫らく奮闘するも 回復せず、リタイアしている。
それまでは、LMP2 クラスで 14番手を走行していた。  次回 ...... !!
[Lotus LMP2]