この6月から 順調な滑り出しを見せている "Tesla Model X" だが、
Tesla の CEO Elon Musk は、早くも 近い将来の計画として、フェラーリや
ランボルギーニ・クラスの EV スーパーカーを投入することを考え始めた様だ。
これはまだ、Musk 自信のWeb チャットで 表記されただけで、
正式なプレス・リリースではないが、高い可能性を秘めていると言ってよい。
第一弾のロードスターに始まって、Model X も 予定通りの推移をして行くであろうから、
次に考えるのは ハイ・レベルな スパースポーツ であっても 可笑しくはない。
むしろ、世界的、特にヨーロッパを中心とする ここ数年の EV の新車発表を見る限り、
セダンよりも スポーツ・タイプ、もしくは 高級スポーツカーとしての設定が多数を占めている。
これは、EV 黎明期の開発コストを考えると、高い価格帯でも 納得しやすいものとして、
新規参入しやすいマーケッティングであるのも事実だ。
大衆型EV セダンとしては、いまだに ニッサン・リーフとシボレー・ボルトが目につくだけで、
他の大手メーカーは、慎重を期するあまりか、コンスタントな市場モデルは出現していない。
もっとも、今回 Musk が意思表示した EV スーパースポーツに至っても、
その前段には、もう一車種、廉価なセダン、またはSUV を投入してくることも考えられる。
テスラはテスラなりの順序立てを ちゃんと考えていると思う。
レースの世界でも、先月末に FIA が "Fomula E" を承認したばかりで、
EV の大衆化と レース展開は まだ始まったばかりである。
"実質的に、" ここ1~2年がEV 元年であるといっても 過言ではないと想う。
まだまだ 想像しがたいレベルではあるが、時代は着実に "電界" を目指している。
しかし、殆んど音のしないクルマが 街やサ-キットをウロウロするのは、
いまひとつ しっくりこない気がするが、いかがなものか !?