2010年4月1日木曜日

原 点 に 戻 る


Tamiya 1/12 Caterham Super Seven BDR Assembly Kit (10201)
             原 点 !


スポーツカーの運転を楽しむ為のセオリーとしては、とにかく車重を軽くすること。
これがなによりのチューニングです。700Kg以下、理想的には600Kgを切った
500Kg台。ケーターハムのSuperLightAriel Atomがこの手のクルマです。
これ以下の重量のクルマを造り上げるのは通常むずかしい。特にロードカーとしては。
つまるところ車重が700Kgを超えてしまうと、やはり軽さを味わいながら
運転を楽しむのは段々難しくなってくる。
"Light as Feather"ではなくなってしまいます。

軽さというものを心地よく感じる、例えば狭い路地裏の交差点で、一時停止をしてから
横切ろうとするときに、一瞬、フッ...とした軽さを感じます。
信号待ちのスタートの時もそうです。この一瞬が大事だと思うのです。
こういう場面は、都市部だろうが農村部だろうが、日本中で日常的に出くわす場面なので
特別な走り方をしなくても普段から気付くことがらです。
軽いということがいかに大切で、心地よいものか。ライトウエイトだからこそなのです。
段々と重くなってしまったElise・ExigeのType 2 以降、
何か物足りなさを感じてしまうのは実はこれらの点なのです。
国内で走行する場合、実用域は160Km/h位までなので,本当は100馬力も有れば
十分です。但し、180~200Km/h位で巡航しようとすると Type1 と Type2 では
徐々に差がでてきます。

どんなスポーツカーでも、特に大馬力であれば、そこそこのスピードに乗れば
楽しめてしまうのだけど、気楽な気持ちでそれなりの心地よさをいつでも
味わえてしまうのは、やはり小排気量のライトウエイトに勝るものは無いんだろうと
思われます。 ま、好き嫌いの問題もあるにせよ、気持ちよく走る為に少なくとも
力でねじ伏せる必要は有りません。
もっとも、今どきの大馬力、大型スポーツカーは種々のパワーアシストが有るので、
ねじ伏せる必要はないのかもしれませんが。
豪華さや居住性という点では確かに大排気量スポーツには敵わない。
しかし普段から気楽に、運転の楽しさと心地よさをいつでも味わえるのは
やはり小型ライトウエイトスポーツであろうと思います。

もちろん、大なり小なり 各々の良さは有るはずなので、
理想的には両方のクルマを所有するのが一番ですがね