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この写真を見る限り、イギリスでの仕事を終えたあと、ヒースローからデトロイトに直行すべき
だったと思っては見たものの、後(あと)の祭りだった。
バーミンガムのショーが終わってから、先週は英国内を東西南北に飛び廻っていた結果、
予定した旅費も底をつき、手元に残ったのは 成田行きのチケットだけだ。
そして 今週いっぱい開催されているデトロイト・ショーに、FORD は 自身の重要なアイコンを
忘れるハズもなく、プロダクション・モデルとしての "Ford GT" を登場させている。
50年前の Le Mans 24H で、打倒フェラーリを実行して勝利を得た "GT40" は、
今回 新たな Ford GT として 来年後半、2017年モデルとして市場に送り出されることになる。
FORD 創設100周年に際して 限定1500台(?)を生産した前回の Ford GT は、
ほぼフルコピーといってもよいデザインでリリースされたが、今回の "Ford GT" は 前回同様、
限定数の生産と考えられており、更に少い数百台規模になるかも知れないが、具体的な数は
明らかでない。 生産は、昨年5月にオープンしている ノース・カロライナ州 Charlotte の
テクニカル・センターで行う予定だ。 [about GT40 & Ford GT]
今年後半から販売が始まる "Honda / Acura NSX" 同様、世界の大手メーカーの中で、
ホンダと並んで、現行で販売されるミッドシップ・スポーツとしては、Ferrari、Lamborghini と
肩を並べ得るクルマとして、この Ford GT と NSX のみが、イタリアン・エキゾチックに
勝るとも劣らない 路上での存在感を醸し出すのは間違いないだろう。
純粋なGT40 ファンとしては、新たな Ford GT の姿カタチは 若干の物議をもたらす事になる
かも知れないが、それはそれで 別問題として捉えるのがよろしい。 時代は変わる。
さて、新時代の Ford GT は、僅か 3.5 literの V6 / EcoBoost ながら、Twin turbo とはいえ、
なんと 600hp を叩き出し、このサイズのボディーを余裕で駆動する。
これは、IMSA Daytona Prototype で用いる耐久レース用と同種のエンジンをベースとして
開発されたものだという。 これに7速DCT を組み合わせる。
足には 20インチ Michelin Pilot Super Sport とカーボン・セラミック・ディスクを備える。
見ての通り、風洞実験を繰り返して考え抜いたと思われる その特徴的なデザイン・シェイプは、
高速域で強烈なダウンフォースを生み出す。 しかも 車体は カーボンファイバーとアルミ・
ストラクチャーの組み合わせで、このサイズながら圧倒的な軽さに仕上がっている様だ。
今後のフォード車にとっても重要な、最新のテクノロジーを駆使していると言われており、
技術革新としても 同社にとって フラグシップ的な存在であるという。
エンジンは、従来の 6.2 リッターV8 よりもパワフルで、しかも経済性が高い。
クルマは 95% 生産型に近い形で このショーにデビューし、7~8のデザインチームが 非常に
短期間で開発したものだ。
まだ噂の域を出ないが、50年前にオリジナルGT40 が偉大な勝利を飾ったのを期して、
この新しいGT Car で、2016年の Le Mans 24h. に参戦する可能性もある様だ。
フォードは、新たな "Ford Performance Vehicles" を販売戦略上の重要な柱と捉えており、
これにより 若い富裕層やスポーツ・タイプを好む購買層に対するマーケッティングに
力を注ぐ考えで、今回の Ford GT は それらの象徴的なクルマとして位置づけられるという。
既に 前回の100周年限定車は、オークションでの価格は上昇する傾向にあり、
今回の限定版も10~20年を経ると高額化が予想される。
願わくば この新しい Ford GT が継続的に生産販売されることを望まずにはいられない。
非常に魅力的な デザインは、その性能と共に 高い支持を得るに違いない。
NSX 同様、Ford のフラグシップとしての位置づけの有効性は十分考えられていいものだ。
期待したい !
この写真を見る限り、イギリスでの仕事を終えたあと、ヒースローからデトロイトに直行すべき
だったと思っては見たものの、後(あと)の祭りだった。
バーミンガムのショーが終わってから、先週は英国内を東西南北に飛び廻っていた結果、
予定した旅費も底をつき、手元に残ったのは 成田行きのチケットだけだ。
そして 今週いっぱい開催されているデトロイト・ショーに、FORD は 自身の重要なアイコンを
忘れるハズもなく、プロダクション・モデルとしての "Ford GT" を登場させている。
50年前の Le Mans 24H で、打倒フェラーリを実行して勝利を得た "GT40" は、
今回 新たな Ford GT として 来年後半、2017年モデルとして市場に送り出されることになる。
FORD 創設100周年に際して 限定1500台(?)を生産した前回の Ford GT は、
ほぼフルコピーといってもよいデザインでリリースされたが、今回の "Ford GT" は 前回同様、
限定数の生産と考えられており、更に少い数百台規模になるかも知れないが、具体的な数は
明らかでない。 生産は、昨年5月にオープンしている ノース・カロライナ州 Charlotte の
テクニカル・センターで行う予定だ。 [about GT40 & Ford GT]
今年後半から販売が始まる "Honda / Acura NSX" 同様、世界の大手メーカーの中で、
ホンダと並んで、現行で販売されるミッドシップ・スポーツとしては、Ferrari、Lamborghini と
肩を並べ得るクルマとして、この Ford GT と NSX のみが、イタリアン・エキゾチックに
勝るとも劣らない 路上での存在感を醸し出すのは間違いないだろう。
純粋なGT40 ファンとしては、新たな Ford GT の姿カタチは 若干の物議をもたらす事になる
かも知れないが、それはそれで 別問題として捉えるのがよろしい。 時代は変わる。
さて、新時代の Ford GT は、僅か 3.5 literの V6 / EcoBoost ながら、Twin turbo とはいえ、
なんと 600hp を叩き出し、このサイズのボディーを余裕で駆動する。
これは、IMSA Daytona Prototype で用いる耐久レース用と同種のエンジンをベースとして
開発されたものだという。 これに7速DCT を組み合わせる。
足には 20インチ Michelin Pilot Super Sport とカーボン・セラミック・ディスクを備える。
見ての通り、風洞実験を繰り返して考え抜いたと思われる その特徴的なデザイン・シェイプは、
高速域で強烈なダウンフォースを生み出す。 しかも 車体は カーボンファイバーとアルミ・
ストラクチャーの組み合わせで、このサイズながら圧倒的な軽さに仕上がっている様だ。
今後のフォード車にとっても重要な、最新のテクノロジーを駆使していると言われており、
技術革新としても 同社にとって フラグシップ的な存在であるという。
エンジンは、従来の 6.2 リッターV8 よりもパワフルで、しかも経済性が高い。
クルマは 95% 生産型に近い形で このショーにデビューし、7~8のデザインチームが 非常に
短期間で開発したものだ。
まだ噂の域を出ないが、50年前にオリジナルGT40 が偉大な勝利を飾ったのを期して、
この新しいGT Car で、2016年の Le Mans 24h. に参戦する可能性もある様だ。
フォードは、新たな "Ford Performance Vehicles" を販売戦略上の重要な柱と捉えており、
これにより 若い富裕層やスポーツ・タイプを好む購買層に対するマーケッティングに
力を注ぐ考えで、今回の Ford GT は それらの象徴的なクルマとして位置づけられるという。
既に 前回の100周年限定車は、オークションでの価格は上昇する傾向にあり、
今回の限定版も10~20年を経ると高額化が予想される。
願わくば この新しい Ford GT が継続的に生産販売されることを望まずにはいられない。
非常に魅力的な デザインは、その性能と共に 高い支持を得るに違いない。
NSX 同様、Ford のフラグシップとしての位置づけの有効性は十分考えられていいものだ。
期待したい !
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