[f1reader.com]
今日の午後、プラクティスの始まった中国GP の会場に於ける FIA の共同記者会見に、
本田技研の取締役・専務執行役員で四輪レース担当の 新井康久 が出席し、
2015年から エンジン・サプライヤーとして F1 に復帰する事についての抱負を語った。
シーズン参加前に この様な会見に出席するのは異例の事だ。 FIA からの要請らしい。
[FIA Press Conference]
新井は 会見で、来季は マクラーレンにのみ エンジンを供給し その開発に集中するので、
それ以外のチームにエンジンを出すことは 現状では考えていない。
でも、2016年以降については 要望が有れば 他のチームへの供給も可能だとしている。
新井は "after year 2016 " と言っているので、実際は 2017年からか ?
でも、"もちろん 来季はいい結果を出したいし、他のチームの結果も見ながらだが、
ウチのパワー・ユニットも使って頂きたい " という様な言い方もしているので、
要は "様子を見ながら、他チームへの供給も考えていきたい " という事か。
つまり、具体的に 他への供給は様子を視ながらという事で、
現時点では いつからという明言ではない様だ。
今回の会見以前にも、"マクラーレンとの契約は独占契約ではない" とも言っているし。
HONDA は、F1 を中心とした WTCC 等のレース活動の拠点として、今年の6月から
英国 Milton Keynes の Winterhill に在る MUGEN EURO の施設内に居を構える。
そこで サーキットの現場へ出向く準備もするし、F1エンジンのメンテナンスとリビルトも行う。
新しいファシリティーは、クルマだったら M1 モーターウェイの 13、または 14 のジャンクション
で降りるし、ミルトンキーンズ・セントラル駅からも 徒歩10分程の所に在り、アクセスは良い。
ヒースローからクルマで60Km程だが、イギリスだったら1時間足らずだ。
途中の一般道には信号も殆んどなく、イギリスの高速道路は いくら走っても料金はタダだし、
私見だが、この事実が 首都に一極集中せずに ソリューションを分散し、
地方を活性化させる重要なファクターだと考えられる。
さて、ホンダは本年1月に F1の開発拠点を、従来からある栃木県芳賀町のR&Dセンター
から同県さくら市に移しており、"HRD Sakura" として四輪スポーツ部門を独立させ、
国内での開発体制を強化する。
これは ホンダの決意の表れであり、事実上 ここが F1 エンジンの開発拠点となる。
敷地内には 新たなテスト・コースとメガ・ソーラーも建設し、環境・安全技術を含めた
総合的な開発施設となる。
http://www.honda.co.jp/movie/201308/interview01/
http://www.honda.co.jp/Racing/news2014/03/