2014年8月11日月曜日

Bonneville last Week


数々の世界記録を生み出してきた Bonneville Salt Flats
降雨と浸水の影響で、先週末に行われる予定だったイベントは 延期された。

今回は、とても珍しい記録も 生まれるハズだったが、
一応、この9月30日、もしくは10月3日に順延されることになりそうだと言う。
但し その最終決定は、遠からず行われる公式発表を待たねばならない。
(その後、イベントは 9月6日~9日 に再開されることに決まった)

Speed Week 2007

bonneville
[last week]

日本でも 先週末、台風11号が 九州・西日本を中心に 記録的な降雨と河川の氾濫
を招いている。 多分 今後は毎年、一年を通じて この様な異常気象がスタンダード
となるだろう。 人間が 好き勝手な生業(なりわい)をした結果、神々や自然の怒りに
触れたのである。 少なくとも 今後50~100年、人々は この仕打ちを受けることに
なるだろう。  自業自得だ !!

更に、今後日本は 100~500年をかけてでも、この国土面積の中、
人口 7~8千万人で 国家としてランニング出来るモデルを創るべきである。
この広さで 一億人超えは多すぎる。


さて余談だが、日本は未曽有の高齢化により、あまり役に立てない年寄りが(失礼 ! )
増えるばかりだ。 年齢構成のバランスが崩れていくのは明らかである。
私は この仕事をするにあたって、イギリスやアメリカの国土やその広さ、使い勝手、
社会資本の充実度 等を鑑みるにつけ、渡航するたびに感じていることだが、
日本は常に、欧米から30年以上の遅れをとっていると感じること しきりだ。
50年以上か !?
これらのことは、観光で海外を訪れただけでは 絶対に理解できていない。

広い意味で我が国は、世界で一番 時間とカネ(ガソリンも)を無駄に使っている。
特に 街をクルマで走っていて感じるのだが、歩道もロクに整備されていない道路に
家々が立ち並び、都会では わずか2~30坪の土地と家屋に数千万円も費やし、
そのローンを一生背負いながら、人々は その人生を終えなければならない。
しかも 街には無数の信号機と電柱がはびこり、日本の都市の景観はデタラメだ !

古き良き街並みは 各都市の極く一部に散見されるものの、
日本於ける都市の景観は、ほぼ 破壊しつくされたと断言してよい。
この状態で どうやって観光立国を標榜するのか、私には 甚だ疑問だ。
日本の美しさを求めて訪れていただく外国の方々に対して、失礼ではないのか !?
かろうじて、日本人の "人の良さ " が それを補ってくれるだろうが。

僭越ではあるが私はかって、早稲田大学で建築を学ぶ学生さんを相手に 教室で、
東京と京都・横浜を例にとり、都市の景観とその創造について2時間ほどの講義を
させていただいた。 その際、既知である横浜市の都市計画室長も同席してくれている。
素人の私の話だから、若者がどれだけの理解を示してくれたかは定かでないが、
たとえわずかでも、感じ入ってくれた手応えはあったと自負している。
(余談が続くが、スバル・富士重工の社員有志が軽井沢で(!)夏期セミナーを行った際に、
英国のキット・カーを中心に、そのクルマ事情について話をさせてもらったたこともある。)

さて、日本の週末の(有料)高速道路は、10~20Kmの渋滞が常態化している。
(イギリスもアメリカも、高速道路は無料です。)
カネを払っても 自転車と同じくらいのスピードしか出せない道路に対し、
怒りを顕(あらわ)にしない国民は 異常だ と認識すべきだ。
一般道でも、たった 1Km を走るのに 5回も6回も信号待ちをしなければならない国は、
間違っている。 アホだ !  (ベッテル流に。 でも 彼ならこう言う。 "Shit !! " )

しかしながら、世界には(特に英国では)ドライビングを趣味とし、それを楽しむ事が
出来るクルマが 数多く存在し、気持ちのいい景観の中、その国民は同様に楽しみを
享受し、自身の人生を充実させながら過ごしている。
日本では、まず走り出すだけでも、輸入登録を含めて 過剰なカネと時間を費やして
自身のプライオリティーを確立し、維持して行かなければならないのが現状である。

私の仕事は これらの事を是正し、少しでも多くのユーザーが 真っ当な楽しみ方を
して、充実した人生を過ごすことが出来るように努力するものだと 認識している。
だから、どうか皆さんも 頑張って英車を維持し それを駆使して楽しむ努力を
して頂きたい !

同時に、クルマを売る側としても ただ 輸入して売るだけでなく、
これらの問題、日本と英・米の格差を出来る限り無くす事に努め、無駄な時間とカネを
使うことなく、欧米と同じ車を 日本でも気軽に楽しむことが出来るよう 尽力しなくては
ならない。 同じく ユーザーも、日本にいれば どんなクルマでも簡単に入手でき、
乗り回すことが出来るなんて思うのは、大きな間違いであるという事に 気付くべきだ。
売る側は、国内登録するために 大変な努力をしているということも知っておいて欲しい。

世界には 日本で見たことも聞いたこともないクルマが 多数存在する。
日本に輸入されているのは、その一部に過ぎない。
もちろん その全てが いい車とは限らないが、我々の心を擽(くすぐ)る素晴らしいい
クルマがたくさんあるし、今後も 新たに登場してくるのは 間違いない。
日本が 世界の一流だなんて 勘違いしてはいけない。
特に、我々が興味を示すクルマの世界では !!

そして 当面の楽しみは、深夜の都会か 伊豆半島の山々、週末のサーキットだろうか。
(今週後半から約一週間、Lugna Seca を中心としたイベント が開催されるが、
  その規模と楽しみ方には 日本のそれと比べて、大人と子供ほどの差があるのを
  日本国民は 御存知か !? )
Pebble Beach Concours d'Elegance   Monterey Car Week
Gooding & Company / Auctions
Past Monterey Event   another Event

人生は一回勝負、各人は堂々と その時間を楽しく過ごすべきである。

頑張りましょう  !!        [いい人生]