2010年4月30日金曜日

長い年月(2)
































さあ、この2台のクルマが 何だか判る人? ( 答えは連休明けに。)

2010年4月29日木曜日

長い年月(1)

                                           
モールトンの工場へ行く途中、近くの町で
見かけた小さな SWAN HOTEL ですが、
よく見ると16世紀の初めから営業している風に
書かれてある。
英国では、普通の民家でも3~400年前から
使い続けている例も少なくない。
日本でもここ10年ほど、リノベーションという
言葉が見受けられるがまだまだ、通りがかりに
その成果を見い出すことはごく少ない。
それどころか、悲しいかな古い建物が
事あるごとに壊されてしまう。
世の中にとって何が大切なことか、癒しとか
エコとか言う前に、真剣に考えるべきであろう。

   <500年の歳月を過ごす鳥もいる。>

2010年4月28日水曜日

イギリスの鳥
















    < 両方とも、もう何十年も飛び続けていますネ! 落ちる気配は無さそうです。>

2010年4月27日火曜日

Describe Future


ロータスをじめとして、我々が 常日頃 追い求める
英国車の世界では、いつも思わぬ感動が生み
出される。日本車の世界に浸ってしまっている
日常からは思いもよらぬカタチでイギリスは、その
世界を表現してくる。まさにイギリスはおいしい
もちろん、一瞬にしてそのカタチが出来あがるワケ
は無いので、彼らはいつも頭の中で近い将来を
思い描いているに違いない。
イタリアもそうだがイギリス自身も、その歴史と伝統を
もとに最先端を生み出す術を 彼らは知っている。
私が40年前に初めて経験した京都も、同じような
雰囲気を醸し出していたが、今はそれすら感じ
られない。それほど、今の日本は疲弊してると思う。

それが今の世の中だとしても、又、いずれ自身の終わりがくるにせよ、生きている限りは より良い人生を求め、
大変な中にも楽しさを感じ、心地よさと感動を味わいながら過ごしたいものである。
何かいいこと 見つけようではないか。きっと出来るような気がするのだが。................さてどうする

2010年4月26日月曜日

EUROPA
















新時代のLotus Europa は、初代のヨーロッパの印象があまりにも強く残りすぎているためか、その販売数は
いまひとつかんばしくないみたいだが、そのことはイギリス本国でも同様らしい。
写真右、数年前のVauxhall VX220 も、新しいヨーロッパと同じくエリーゼのシャシーから派生し,どちらも同じGM系の
エンジンを搭載したクルマである。
しかし、いざ乗ってみると両者とも思いもよらぬ高い操縦性と心地よさをドライバーに与えてくれる。
単に数値の比較だけでは読み取ることのできない ハイレベルな完成度を維持しているのだ。
この事は多分、この2者を操った経験のない人には判らないであろう。ロータスが造ったのに楽しくないはずが無い !

2010年4月25日日曜日

歴史を創る


             Lotus Ford by Cosworth

2010年4月24日土曜日

されどロータス

















我が愛すべきライトウエイト・スポーと言えばその頂点に立つのは
やはり ロータスを置いて他ならない。
エヴォラについては1トンを超えているが、同じクラスの他車と比べると
その軽さはひときわ群を抜いている。
ロータス製のロードスポーツは、過去から一貫して自身の軽さを主張してきたし、
これからもそれは変わることは無いと思われる。
しかもエリーゼ以降、その軽さにプラスしてたぐい稀にみるボディ剛性を
兼ね備えるに至った。これは とりもなおさず、スポーツカーを操る楽しさと
感動を与えてくれることになったのである。
且つ、その軽さは必然的にエコそのものなのだ。

2010年4月23日金曜日

メキシコ も


















この Mastretta も同じく2008年ロンドンショーで見かけた
クルマで、メキシコ版 Elise とでも言おうか。
Elise と同じく、接着されたアルミ構造材を用いてフロント部分
にはクラシュ・ストラクチャーを配置する等、そのコンセプトは
よく似ている。サイズもかなりエリーゼに近いと思う。
エンジンはスーパーチャージャー付きの
2.3L/Ford Cosworthで240馬力を発する。

リアビューも含めて、そのデザインは おおむね好感が持てる。
例のエリーゼのツリ目があまり好きで無い人にはいいかも
しれない。 ロータスほどの完成度は無いにせよ、
メキシコでもスペインでも、グローバルな視点で見て、
この様なクルマを企画デザイン、製作する のに充分な
アドバンテージを持った会社が、この世界でデビューしてくる
のは好ましい事である。

日本でも,かって京都のトミーカイラが200台前後の台数を
販売したのは、唯一、国内の成功例かもしれない。
富田さん、解良(かいら)さんもわざわざイギリスに工場を用意せずに、
日本で製作したかったに違いない。

世界的に見ても、これだけの自動車生産台数を誇る日本で、
こういう 小ロットのスポーツカーが とても生産しずらいという状況は
決して好ましいものではない。
日本の自動車文化の貧困さ を露呈するものではないか。

話は少しそれるが、最近の自転車ブームで、クラブメンバー
らしきグループで疾走するサイクリスト達が路上で目立つように
なってきたが、一般道で走行するその環境を考えると,
可哀そうなくらいの状況で走っている。
同じく、我々クルマ好きが走る環境を考えてみても、
その状況の貧しさを感じてしまう。これらの事を鑑みるにつけ、
日本は何が先進国なのかと疑問を感じること、しきりだ。

私はたまたま仕事柄、イギリスやアメリカの道路を走る機会が
あるワケだが、日本との圧倒的な差を目のあたりにすると
落胆せざるを得ない。話にならない。
日本の豊かさというものを、本当に真剣に再考すべきだ

失礼! つい苦言を呈してしまった。
でも大丈夫。私たちは自分の心を豊かにする方法を知っている。
それは、好きなクルマを所有し、それをコントロールする楽しみを
知り得ることなのだ。 いい人生、よい時間を !















2010年4月22日木曜日

スペイン




















高価なクルマの紹介ばかりで恐縮
だが、スペイン,バルセロナに本拠
を置く IFR Automotive 
製造する "Aspid" と称する車輌。
その性能はあなどることなかれ!
Honda S2000 のエンジンに
Vortechのスーパーチャージャー
を追加して400馬力を絞り出す。
最高速250Km/h,0-100Km/h
を2.8秒で走り切る
充分過ぎる。


ケーターハムよりひとまわり大きく見え、740Kg 有るが この馬力だったら充分だろう。
価格もスーパーで、£140000- もする。

但し、内容はハイテクで、ダッシュボードにはタッチパネルが付き、脱着するカーボンの
ステアリングにも数種類のコントロールボタンがある。もちろんエアコンも付いている。
6速ミッションもS2000用を使い、足にはツインプレートのディスクと
Toyo Proxes R888を履いていた。
ロンドン・ショーで見かけたが、かなり対候性は良さそうに見える。
ボデー,内外装共しっかり出来ていて、仕上がりはすこぶる良い。
その性能と照らし合わせたら、値段相応と言っていいかもしれない。

人と違ったクルマに乗ってみたい方、ご連絡お待ちします。 
スパニッシュで情熱的な走りが期待できそうですよ。

2010年4月21日水曜日

時 間 差























この看板が描かれた時代は
約50年前です。
おそらく、この価格はエンジン・レス
(駆動系無し)の値段だと思いますが、
それにし、てもこんな値段だったので
すね。
FOR ROAD or COMPETITIONと
書かれてますが、GINETTA G4
素性は最初からon road もできる
草レース(サンデーレース)用の
キットカーだったのです。
同じころスタートしたロータス6
同様でした。
そしてG4 はここにある通り、数々の
戦績を残しています。  エンジンは
フォードの997cc、1200cc、1500cc
から選べた様です。

ジネッタは、現代のCaterham Sevenの前身であるLotus Seven等とともに、素人が おそらく日常の足として使える
範囲を保ちつつ、サンデー・レースまで楽しめるバックヤード・スペシャルでした。
(英国の都市住宅はロンドン市内でさえ、ほとんどの家に裏庭・バックヤードが有り、そこでクルマ好きたちが
自分仕様のスペシャルなキットカーの組立を楽しむことができるスペースが有る。)
この状況は、もちろん今のジネッタやケーターハムにそのまま引き継がれています。
我が国では一部を除いて、この様なバックヤードは無いので、完成車で輸入しますが。

日本のお父さんたち 頑張ってください。 老後はこれで楽しみましょう。
アメリカのジジイ達は本物のGT40Lola T70で、サーキットを300Km/h でカッ飛んでますよ !

2010年4月20日火曜日

再び KIT CAR について






















この写真はしばらく前のDare UK
工場ですが、英国のキットカーもしくは
手作りで生産されるクルマは、
そのほとんどが50坪位から、大手(?)
のケーターハムやウエストフィールドでも
2~300坪の倉庫型工場で製作されています。
工房といった方が判りやすいかもしれない。

なかにはCaparo T1のような、すばらしい
仕上がりのクルマも有るが、そういうのは
値段もまたすばらしく、通常はFactory Buildの
クルマでも決してその出来ばえはあまり
誉められたものではない。

但し、Caterhamや一部のメーカーは,とても良い
クォリティーを保つようになってきました。
ひと頃のローバーミニの新車より壊れないくらいだ。

結局キットカーは造り手の方も、キットなのだから最後の仕上げは自分でやってね、みたいな感覚があって、
ドアの建て付けやボディーのチリ合わせ等の細かい部分はあまり気にせずに造っている場合が多いので、
高価だからといって出来がいいとは限らない。高価な理由は生産台数が極端に少ないからだ。
その辺さえ承知して買えば逆にこれほど面白いクルマは無い。だって、居住性なんかはほとんど犠牲にして
走り中心に振っているので、ライトウェイトの極致みたいなクルマばっかりだから、走ってて楽しくないハズがない。
エンジンや駆動系、前後のライト廻りのプラスチックパーツ等は量産車の部品が使われてる場合が多いので、
普段の修理代や継続の車検代等は国産車並みだと考えてよい。
維持費は思ったより安いし、軽いから燃費も良い。

極めつけは、オレって、なんていいモノ 手に入れてしまったんだろう !” と思うこと請け合いなのだ。
但し、助手席に座る女性の中には、喜んで又乗る人と 2度と乗ってくれない人かのどちらかなので、
念のため申し添えておきます。
            

2010年4月19日月曜日

KIT CAR とは

下の写真4枚組はUltima社のホームページに載ってるもので、
"当社の高性能GTR は日常の使用にも十分ご利用できます。
マークス&スペンサー(イギリスの代表的なスーパーマーケット)で買い物をして、
その荷物はご覧のようにサイドポンツーンに収納することができます。" 的な写真です。



















なんとまあ,親切な表示がされてるのですが、同じく別のページには
"当社はキットの状態でお客様に直接販売するのが基本で、
丁寧な解説書もお渡しするから、さほど苦労なく組み上げることができます。"
みたいな事が書かれてあるのだけれど、うっかり これを鵜呑みにしてはいけない。
Caterham Seven 等もキット売りしているのだけれど、素人がそんな簡単に
組み上げられるシロものではない。
UltimaのHP には一行だけ、Factory Built 可と書いてある。

確かにキットフォームで買うことは出来るが、充分こころして買うべし。
更に、キットのまま個人輸入しても、日本の車検の取得はとても困難なので
要注意だ。どうしてもキット買いして自分で組み立ててみたい人は
現地船積み前に、できれば買う前に当社御相談ください。
キット輸入して車検を取る方法が無いわけではありません。但し、この辺は
企業秘密みたいなものなので お任せいただいた方がよろしいかと思います。

それと、キット購入するとずいぶん安いように感じますが、これも充分吟味
すべきです。表示価格の中に全ての部品が含まれているとは限らないからです。

まあ、それはともかく、イギリスのキットカーの世界が面白いのは間違いない。
日本に この様な遊び心が無いのは残念でならない。 やっぱりイギリスは美味しい。

2010年4月18日日曜日

オーディオ





















日曜日はクルマを離れて別の話題にしてみようかと思いまして。

チョッと見にくいですが、私のオーディオ装置の一部です。
古い真空管アンプで、英国の QUAD IIQUAD 22です
写真左上に小さく見えるのがコントロールアンプ、中央がパワーです。
LP レコードでも50年代後半位からは録音技術も進歩して、
人間の耳で聞き分けることができる十分な情報量が録音されています。
もちろん、素晴らしい感動を得ることができるものです。

約5000枚のLPを所有してましたが、母が病気で倒れた際に、手放してしまいました。
私が聞くのはほとんどがJAZZ(主に50年代後半から)で、それに加えて
60年代のロックです。ツェッペリン以後はあまり判りません。
NEW JAZZ (前衛ジャズ) も聞きますが、とにかく頭の中は完全に60年代で、
超アナログです。

そして、極力LPを買うことにつとめ、最近の録音でどうしてもCDしか無い場合は
CDを買うのですが、これもこだわりでしょうか。
でも、一番の理由は上記のとおりです。それと、約30Cm角のLPジャケットは
例え印刷であろうとチョッとしたアートなのです。CD のサイズではそれが有りません。
クルマは仕事になってしまいましたが、私の趣味は、クルマとJAZZ です。
前にも書きましたが、趣味とは、その能書きが人に自慢できるものでなければなりません。  

えーと、長くなるのでこの辺で。

2010年4月17日土曜日

狭 き 門




















この標識を見落とすとロータス社にたどり着くことはできません。
ちなみに、この道は田舎道、 全幅7~8m しかない。
まさに、アンドレ・ジードの狭き門である。

でも、ちょっとビックリしたのは高速道路の出口の標識にも
"Lotus  Cars" とあった事です。

2010年4月16日金曜日

各々の こだわり
















   前出のオヤジ達はどうも この部品にこだわっていたようで, このあともしばらく議論百出でした。
   一方、カミさんは、......やっぱり無関心。
   

2010年4月15日木曜日

あえて 申し上げる。


私共業界が表示している価格についてですが、時たま、その値段はボッタクリじゃないかと言われる御仁もいらっしゃるのだけれど、
あえて、この業界にかわって申し上げておきたい事項なので一言。

我々もかなりのリスクと手間を背負いながら、この仕事をしています。
これは、たとえ大資本の会社であろうと成し得ない、また発想できない
仕事内容だと思っているし、会社として存続し、販売後のケアを考えると
決して過剰な利益は得ていないと確信するところです。

薄利多売はサービスの低下と会社の存続にかかわり、決して最良の方法とは
考えにくい。最終的にユーザーにとっても悪い結果になってしまう。
特に私共の商売として、やってはいけないことだと、今回つとに反省している。
弊社は、Lotus Elise や Ginettaの販売を日本で最初に手掛けてきたが、
当時の価格であるElise の 580万円は、今でも適正な値段だと考えている。

それともうひとつ、安くすまそうと思って(?)自分で輸入して乗ってみたいと
つい考えてしまいがちだが、これは、絶対にやめた方がいいと思う。
私共が取り扱っているクルマは、どれも一筋縄ではいかないものであって
特に、車検を取ってオン・ロード使用したいと考えた場合、やめたほうがよい。

最近の例では、Caterham R500 の予備検査を通すだけでも数カ月を要してしまった。
これを個人ユーザーがやってみると恐らく1年かかっても終わらないと思われるし、
その為の時間と費用と手間を考えると、とても割に合わない結果になるハズです。
通関一つとってみても、絶対に個人名で通関しないこと。さもないと10台分の
排ガス検査費用を一人で抱えることになる等、その他いろいろ。

以上、苦言を呈したようではあるが悪しからず、失礼申し上げます。































































2010年4月14日水曜日

Ultima GTR



このクルマも、先日のVenom GTと同様、
British Chassis with American V8 だが、また一味違う
出来ばえになっている。
但し、そのスペックはあなどれない。約990Kg のボディーに720馬力の
シボレーの6.3リッターV8 を搭載し、ポルシェ用5速ミッションを介して
叩き出す数値は0-100Km/h を2.6秒、0-100マイルは5.3秒、
最高速370Km/h。0-400M を9.9秒で走り切る。
Whoo........!  まったくイギリスは美味しい。
もちろんUltima GTRはロードカーで、グランド・クリアランスは
120mmを確保している。

ロータスやケーターハムもそうだが、
この手のクルマは自走でサーキット迄で行きそのままコースを走れてしまう。
まさに一粒で2度美味しいのである。
そのままの状態で、公道もサーキットも走れてしまうので、特別な出費は
必要ないから実に気楽に両刀使いができる。楽しいこと この上ない。

昨日のブログで見てのとうり、
Ultima社は一見、弱小なキットカー・メーカーに見えるがその技術力と
クォリティーは英国でも最上級の部類に入る。
工場内はとても清潔に保たれていた。日本ではあまり知られていないが、
是非、紹介しておきたい一台である。 御検討いただきたい。















2010年4月13日火曜日

奥は深い !!


























































写真左上がUltima Sports 社のほぼ全景とその内部です。
イギリスのキットカーはこんな所で製作されています。
ちなみにケーターハムはこの10倍位ありますが, ロータスは更に
ケーターハムの100倍位です。

10年ほど前、輸入・販売したことのあるSAFIR GT40
Ultima 社とさほど変わらない規模で、まるで古い馬小屋のような
たたずまいでしたが、そこで出来あがるGT40 は超弩級の仕上がりで、
値段も数千万円しました。

英国をあなどるなかれ !  奥は深い !!

2010年4月12日月曜日

速い......!

  Hennessey Venom GT
( ヘネシー・ヴェノム GT )
Venom on track
(写真をクリック)

上の写真は飛行場でのヴェノム GTの高速テストの模様だが、ヘネシー社は
自社のサイトで、英国シルバーストーンに隣接する公道での試走の様子も公開している。

シルバーストーンにはサーキットのエリア内に、レースカーの組み上げやメンテが出来る
個別のブースが有るのだけれど、もしかしたらVenomu GT はそこで最終仕上げを
やっているのかもしれない。 久しぶりに、価値ある一台になりそうだ

弊社は通常、英国のライトウエイト・スポーツを得意とするところだが、
かって4台ほど販売したことのあるSAFIR GT40 や今回のVENOM GT等、
やや大型ではあるけれどこの手の特殊なスポーツカーには今後とも注目して
いきたいと思っている。
これらのクルマには、英国マインドが色濃く反映されているからだと考えるが、
ん....., やはり、英国へのこだわり なのだろうと思っている。

2010年4月11日日曜日

日曜日
















今日は久しぶりにさわやかな日曜日。
此処は英国のCoventryの近くで、農場のそばにある広場です。

数年前に撮影したものですが、全画面表示してみてください。
気持ちのいい緑が広がります。
(2度クリック。画面の上下は調整してください)

イギリスはどこに行っても "British Green" です。

2010年4月10日土曜日

ついでに これも

Hennessey Venom GT (ヘネシー・ヴェノム GT)


"British chassis,handling with all-American powerplant"

以前からお伝えしているこのクルマ、Hennessey Venom GT についてもう少し詳しく。
エンジンはCorvetto ZR1用のLS9で、V8/725馬力がスタンダードとなる。
これをさらにアップ・グレードして1000~1200馬力まで用意出来るが、
日本国内で考える場合標準的な馬力でも十分だろう。 
もちろん、気合の入った人は1000馬力でオーダーすべし。
ブレーキはカーボンセラミックのローターが使用され、フロントはBrembo の6Pot、
リア4Pot。 変速機はRicardo。 ノーマル6速で、オプションとしてシーケンシャルも
用意できる。そして有り余るパワーを制御する為に、電子制御された
トラクションコントロールも併用される。
タイアはミシュランPS2、ボディーワークのみならずホィールまでカーボンという徹底ぶり。
リアウイングは電動アジャスタブル。車重1070Kg
以上のスペックがもたらす結果として、0-100km/hを2.5秒、
スタートから300Km/hに達するには14秒程しかかからない。

Hennessey はエンジンをテキサスの自社の設備で組み上げた後、
英国シルバーストーンに空輸し、そこでロータス・エリーゼのストレッチされた
軽量なシャシーとドッキングされ、ボディ-ワ-クを含めて最終仕上げされる。
エアコンとオーディオを組み込むことができるかもしれない。
ヘネシーとしては ヴェノムGTを、あくまで公道使用することを念頭においている。
又、当社向けには右ハンドル仕様も用意できる。

晴れて顧客となった人、はシルバーストーン又はテキサスのヘネシー社に
隣接するコースまる一日、このクルマのドライバーとなる為のオリエンテーション・
カリキュラムが受けられる

尚、生産は年間10台程度で、すでに4,5台の予約が入っている。
さて、どうする?