2012年9月28日金曜日

Bentley

[autoguide]


Bentley は 何故 このクルマでレースをやらなければならないのか !?

いくら GT3 クラスへの参戦だとしても、素材としては決して最良の選択ではないだろうに。
もし、レースで ブランドの価値を知らしめようと企てるなら、
ベントレーには 過去にル・マンでの栄光があるではないか。 
なにも、今更 コンチネンタルGT でレースに臨まなくてもいい様な気がする。
もちろん、時間的なブランクがあるにせよ、もっと別のアプローチが有りそうなものだ。

そこで、筆者は 三つのストーリーを想像してしまう。
まず 一つは、コンチネンタルGT は プロダクション・カーとして出すものは出してしまったし、
やり尽くしたから レースでもやって来なさい という親ごころ !?

二つ目は、まず ベントレーで 当たりをつけて、次に 同じ系列の ブガッティを出してくる。
Veyron も同様に、やることはやってしまったし。 どちらも 親はフォルクスワーゲンだ。
両者とも、レースの素材としては 決して最適ではないが、技術的には可能だろうし、
更に 同列のアウディは、このところ十分な結果を生んでいる。

そして、三つ目は、本家のVWLMP1 もしくはF1 を極める為に、
この辺で ノウハウの蓄積をしておき、頂点のレース界を牛耳ってフォルクスワーゲンの
存在感を知らしめるという事。
いずれ 世界一の自動車メーカーを目論む VW としては、レースで勝てないなどという
みっともないマネは出来ないから、あらゆる段取りと経験を踏んでから、
頂点を目指そうとするのではなかろうか。 いかにも ドイツ人らしいではないか。

こんなことを想像するのは、ひねくれ者以外のなにものでもないが、
秋の夜長に 思いを巡らすには "最適" な素材だろう。

ま、取り敢えず この週末のパリに 出て来るだろうから、観てみれば !!