2012年6月1日金曜日

MP4-12C Spider

[pic. autocar]  クリック 
Folding hard-top for McLaren MP4-12C Spider

兼ねてより取り沙汰されていた McLaren MP4-12C Spider。

従来のルーフ・ラインを ほぼ残しつつ、通常のタルガ・トップよりも
大きめの開口部を持つ 3分割(?) の構造のようで、ルーフは コクピットと
エンジン・ベイの間に収納される。 
折りたたんだ状態でも、グラス・パネルを通してのエンジン・ビューが 確保され
るという。

サン・ルーフやリトラクタブル・ルーフの分野で 世界的な特許とシェアを持つ
ドイツのWebasto社製のシステムを使用する。
Webasto は 日本でも ほとんどのメーカーが採用しており、
街中でよく見掛ける例では、ダイハツのコペン(この8月で生産終了予定)等が
挙げられる。

普通 クーペ・スタイルを コンバーティブル化すると、車体強度を確保する為に
補強を施さざるをえず、それが車重の増加につながるが、
MP4-12C の "Carbon Monocell "シャシー の強固なストラクチャーは、
車体を コンバーティブル化するにあたって 非常に有効で、
ルーフ・パネルを アルミもしくはカーボンファイバー素材を用いる事によって、
さらに軽量化のメリットを得ることになる。
[MP4-12C Photo Gallery / Carview]

今回、エンジンを供給する Ricardo の拠点が有る West Sussex
路上で目撃されたクルマの後方からは、異様に突き出た2本のエキゾースト・
パイプが見受けられ(写真をクリック ↑ )、次世代エンジンのテストも兼ねて
いる様にもみられる。
(リカルドは、マクラーレン本社のある Woking からも小1時間)

スパイダーは、秋口のフランクフルト・ショーあたりで公開されるのではないか。
早ければ 年内の発売が待たれる。