数々の世界記録を生み出してきた Bonneville Salt Flats。
降雨と浸水の影響で、先週末に行われる予定だったイベントは 延期された。
今回は、とても珍しい記録も 生まれるハズだったが、
一応、この9月30日、もしくは10月3日に順延されることになりそうだと言う。
但し その最終決定は、遠からず行われる公式発表を待たねばならない。
(その後、イベントは 9月6日~9日 に再開されることに決まった)
Speed Week 2007
[last week]
日本でも 先週末、台風11号が 九州・西日本を中心に 記録的な降雨と河川の氾濫
を招いている。 多分 今後は毎年、一年を通じて この様な異常気象がスタンダード
となるだろう。 人間が 好き勝手な生業(なりわい)をした結果、神々や自然の怒りに
触れたのである。 少なくとも 今後50~100年、人々は この仕打ちを受けることに
なるだろう。 自業自得だ !!
更に、今後日本は 100~500年をかけてでも、この国土面積の中、
人口 7~8千万人で 国家としてランニング出来るモデルを創るべきである。
この広さで 一億人超えは多すぎる。
さて余談だが、日本は未曽有の高齢化により、あまり役に立てない年寄りが(失礼 ! )
増えるばかりだ。 年齢構成のバランスが崩れていくのは明らかである。
私は この仕事をするにあたって、イギリスやアメリカの国土やその広さ、使い勝手、
社会資本の充実度 等を鑑みるにつけ、渡航するたびに感じていることだが、
日本は常に、欧米から30年以上の遅れをとっていると感じること しきりだ。
50年以上か !?
これらのことは、観光で海外を訪れただけでは 絶対に理解できていない。
広い意味で我が国は、世界で一番 時間とカネ(ガソリンも)を無駄に使っている。
特に 街をクルマで走っていて感じるのだが、歩道もロクに整備されていない道路に
家々が立ち並び、都会では わずか2~30坪の土地と家屋に数千万円も費やし、
そのローンを一生背負いながら、人々は その人生を終えなければならない。
しかも 街には無数の信号機と電柱がはびこり、日本の都市の景観はデタラメだ !
古き良き街並みは 各都市の極く一部に散見されるものの、
日本於ける都市の景観は、ほぼ 破壊しつくされたと断言してよい。
この状態で どうやって観光立国を標榜するのか、私には 甚だ疑問だ。
日本の美しさを求めて訪れていただく外国の方々に対して、失礼ではないのか !?
かろうじて、日本人の "人の良さ " が それを補ってくれるだろうが。
僭越ではあるが私はかって、早稲田大学で建築を学ぶ学生さんを相手に 教室で、
東京と京都・横浜を例にとり、都市の景観とその創造について2時間ほどの講義を
させていただいた。 その際、既知である横浜市の都市計画室長も同席してくれている。
素人の私の話だから、若者がどれだけの理解を示してくれたかは定かでないが、
たとえわずかでも、感じ入ってくれた手応えはあったと自負している。
(余談が続くが、スバル・富士重工の社員有志が軽井沢で(!)夏期セミナーを行った際に、
英国のキット・カーを中心に、そのクルマ事情について話をさせてもらったたこともある。)
さて、日本の週末の(有料)高速道路は、10~20Kmの渋滞が常態化している。
(イギリスもアメリカも、高速道路は無料です。)
カネを払っても 自転車と同じくらいのスピードしか出せない道路に対し、
怒りを顕(あらわ)にしない国民は 異常だ と認識すべきだ。
一般道でも、たった 1Km を走るのに 5回も6回も信号待ちをしなければならない国は、
間違っている。 アホだ ! (ベッテル流に。 でも 彼ならこう言う。 "Shit !! " )
しかしながら、世界には(特に英国では)ドライビングを趣味とし、それを楽しむ事が
出来るクルマが 数多く存在し、気持ちのいい景観の中、その国民は同様に楽しみを
享受し、自身の人生を充実させながら過ごしている。
日本では、まず走り出すだけでも、輸入登録を含めて 過剰なカネと時間を費やして
自身のプライオリティーを確立し、維持して行かなければならないのが現状である。
私の仕事は これらの事を是正し、少しでも多くのユーザーが 真っ当な楽しみ方を
して、充実した人生を過ごすことが出来るように努力するものだと 認識している。
だから、どうか皆さんも 頑張って英車を維持し それを駆使して楽しむ努力を
して頂きたい !
同時に、クルマを売る側としても ただ 輸入して売るだけでなく、
これらの問題、日本と英・米の格差を出来る限り無くす事に努め、無駄な時間とカネを
使うことなく、欧米と同じ車を 日本でも気軽に楽しむことが出来るよう 尽力しなくては
ならない。 同じく ユーザーも、日本にいれば どんなクルマでも簡単に入手でき、
乗り回すことが出来るなんて思うのは、大きな間違いであるという事に 気付くべきだ。
売る側は、国内登録するために 大変な努力をしているということも知っておいて欲しい。
世界には 日本で見たことも聞いたこともないクルマが 多数存在する。
日本に輸入されているのは、その一部に過ぎない。
もちろん その全てが いい車とは限らないが、我々の心を擽(くすぐ)る素晴らしいい
クルマがたくさんあるし、今後も 新たに登場してくるのは 間違いない。
日本が 世界の一流だなんて 勘違いしてはいけない。
特に、我々が興味を示すクルマの世界では ネ !!
そして 当面の楽しみは、深夜の都会か 伊豆半島の山々、週末のサーキットだろうか。
(今週後半から約一週間、Lugna Seca を中心としたイベント が開催されるが、
その規模と楽しみ方には 日本のそれと比べて、大人と子供ほどの差があるのを
日本国民は 御存知か !? )
Pebble Beach Concours d'Elegance Monterey Car Week
Gooding & Company / Auctions
Past Monterey Event another Event
人生は一回勝負、各人は堂々と その時間を楽しく過ごすべきである。
頑張りましょう ネ !! [いい人生]