2014年7月26日土曜日

The '60s Barchetta, You weren't really there !?

ATS Leggera

イタリアの Automobili Turismo e Sport(ATS)が 遠からず リリースする バルケッタ。
60年代を彷彿させる 2 シーターのロード・スポーツだ。
1.6リッター・ターボを フロント・ミッドに置き、50/50 の重量バランスを保ちつつ、
ステンレスのチューブラー・スペースフレームと アルミ削り出しのサスペンション・アーム、
アップライト、同じく 調整可能なペダルボックスにアルミ製のペダルが付き、
ブレーキ・バランサー等を特徴とする。 ご覧の様に、両サイドのドアは無い !
(でも、跨ぐのは た易いだろう。)

各モデルの標準装備は、Nardi-Torino Wooden Steering、クローム・ロールバー、
ATS ネーム入りの Smith メーター類、アルミ・スイッチノブ、アルミ・ガソリンタンク、
アルミ・ラジエーター等。
また、レザー・シートとインテリア・パネルの色はチョイス出来、車体色はソリッド。
LHD or RHD is OK。 尚、既に クルマの受注は始まっている。

オプションで、ワイア・ホィール、4点シートベルトとカーボン・シート、FIA Roll Bar,
また、足回りには Ohlins TTX、2.2 レシオのステアリング、ローズ・ジョイントをチョイスでき、
ミッションは ストレート・カットや 6速 Sequential Gearbox。
また、クロモリのシャシーも選択可能だ。 その他 ドライサンプ・キット、クイックリリース・
ステアリング等。 車体色も テーラー・メイド出来る。
細かいところでは、鍵付きのフードとサイド・ウインド(?)、トノカバー、LED or Xenon の
ヘッドライト、AIM Data Logging のデジタル・パネルもオプション出来る。

スタンダード・モデルの "300 Leggera " は、 210馬力で、5速マニュアル、
Quaife Defferential、6 Piston Calipers、Ohlins Adjustable Shocks、前後 Anti-Roll Bar
16-inch Alloys を装備、0-100Km/h は 4.3秒、最高速 220Km/h。
"365 Leggera " は、240馬力で、最高速は 235Km/h。 車重は 各650Kg。

"420 Super Leggera " は 5台限定で、Spoon Sport のチューニングによる
 2.2リッターHonda 280馬力(at 9000 rpm)。  Quaife 6速マニュアル、レース・スペック
のデフ。 クロモリのフレームに アルミ燃料タンクを有し、
Road / Race Mode の切り替えが可能だ。 最高速 256Km/h、0-100 は 3.6秒

更に "480 SS " に至っては、1.6リッター・ターボ 300馬力に。
フレームもアップグレード、0-100 は 3.3秒となる。
それにしてもこのサイズで 300馬力とはどんな性格のエンジンなのか !?
しかも Euro 5 準拠だというが。

420 を除いて、エンジンは GM 1.6リッターだというが、オペルかボクスホールだろうか。
尚、ATS のウェブ上での 420480 の車重は650Kg とあるが、600Kg の記載違いか ?
(マガジンによっては、600Kg だったり、燃料タンクも ステンレスが標準だとされてたり。)
結果、ATS は、下記の4タイプを用意している。

[detailed Specifications]
300 Leggera  365 Leggera  420 Super Leggera  480 Super Leggera SS


ATS Leggera

さて、この写真を見て、賢明な読者諸氏は Ginetta G20 を想い浮かべたことだろう。
でも 今回は イタリアの ATS(Automobilli Turismo e Sport)の話である。
但し、これは 60年代にあった ATS ではなく、新生 ATS での事だ。

それにしても、このカタチは G20 に酷似している。
どういう経緯で こういう事になったのか、これについて ATS のコメントは無いし、
メディアの記事にも、この件については 一切 見当たらない。
(ATS は デザインの一部を変更して、版権保護を除外するつもりか ? )
そもそも G20 は 89年に、創業メンバーの Walklett が会社を売り渡し、
新社長の Martin Phaff が、G33 とともに シェフィールドで製造していたのが G20 だ。

その後 Phaff も 2005年、LNT GroupeLawrence Tomlinson に会社を
売却している。
Tomlinson は 新生ジネッタを目指し、ウォークレット時代の G4G12 は切り離した。
(ただ、この分別には ワケがあるのだが、それは また別の機会に説明する。)
しかし その際、G20 だけは残して ワンメ-ク・レースも行っていた。
尚、Tomlinson は、旧ジネッタのパーツのサプライも行っていないし、そのつもりもない。

Phaff も なかなかの商売人だったが、自身の会社ごと Tomlinson に売却したハズで、
その際 G20 の版権も引き渡した様に思う。(それとも それだけ残したか !? )
しかし、今回の ATS は、Tomlinson が、WalklettsPhaff の時代の "旧ジネッタ "
を整理し、何らかのカタチで G20 を 現在の ATS に売却したものと想像される。
残念ながら Tomlinson とは面識がないので、近々に Phaff 本人に訊いてみることに
しようか。(ATS に訊いてみるか !? )

余談だが、現ATS がプロデュースする "2500 GT " も、
同じく Tomlinson が旧Farbio GTS を引き継いで "Ginetta G60 " として販売している
ものに 雰囲気がなんとなく似ている。 ボディー後部の処理はだいぶ違うけれど。
2500 GT については後述する。 けっこう いい感じだしネ ! )


通常、意匠権としてのデザインは 20年間保護されるので、G20 の版権は Tomlinson
から ATS の手に渡ったと考えるのが 順当だろう。
(それとも、 Phaff は 版権保護の確定日付を録ってなかったか !?  でも Phaff
ジネッタの商標権を日本でも申告しているので、其の辺は抜け目ないだろう。)
これらについては 本人に確かめてみるのが一番なので、近いうちに 確認しておく。

いずれにせよ、今回のATS Leggera は、旧ジネッタ時代のものから比べても
格段にグレード・アップされているものと想われ、その高くなった価格も含めて納得できる
クルマに仕上がっていると考えていいだろう。  いいじゃん !!

Ginetta G20 / RaceCar Buzz